2022年4月16日土曜日

痛風 サプリ&チェリー

痛風の特徴として、いわゆる

肥満体の人がり患しやすい傾向が見られます。

アメリカを見てみると、よく日本人では

あまり見かけないような

かなりの肥満体型をしている人を見かけますね。

普段から肉料理やチーズのような

カロリーの高い食事をしていて、

炭酸飲料を大量に飲んでいる人も多いので、

肥満になる人も少なくないわけです。

そこでアメリカ人の中でも、

痛風で苦しんでいる人も少なくありません。

そんなアメリカでは、痛風の民間薬として

アメリカンチェリーが昔から使われていました。

アメリカンチェリーに限らず、チェリーには

痛風の予防効果が期待できます。


ここでひとまず、なぜ痛風のあの激痛が起きるか

について簡単に説明しましょう。

痛風が起きるのは、尿酸によるものです。

尿酸はDNAやRNAといった

私たち生き物の細胞の中にある核酸を分解した

最終産物のことで、老廃物の一種です。

尿酸そのものは私たちにとって不要なものであるものの、

一方で私たちに害をもたらすものではありません。

尿酸が作られると、尿や便として体外に排出されます。

一定量の尿酸が私たちの体内にはありますが、

それは問題ないわけです。

ところが偏った栄養バランスの食生活を続けているとか、

ストレスがたまっているなど生活習慣に問題があると、

尿酸の生成と排出のバランスが崩れてしまいます。

その結果、過剰に尿酸がたまってしまうわけです。


尿酸は通常血液の中に溶けているのですが、

過剰に尿酸が発生してしまうと

血液の中に溶けきらなくなります。

その結果、尿酸が結晶になってしまうのです。

尿酸そのものは問題なくても、

結晶化してしまうと問題になります。

結晶化した尿酸は、関節に溜まってしまいます。

この結晶化した尿酸を私たちの体は異物とみなしてしまいます。

ウィルスや細菌に攻撃を仕掛ける白血球も排除するために、

尿酸に向かって攻撃を仕掛けます。

この時に関節に炎症を引き起こします。

この炎症が、風にあたっても痛いという激痛を

引き起こすわけです。

痛風は足の親指で発症することが多いです。

これも普段二足歩行をするので、重力の関係で結晶化した尿酸が

足に溜まってしまうことが関係しています。


そこでなぜチェリーが痛風に効果があるかというと、

チェリーに含まれているフラボノイド混合物が関係しています。

フラボノイド混合物の中には、

プロスタグランジンという成分があります。

このプロスタグランジンが痛風対策のカギを握ります。

プロスタグランジンはまず尿酸値を低くする効果があります。

痛風は過剰に尿酸のたまることによって発症するので、

尿酸を溜めないようにすることは大事です。


そしてプロスタグランジンにはもう1点、

関節痛の原因となるホルモンの働きを阻害します。

つまり 結晶化した尿酸が関節に溜まって、

炎症を引き起こす原因を

抑制することで発作を起こしにくくできるわけです。


ですから痛風対策として、

チェリーを食べる習慣をつけることは大事です。

ただしチェリーを摂取するといっても、

果物として食べる場合には

1日アメリカンチェリー20個くらいを

摂取する必要があります。

これを毎日続けるのは、なかなか厳しいはずです。

途中で二度とアメリカンチェリーは

食べたくないと思ってしまうかもしれません。


そこで最近ではチェリーの配合されている

サプリメントも販売されています。

サプリメントであれば、1日数粒摂取するだけで

痛風予防の効果の期待できる摂取量になります。

中にはチェリーがもともと苦手という人もいるでしょう。

そのような人でもサプリメントであれば、

無味無臭に加工されているので

チェリーの味を気にすることなく

毎日摂取できると思います。

痛風の気になる人は、チェリーのサプリメントを

摂取してみるのはいかがですか?