2022年3月17日木曜日

痛風に たまねぎ?

痛風は、激痛が走るのが特徴です。

足の親指の付け根によく発症し、

ピークの時には何もできなくなるくらいの激痛。

痛風発作が起きてしまったのであれば、

動けるようになった段階で

速やかに専門の病院で受診することが重要です。


しかし、その他にも、

いろいろな民間療法が紹介されています。

その中でも比較的身近で対処できる方法の中の一つに、

たまねぎを食べるという方法があります。


たまねぎを実際に食べることで、

痛風の発作の症状が緩和したという人もいます。


ホントに?


また発症予防の効果があるという事例も

実際に報告されています。

たまねぎには、血液をサラサラにするという

浄化作用のあることで知られていて。


血液をサラサラにする過程で、

血液に含まれている余計なものを取り除けます。

そもそも痛風の発症する原因は、

尿酸が血液の中の過剰に含まれていることです。

尿酸が過剰に含まれると結晶化してしまって、

関節に沈着します。

そうすると結晶化した尿酸の集まったところで

炎症を引き起こし、

激痛を発生させるわけです。

尿酸はプリン体という物質を肝臓で

分解するときに発生する、老廃物の一種です。

たまねぎを摂取することで、

尿酸のような老廃物もどんどん除去されて、

結晶化するリスクを抑え、痛風の発作の発症リスクを

軽減できる、ということらしい。


では痛風予防のために、たまねぎは

どのようにして摂取すればいいのでしょうか?

その方法は、オニオンスライスといって、

生の状態で薄切りにしたたまねぎサラダという形で

食すのがベストらしい。

熱を加えるなどの調理をすると、

たまねぎの有効成分が飛んでしまう恐れがあります。

有効成分をなるべくそのままの状態で食べるのであれば、

余計な手を加えないようにすることが大事です。

通常オニオンスライスにする時には、水にいったん

さらす という方法をとるのが一般的です。


しかし痛風対策としてオニオンスライスを

食べるのであれば、水にさらさずに

食べた方がいいでしょう。

水にさらすだけでも多少有効成分が

出ていってしまう恐れがあるからです。

水にさらさないので辛味がかなり残ってしまいますが、

足の激痛に襲ってほしくないというのであれば

我慢して食べてみる価値があると思います。


ただし注意をしたいのは、

たまねぎを使って痛風対策をするのは

あくまでも民間療法の域を出ないということです。


つまり実践をした所で、万人に思っているような

効果が出るとは限らないという点です。

劇的に痛みがなくなったという人もいれば、

あまり症状に変化がなかったという人もいます。

もし足の付け根などに

何かぶつけた心当たりがないにもかかわらず

痛みを感じるというのであれば、

医者に診せて適切な治療を受けるべきです。


その上で、たまねぎを摂取する方法も併用すれば、

相乗効果でより症状の軽減される可能性は期待できます。

痛風に たまねぎが一定の効果を発揮する、このことは

頭の中に入れておいてもいいと思います。