2022年1月9日日曜日

痛風 回復

この夏は痛風発作が発症して、

酷い目にあいました。

約2カ月間もロクに歩けませんでした。

患部は、足のアキレス腱のあたりでした。

体重のかかる箇所なので、歩行困難なのです。


普通、痛風発作は10日間ほどで治まる、

と言われていますが、

私のように痛風歴が長いと、治りも遅いのです。

年齢のせいもあるかもしれませんが、

治りが遅いということは、

痛い期間も長い、ということです。


さて、ようやく足の腫れも引き、

痛みもなくなりました。

まあ、2カ月も経っているのですからね。


ですが、後遺症というべきなのか、

まだ足は万全じゃないんです。

今回の場合だと、足首が硬いのです。

可動範囲が狭くなっているというか・・・

無理に曲げようとすると、痛いのです。

通常より、かなり動かなくなっています。


これはある程度時間がたつと、

復旧して元に戻ります。

それは、どれくらいなのか?


漢方(東洋医学)の考え方ですと、

20年かかって悪くなった病気を

治癒、もしくは改善するためには、

その半分の期間、

つまり、10年は かかるそうです。

そう簡単には、治らない・・ということで。


この考えによると、2カ月間、

激痛で腫れあがっていた

私のアキレス腱、および足首は、

完全に回復するまで あと1カ月は かかる、

ということでしょうか。


もう歩くのには支障がありませんが、

階段の下りが まだ上手く降りられません。


平地なら、大丈夫。

走ることだってできます。

ただし、私の場合、

歩くスピードも走るスピードも 

ほぼ同じですが。


あと、座っていて、急に立ち上がる時とかは、

少しヨロけたりします。

急に体重が かかるからでしょうか。


な~んか、情けない限りです。

そんなヤワな足腰では なかったのですが。


先日も、テイクアウトの弁当屋に

弁当を買いに行きました。

夕食どきには少し早いせいか、

他に誰もお客さんはいません。


その弁当屋は狭い店内を、

若くて綺麗な おねえちゃんが

一人で忙しそうに切り盛りしています。


「いらっしゃいませ! 

お客さま、奥へ どうぞ~っ!」


私は椅子に座って、注文をして、

しばらく弁当ができあがるのを

待つことにしました。


「もうしばらくお待ちくださいねっ!」


店員のおねえちゃんは、笑顔をたやさず、

それでいて、テキパキと弁当を作りはじめました。


長い髪をまとめ上げ、白い清潔感あふれる帽子。

作業は手慣れていて動作は早く、

お客さんを待たせまい、という

誠意のようなものが感じられます。

飲食店勤務のせいか、化粧っ気はあまりなく、

それでいて、最小限度の身だしなみ。

白い肌、大きな目。

いつも絶やさない笑顔。


先程から、痛風の話より

おねえちゃんの話の方が多いような気もしますが、

気にしては いけません。 


「お客さま、お弁当、

お待たせしましたぁ~っ!」


私は弁当を受け取って支払いをしようと、

椅子から立ち上がろうとした・・・・そのときでした。


ヨロッ!!


足首に突然来る激痛。

病み上がりだということをすっかり忘れていて、

急に立ち上がっためか、

椅子からヨロけて、ひっくりかえりそうになる私。


「だっ、大丈夫ですかぁっ!?」


びっくりして、私の元に駆け寄る、

店員の綺麗なおねえちゃん。





・・・・狙ったわけじゃないですよ (笑)。