この夏は痛風発作が発症して、
酷い目にあいました。
約2カ月間もロクに歩けませんでした。
患部は、足のアキレス腱のあたりでした。
体重のかかる箇所なので、歩行困難なのです。
普通、痛風発作は10日間ほどで治まる、
と言われていますが、
私のように痛風歴が長いと、治りも遅いのです。
年齢のせいもあるかもしれませんが、
治りが遅いということは、
痛い期間も長い、ということです。
さて、ようやく足の腫れも引き、
痛みもなくなりました。
まあ、2カ月も経っているのですからね。
ですが、後遺症というべきなのか、
まだ足は万全じゃないんです。
今回の場合だと、足首が硬いのです。
可動範囲が狭くなっているというか・・・
無理に曲げようとすると、痛いのです。
通常より、かなり動かなくなっています。
これはある程度時間がたつと、
復旧して元に戻ります。
それは、どれくらいなのか?
漢方(東洋医学)の考え方ですと、
20年かかって悪くなった病気を
治癒、もしくは改善するためには、
その半分の期間、
つまり、10年は かかるそうです。
そう簡単には、治らない・・ということで。
この考えによると、2カ月間、
激痛で腫れあがっていた
私のアキレス腱、および足首は、
完全に回復するまで あと1カ月は かかる、
ということでしょうか。
もう歩くのには支障がありませんが、
階段の下りが まだ上手く降りられません。
平地なら、大丈夫。
走ることだってできます。
ただし、私の場合、
歩くスピードも走るスピードも
ほぼ同じですが。
あと、座っていて、急に立ち上がる時とかは、
少しヨロけたりします。
急に体重が かかるからでしょうか。
な~んか、情けない限りです。
そんなヤワな足腰では なかったのですが。
先日も、テイクアウトの弁当屋に
弁当を買いに行きました。
夕食どきには少し早いせいか、
他に誰もお客さんはいません。
その弁当屋は狭い店内を、
若くて綺麗な おねえちゃんが
一人で忙しそうに切り盛りしています。
「いらっしゃいませ!
お客さま、奥へ どうぞ~っ!」
私は椅子に座って、注文をして、
しばらく弁当ができあがるのを
待つことにしました。
「もうしばらくお待ちくださいねっ!」
店員のおねえちゃんは、笑顔をたやさず、
それでいて、テキパキと弁当を作りはじめました。
長い髪をまとめ上げ、白い清潔感あふれる帽子。
作業は手慣れていて動作は早く、
お客さんを待たせまい、という
誠意のようなものが感じられます。
飲食店勤務のせいか、化粧っ気はあまりなく、
それでいて、最小限度の身だしなみ。
白い肌、大きな目。
いつも絶やさない笑顔。
先程から、痛風の話より
おねえちゃんの話の方が多いような気もしますが、
気にしては いけません。
「お客さま、お弁当、
お待たせしましたぁ~っ!」
私は弁当を受け取って支払いをしようと、
椅子から立ち上がろうとした・・・・そのときでした。
ヨロッ!!
足首に突然来る激痛。
病み上がりだということをすっかり忘れていて、
急に立ち上がっためか、
椅子からヨロけて、ひっくりかえりそうになる私。
「だっ、大丈夫ですかぁっ!?」
びっくりして、私の元に駆け寄る、
店員の綺麗なおねえちゃん。
・・・・狙ったわけじゃないですよ (笑)。