2022年1月10日月曜日

痛風 サウナ

「サウナ」は最高です。


前方が霞むほどの、蒸すような白い蒸気。

毛穴が開くほどの大量の発汗。

血行が良くなり、体中の水分が滴り落ちるほどの、

とめどない水分排出。

忍耐の限度を超える体温上昇・・・ああ、もう限界!


そして、大量の発汗とともに

体内の老廃物を洗い流すため・・・一気に冷水を浴びる!

サウナから出た、その後は、冷たいビールが待っています。


ごく・・ごく・・ごくごくごく・・ごく

ぷはぁ~~っ!!


もう・・最高ですっ!

たまりませんっ。


・・・と、いうようなことを20歳代のときの私は、

しょっちゅう やっておりました。


最近知ったのですが、

コレって「自殺行為」だったのですね?


サウナでの大量の発汗のため、

(水分不足だと)いわゆる

「どろどろ血液」になってしまいます。

さらに、冷水を浴びることで、

急激な温度差で体にダメージ!

血圧が上昇するうえに、

「脳の毛細血管が切れる可能性」さえあるそうです。

そして、とどめのビール。

アルコールが体内に入ってきて、一気に血圧上昇!


・・と、いうわけで、一歩間違えたら

「あなたの知らない世界」へ逝ってしまうそうです。



そ~ゆ~ことを平気で、私は常日頃、

やっておりました。

そのときは若かったから何ともありませんでしたが、

今、同じことをやったら

「あっち」へ逝ってしまうのでしょうね?


痛風的に考えると、「サウナ」は痛風の大敵です。

おまえが言うな、という感じですが。


まず、体内の尿酸は、

大部分が「尿」から排泄されます。

「便」からもホンの少しですが、排泄されます。

「汗」からは、ほぼ排泄されません。

ゼロではありませんが、皆無に近いです。


だから、サウナで汗をかいて

「尿酸値が下がる」という考えは間違いです。

どれだけ汗をかいても、

尿酸が汗によって排泄されることは、まずありません。

むしろ、大量の発汗により、

尿を排泄するのが減少するので、

「尿酸値は上がる」でしょう。



サウナには、「疲労回復効果」

「新陳代謝を活発にする」など、

健康には望ましい効果もあるのですが、

痛風患者には、あまり向いていないようです。


どうしても入るならば、大量の水を、

神経質なくらい水分補給をしてください。

それこそ、5分おきにサウナ室から出ては、

水を飲む、みたいな感じで。


誰ですか!?

水分補給と聞いて、

「ビール」を飲もうとする人は!?


いやあ・・昔の私ですけどね、それって。

よく生きていました、いや、ホント。