2022年10月14日金曜日

痛風 絶食

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◆ 痛風 断食

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痛風を改善しようとして「絶食」するのは駄目です。

断食とか、するべきじゃありません。


絶食しても断食しても「痛風は治りません」


むしろ、体力を落として健康を害する可能性があります。

痛風改善目的で、断食・絶食などをすることには、反対です。


痛風は生まれつきの体質など、さまざまな複合的な要因で

罹病するので、原因をただ一つに特定することは困難です。


痛風といえば、尿酸値が高い(尿酸値 7.0mg/dl以上)ことが

痛風(高尿酸血症)の直接の原因ですが、

その、尿酸値をあげてしまう要素の一つに

「肥満」があります。


なんで、肥満が駄目なのか。


男性の場合、肥満になると

内臓に脂肪がついてしまうのです。

いわゆる、内臓脂肪です。

(女性の場合は、皮下脂肪につきやすい)


で。

この内臓脂肪が増加すると、内臓脂肪が

ホルモンに似た物質を分泌してしまうのですよ。

この物質に「尿酸値を上げてしまう作用」があるので。


だから、肥満解消のため、

絶食したり断食したりして「痩せよう」と試みるのは、

理に かなっている、というか、

見当違いの行動でもないのです。


現実に、肥満を解消しただけで

「尿酸値が下がった」という人もいますしね。


ですが、痛風の要因は、「肥満だけじゃない」ので。


一番大きい要素は、生まれつきの体質。

持って生まれた体質です。


「尿酸を体内で作りすぎる体質」もしくは、

「尿酸の排泄が弱い体質」あるいは、

「その両方を兼ね備えた体質」


これらの体質の人が痛風に なりやすいです。


確かに「肥満解消」は痛風改善の第一歩ですが、

痛風の原因は、それが全てでは ありません。

つまり、肥満解消しても「尿酸値が下がらなかった」

という人もいるのですから。


肥満解消は、

数多くの痛風リスクのうちの一つに過ぎません。


でも、一つ一つ、痛風リスクを外していくことが

痛風改善の近道なんでしょうけどね。


・・・・いうわけで、断食・絶食の話。


「痩せているのに痛風」という人も世の中には、

いるのです。

「痩せていても尿酸値が高い」というわけです。


これは、もう・・持って生まれた体質です。


子供なのに、尿酸値が高いとか。

中学生だけど、尿酸値 11.0mg/dlだとか。


遺伝です。

体質です。


痩せることだけが痛風対策じゃないんです。

断食しても駄目なモノは駄目。


それにね。

断食すると、体力が落ちるのですよ。


人間の体には、まず、脳に絶対的に「たんぱく質」が

必要なんです。


絶食・断食によって、食事が口から入ってこないと、

タンパク質を摂取できないと、脳にタンパク質が

入ってこなくなるので、体内の筋肉を溶かして

タンパク質を摂取するのです。


自分の体の筋肉を溶かすのですよ!?

昆虫じゃあるまいし!


絶食すると、骨と皮になる、というでしょ?


あれは大げさでも なんでもなく、

ホントに骨と皮になるんですよ。


キンニクというと、腕っ節とか、太腿とか、

そういうイメージがあるでしょ?


でも、全身、いたるところに

筋肉がありますから。


重い頭を支える首にも筋肉はあるし、

内臓を支えているのも筋肉ですし。


筋肉が無い、ということは体力がない、

人間を生命体と考えたとき、生存能力が低下する、

ということです。


絶食なんか、するべきじゃありません。

しっかり食べなきゃ。


プリン体の多い食事を制限するどころの話じゃないです。

死んじゃいますよ。


私の知り合いの女の子、

(ぽちゃっ、として太めの女の子だったので 

気持ちは わかりますが)

断食して、体調を崩して病院に運ばれちゃいましたよ。


断食とか、絶食とか、するべきじゃないです。

ああいうのは、修行中の高僧とか、

そういう人に任せておけばいいんです。


痛風だから、痛風改善のために

絶食するとか、断食するとか、絶対に

やめておいたほうがいいです。


まったく推奨できません。


2022年10月13日木曜日

内閣総理大臣発明賞 フェブリク

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◆ 内閣総理大臣発明賞 フェブキソスタット

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フェブリク錠(フェブキソスタット)が、なんと、

「内閣総理大臣発明賞」という賞を受賞していたのですね。


物知らずの私は、フェブキソスタット(フェブリク錠)が

「内閣総理大臣発明賞」を受賞していたことを

知らないばかりか、そもそも、

「内閣総理大臣発明賞」という存在すら、

知りませんでした。


内閣総理大臣発明賞?

なに、それ。


“内閣総理大臣”という冠がついているだけあって、

最高峰に近い賞なんだそうで。


なんで、フェブリクが

そんな賞をいただいたのかというと、

従来より種類の少なめであった、

痛風・高尿酸血症の治療薬で

画期的な痛風治療薬なんだそうです。


たしかに、

副作用が少なめで尿酸値を下げる効果が大きい、という 

うたい文句ですからね。

痛風治療薬といえば、ザイロリックが有名でしたが、

ここ数年で、あっという間に、

フェブリクが痛風市場を席巻してしまいましたし。


さらに、日本発の新薬であるフェブリクが、

これは凄い治療薬だ、と世界中に広まって、

痛風治療・高尿酸血症の治療薬として大きく貢献した、

というわけで。


そういえば、最近では、痛風治療薬といえば、

フェブリク錠、という感じですからね。


昔から、ザイロリックを飲んでいる人は、そのまま継続して

飲み続けている人も多いでしょうけど、これから

飲み始める人ならば、普通、フェブリクを選ぶでしょう。

っていうか、病院で医師はフェブリクを処方するでしょう。


フェブリクが副作用が少なめ、の理由の一つとして、

多経路排泄、ということにあります。


つまり、ザイロリックは、代謝の最終老廃物の排泄経路を

腎臓にだけ、頼っている感じなのに対して、

フェブリクは、腎臓と胆汁からも代謝できるのです。


ザイロリックは腎臓が悪い人には、

負担が大きくなりすぎる心配もあったのですが、

フェブリクなら、腎臓への負担も少なめです。


フェブリクやザイロリックは、

尿酸値を下げる薬(尿酸降下薬)の中でも、

尿酸生成抑制薬です。


尿酸生成抑制薬ってのは、

尿酸を過剰に作り過ぎることを抑制する薬のこと。


だから・・

尿酸は肝臓で代謝されて、最終老廃物として尿酸になるので、

その機能を抑制する、ということは、

尿酸値が下がることと引き換えに、

肝機能が低下気味になることが多いです。


これが一般的に有名な、尿酸生成抑制薬

(フェブリクやザイロリックなど)の副作用です。


肝機能が低下してくると・・

自覚症状としては、

「だるい、眠い、イライラする、

皮膚が痒い、目がコロコロする」

などの症状が出る場合もあります。


これも個人差があるので、体質に

合う合わないとかがありますので、

実際に飲んでみないと、わからないです。

他人が大丈夫でも自分は

不調なこともあるかもしれませんし、

また、その逆も有り得ます。

副作用に関しては、飲んでみないとわからない、

ということ。


それでもね。

なんてったって「内閣総理大臣発明賞」ですからね。


そんな薬、他に あまりないでしょ。

痛風治療薬として、

はじめての快挙と言えるかもしれません。


2022年10月12日水曜日

ピルカッター どこで売ってる

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◆ ピルカッターって何?

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ピルカッターは、

薬などの錠剤を容易に切断する装置(?)です。

ピルケースとセットになっているものもあります。

そんなに高価なものではありません。


普通、薬局で販売されていますが、

100円均一ショップにも売っています。


近所に、

100均ショップやドラッグストアがない場合は、

もちろん、ピルカッターは通販でも買えます。


なんで、こんなものを使うのか。


薬にしろ、サプリメントにしろ、

容量が多すぎる場合があるのですよ。

特に海外の薬とかは、欧米人の体格に合わせた

容量になっていたりするので、

日本人には、ちょっと多すぎたりする場合もあるので。


あと、ビタミン剤 (特にマルチビタミンは大きい) の

錠剤は、喉に詰まる感じがして、嫌がる人もいるので、

半分に切断して飲むと、いい感じで嚥下できます。


で、なんで、わざわざ、こんなものを使うのか。

ピルカッターの何がいいのか。


使ってみるとわかりますが、楽なんですよ。

簡単に薬やサプリの錠剤が切れます。


カッターナイフとか包丁とか、

これで錠剤を切ろうとすると、そのときの勢いで

破片が飛んで、どこかへ行ってしまったりね。


錠剤そのものが小さいので、切った残り半分が、

ドコに行ったのか、わからなくなったり。

部屋のどこかには、あるはずなのですが。


あと、錠剤をナイフなどで切ると、

砕けてしまったり。

粉がたくさん出たり。


切っている、というより、ゴリゴリと砕いている

・・って感じ。


錠剤を正確に半分に切れなかったり。

(歪んでいるぞ!)


指を怪我したり (切るのが下手なだけ)。


とにかく!

こんなことにエネルギーを使うくらいなら、

ピルカッターを使った方がいい!


・・・って感じ。


また、ピルカッターなんかに

お金をかけるのは、もったいないや、100均で

いいや、と。


ところがね。

ある程度の値段のピルカッターと、

100均ショップのピルカッターでは、

やはり違うのですよ。


何が違うの?


まず、「刃」が違うのです。


そこそこの値段のピルカッターは、

肝心な刃の部分に “ドイツ製の刃” を使ってたりね。

つまり、切れ味が違う。


すぱ~~~ん!


・・・という感じで切れます。

一刀両断、みたいな。


それから、100均ショップのピルカッターでは、

切断時の錠剤の固定がうまくいかなかったりして、

使いづらかったりして、う~ん・・

やっぱり、値段相応かな、と。


滅多にピルカッターなんか使わない人なら、

100均モノで充分だと思うけど、毎日のように

薬などの錠剤をピルカッターで切る人なら、

たいして高価なものでもないですし、はじめに、

キチンとした値段のピルカッターを選んだほうが、

あとあと、使い勝手が良いと思いますよ。


2022年10月11日火曜日

尿酸値を下げる民間療法とは!?

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◆ 痛風を民間療法で改善する!

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痛風発作というのは、痛いものです。


腫れあがる足。

突き刺さるような激痛。


なんとか痛みを緩和する方法は無いものか、

と考えてしまいます。


私も痛風で足が痛くなると、なんとか

ならないものか、と

いろいろなことを試してみました。


日本には古来から民間療法というものがあって、

長年、効果がある、というものが

言い伝えられているのです。


ところで、

民間療法って、なに?


民間療法というのは、

科学的に証明された医療ではないけれども、

誰が見つけたのか、いつ始めたのか。

これが疾病の緩和・改善に効果がある、と言い出して、

誰もが真似して、そして語り継がれてきたもの。


それがマヤカシであったり、効果がなかったりしたら、

あっという間に廃れてしまうでしょう。


誰が効果がないものを試してみようと思うものですか。


何十年、何百年もの間、語り継がれてきた手法、

民間療法は、それだけで

効果があることの証明でもあります。


ですが!


ここまで黙って聞いていりゃあ、いかにも

民間療法は素晴らしい!

というふうに聞こえてしまいますが、よく考えてみると、

昔は、今のような良い薬はなかったですからね。

現代医学は、昔より遥かに進化していますから。


良い薬のなかった時代には重宝された民間療法ですが、

これだけ医療の進歩した現代社会では、

果たして、薬より素晴らしい治療と言えるのか、どうか。


ただ、一長一短である・・・かもしれませんね。


現代の医薬品は、効果絶大かもしれませんが、

どんな薬にも必ず副作用があります。


個人差があるので、副作用なんて

全く気にならない人もいれば、体に合わず、

もう薬なんて止めようか、と思う人もいるでしょう。


体質や体調が人それぞれ違うので、

効果も副作用もマチマチです。


一方、民間療法の場合は、医薬品のような副作用は

ほぼ、ありません。

民間療法で副作用で苦しんだ・・なんて話は、

聞いたこともありません。


その代わり、民間療法が

医薬品の代替になるほどの効果は

まず、ないでしょう。


良い薬が無かった時代、

医療が今ほど進歩していない時代には

ありがたかった民間療法ですが、少しずつ

時代は変わってきていますから。


で。

具体的に、痛風に効果がある、

と考えられている民間療法には

どんなものがあるのでしょうか。


痛風に効果がある、と一口に言っても、痛風の場合は、

「尿酸値を下げる効果」と「痛風発作の炎症を抑える効果」

の異なるタイプがあるのです。


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★★“「尿酸値を下げる効果」が期待できる”タイプ→


☆「牛乳を飲む」

牛乳というのは、昔から、

尿酸の排泄を促進させる効果がある、と言われています。

また、カルシウムやタンパク質などの栄養価も豊富で、

痛風の天敵とも言えるプリン体は、ほぼゼロです。


ですから、牛乳はお勧めの食品・・・ではあるのですが、

だからといって、牛乳ばかりガブガブ飲んでいると、

結構、牛乳にはカロリーがあるので、すぐに

お腹が一杯になってしまいます。


牛乳の飲みすぎで肥満になった!

という話は、あまり聞いたことがありませんが、

実際に飲んでみると、牛乳って、そんなに飲めないです。


牛乳を1日に2リットルも3リットルも飲めるような人は、

成長期の運動選手くらいのもので、普通の人は

そんなに飲めないでしょう。


☆「コーヒーを飲む」

コーヒーには尿酸値を下げる作用がある、

と考えられていますが、

少量のコーヒーではダメなのだそうです。


具体的には、1日6杯以上のコーヒーを飲むこと。


なんでコーヒーが痛風に良いのか。


コーヒーと言えば、カフェインが思い浮かびますが、

カフェインが尿酸値を下げるのではなく、

クロロゲン酸というポリフェノールが含まれているから。


このクロロゲン酸が尿酸値を改善するのです。


でも、1日や2日ならともかく、毎日、

6杯以上のコーヒーを飲み続ける・・というのは、

なかなか、ハードルが高いです。


☆「アメリカンチェリーを食べる」

アメリカンチェリーというのは、

アメリカ産のサクランボのこと。


産地によって、ブラックチェリーとか、タルトチェリーとか

いろいろな呼び方があります。


果実に含有されているクエン酸やアントシアニンなどが

効果的なのか、アメリカ人は痛風になると、

アメリカンチェリーを食べるそうです。


アメリカンチェリーで尿酸値が下がる、

とか言われていますが、

でも、ちょっと待ってください。


アメリカンチェリーには「果糖」も

多く含まれているのです。


果糖に限らず、砂糖などもそうですが、

糖類は体内で入ると、肝臓が分解するときに

プリン体が生成されます。

プリン体は代謝で最終的に尿酸になるので、

果糖の摂り過ぎは尿酸値をあげることに なりかねません。


痛風に良いから、尿酸値が下がるから、と

アメリカンチェリーの果実を大量に食べていると、

果糖の摂り過ぎで、尿酸値を下げる効果が

相殺されてしまいそうで。


アメリカンチェリーの良い成分だけを抽出して、

果糖などの糖分を抑えた

サプリメントならば良いかもしれませんが・・


☆「タバコを吸う」

こんなの、民間療法でも何でもないです。


ただ、タバコに含まれる有害物質が

栄養分の吸収を阻害するので、

幸か不幸か、それが痛風には良い効果をもたらす、

ということ。


タバコを止めたら、飯がウマイ、とか。

禁煙したら、太った、とか。


それらは、みんな、タバコによる有害物質で

栄養の吸収力が低下していたから。


でも、それが痛風にとっては、

逆に、良い効果だった、と。


だからといって、タバコは

明らかに健康に良くないと思うので、

痛風対策として喫煙することは、

あまり推奨できません。


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★★“「痛風発作の炎症を抑える効果」が期待できる”タイプ→


☆「生タマネギを水に晒さずに食べる」

これ、有名ですね。

生たまねぎは わかりますが、「水に晒さず」って何?


つまり『水洗いしない』ってこと。


え~~っ、なんで!?


タマネギには「硫化アリル」という成分があって、

玉ねぎを切ると涙ぽろぽろ出たりするでしょう?

あの成分が「硫化アリル」。

洗うと、その硫化アリルが、流れ落ちてしまうのだそうで。


ある夜、突然、発症した痛風発作。

激痛にのたうち苦しみながら、

ようやく這うように辿りついた自宅のキッチン。


そこで、冷蔵庫から取り出した生タマネギを

水洗いもせずに丸齧り!


すると、なんと!


朝になると、あの強烈な激痛の痛風発作の腫れと痛みが

嘘のように鎮火していた・・・という人もいたそうです。


ふ~ん。


実は、私も試してみたのですが、涙が出るまで、

食べ物の味がわからなくなるまで、毎日、

生タマネギを食べ続けましたが、

痛風への効果は実感できませんでした。


個人差がある、ってことですかね??


☆「ニンニクを焼いて食べる」

ニンニクが痛風に効果があるわけじゃなくて、

にんにくに含まれるアホエンという物質が

良いのだそうで。


ところが、このアホエンってのは、

生にんにくを丸齧りしても駄目で、

加熱しないとダメなんです。


生ニンニクを加熱すると、

アリシンという物質がアホエンに変化。


・・とか言われましても、毎日、焼きニンニクばかり

食べられませんしね。


☆「馬肉を痛いところに巻く」

馬肉です。ウマの肉。


これは食べるんじゃなくて、痛いところに巻くわけで。

腫れ物に効くそうですよ。


馬肉は入手困難だったので、

私は試したことがありませんが。


☆「ビワの葉を痛いところに巻く」

この、枇杷の葉、というのは、

大昔から薬草として知られています。


知り合いの人が、庭に枇杷の木を育てていたので、

葉を (アルコールで?) 煎じたものを

分けてもらったことがあるんです。


これは捻挫や打ち身などの腫れ物に、

劇的な効果がある、と。


で・・

実際、痛風発作のときに試してみたのですが、

全く、効果はありませんでした。


打ち身や打撲などなら効果絶大だったのでしょうけど、

痛風発作の場合は、体の中から来るものですからね。

尿酸が原因ですからね。


痛風の場合、表面的な腫れが引いても、次から次へと

体の中から炎症が起こってくるんでしょう。

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・・・・・というわけで。


語り継がれている民間療法にも、いろいろありますが、

どれも一長一短という感じで。


現代で生活する我々にとっては、

進んだ医療、良い薬以上の存在であるかどうかは、

まあ・・どうなんでしょうね。


人それぞれ、考え方も違うとは思いますが、

効果の大きさでは、やはり、

医薬品には敵わないような気がします。


痛風発作が出たら、ロキソニンやボルタレンなどの

痛み止めの薬 (消炎鎮痛薬)。


尿酸値を下げるためには、

フェブリクやザイロリックなどの

尿酸値を下げる薬 (尿酸降下薬)。


これが今の時代の、

一般的な痛風治療の基本的な方針です。


2022年10月10日月曜日

コルヒチン痛風発作が起こってから

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◆ コルヒチンは痛風発作が発症してからでも効くのか?

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コルヒチンというのは、痛風発作を起こさずに

封じ込めてくれる唯一の薬です。


私も当初は、これは「神薬」じゃないか、などと

考えていたのですが、実は良い面ばかりではなく、

デメリットもあります。


で。

コルヒチンのメリット・デメリットの話の前に

コルヒチンの持つ、独特の性質・特徴から。


コルヒチンというのは、一風変わった薬です。

世の中にある、数多い薬剤の中で、痛風発作を起こさずに

(起こる前に)鎮火させてしまう薬は、コルヒチンだけです。


ですが、このコルヒチン。

個性が強いというか、特徴があるというか、

痛風発作が起こりそうな直前に飲むと、嘘のように

痛風発作を起こさせずに鎮めることが出来るのですが、

いったん、痛風発作が発症してしまうと、いくら

飲んでも何錠飲んでも、何の効果もないんです。


いわゆる「手遅れ」というヤツです。

つまり、コルヒチンは

「飲むタイミングが全て」ということ。


この「痛風発作が起こりそうな直前に飲む」というのは、

痛風の初期症状というか、はじめて

痛風発作を起こしてしまった、というような人には

ピンとこないかもしれませんが、

痛風発作は、ときとして事前にわかるのですよ。


これは「痛風の前兆」とか「痛風の予兆」とか

言われていて、自分にしかわからない感覚なのですが、

これから痛風発作が起こる患部に違和感を感じるのです。


違和感には個人差がありますが、患部がウズウズしたり、

ちくちくしたり、なんとなく・・妙な感じが。


この「痛風の予兆」が来ると、遠かれ遅かれ、

痛風発作がやって来るケースが多いです。


で・・

このタイミングでコルヒチンを飲むと、

痛風発作を未然に防げるわけですが、実は、この

「痛風の予兆」なんですけどね。


「痛風の予兆」だけで

終わってしまうこともあるのですよ。


なんだ、慌てて、コルヒチンを飲むんじゃなかったよ、

みたいな。


実際の痛風発作の発症は「痛風の予兆」の

数週間も先だったりね。


痛風発作は、毎回、その「痛さ」「回復度」など

そのたびにスケールが違うのですよ。


わからないのです。


だから、ついつい、コルヒチンを飲むのは

遅れがちになってしまいます。


で・・

実際にコルヒチンを飲むのは、患部がジワジワと

赤黒く腫れあがってきて、痛みが少しずつ増してきて

「あ! ま、間違いない! 痛風発作が来る!」

と確信してから飲むことになります。


コルヒチンを飲むのは、痛風発作が起こりかけ、

あるいは、起こる前、起こる直前・・・とにかく、

早ければ早いほど、効果があります。

っていうか、痛風発作を封じ込められます。


痛風発作が完全に発症してしまうと、

効果薄です。

まったく効かないのか、コルヒチンは

痛風発作が一旦、起こってしまうと何の効果もないのか。


飲むタイミング、飲む時期によるので、

なんとも言えない部分もありますが、

一般的には、コルヒチンは一旦、

痛風発作が発症してしまうと、

何の効果もない、と言われています。


私が昔、飲んでいたやり方は、

痛風発作が来た!

と思った段階で、とにかく、

「コルヒチンを1錠だけ飲む」。


で、2時間後に、もう一度だけ

「コルヒチンを1錠だけ飲む」。


あとは、どんなに痛くても

痛風発作が酷くなっても、

もうコルヒチンは飲まない。


飲んでもね。

意味がないんですよ。


つまり、今回の痛風発作はアウト、ということ。

本格的な痛風発作がやって来る、ということ。

「コルヒチンによる痛風発作封じ込め作戦は失敗」

ということ。


うまくいくケースは、

この「最初にコルヒチン1錠」

「2時間後にコルヒチン1錠」作戦で

うまくいきます。

痛風発作を未然に防げます。


飲むタイミングがズレたら、もう間に合わない。

効果もない。

飲み続けても意味が無い。

それがコルヒチンです。


で。

コルヒチンのメリットとデメリット。


【コルヒチンのメリット】

前述したように、痛風発作を未然に封じ込めてくれる、

世の中、唯一無二の存在。

世界で一つだけ、痛風発作を起こさせない薬。


手元に、予備のコルヒチンがあるだけで、

どんなに安心感があることか。


保険じゃないですけど、飲まなくてもいいんですよ。

いざ、となったら、伝家の宝刀じゃないですけど、

これを飲めばいいんだから、

という心のよりどころになる薬です。


【コルヒチンのデメリット】

とにかく、キツイ薬。

そりゃあ、あの激烈な痛風発作を

封じ込めてしまう薬なんですから、

甘っちょろい薬剤ではないでしょう。


副作用も強めです。

有名なのは、胃腸障害。

一番多いのは下痢。

それからムカムカ感、不快感。吐き気。


対策として、あまり知られていませんが、

コルヒチンを飲むときは「整腸剤」を一緒に飲むと

副作用の発現が少なめ、です。

覚えておけば、役に立つかも。


あとね。

コルヒチンの存在を否定するように

聞こえるかもしれませんが、コルヒチンを飲んでも、

痛風の根本的な解決にならないです。


痛風の予兆が起きました→

ああ、もうすぐ痛風発作がやってくるよ→

コルヒチンを飲みました→

腫れあがりかけていた痛風発作が消失しました→

ああ、良かった、コルヒチンさえあれば

痛風なんか大丈夫。


いえ、大丈夫じゃないんですよ。


結局ね。

尿酸値が下がらない限り、これからも

自分が気が付かないうちに、体内に尿酸結晶が

溜まり続けるのです。


この蓄積した尿酸結晶が関節などに

溜まりきれなくなって痛風発作が発症するのですが、

コルヒチンは痛風発作を未然に防いで

「先送りしているだけ」なんです。


今回は、無事に

痛風発作を起こさせないで済みましたが、

体内の尿酸結晶が

溶けてなくなったわけではないんですよ。


痛風発作が起こらなかったのは、

本当にありがたいですが、

いつかは、また、

「あの痛い痛風がやってくる」、というわけで。


毎回、まいかい、痛風発作のたびに

コルヒチンで凌いでいても、いつかは

コルヒチンですら、効かない日が絶対にやってきます。


おそらく、そのときの痛風発作の痛みは、

「人生最大級の痛み」です。


痛風発作、大爆発、という感じ。

たまりに溜まった尿酸結晶の総決算、みたいな。


コルヒチンは、痛風発作を封じ込め、

未然に防いでくれる、ありがたい薬ですが、

やはり、根本的な解決にはならないので、

フェブリクなどの尿酸値を下げる薬を飲んで、

尿酸値を下げることが肝要になってきます。


・・・・・・・・。


とは、言ってもね。

痛風発作を封じてくれる薬なんか、他に 

ないわけですから。


飲む飲まないは別にして、部屋に

コルヒチンをストックしておくと、

本当に心強いかも。


痛風改善の基本は「生活習慣の改善」ですが、

なかなかねえ・・・生活習慣だけでは

尿酸値は下がりにくいのですよ。


実際、やってみると実感すると思いますが、

痛風の場合、

生まれつきの体質の要素が大きいですから。


生まれつき、尿酸を作り過ぎる体質とか。

生まれつき、尿酸の排泄が弱い体質とか。

あるいは、その両方を兼ね備えた体質とか。


一昔前は、痛風といえば、厳しい食事制限

(プリン体の多い食品を徹底制限する) が主流でしたが、

なかなか何十年も続きませんし、今の痛風治療では、

フェブリクやザイロリックなどの尿酸降下薬で

尿酸値をコントロールする、というのが

主流になっています。


それにフェブリクを継続的に飲んでいたら、

コルヒチンも必要ないかもしれませんね。


フェブリクの飲み始め

(2ヶ月~半年くらい。個人差あり)の頃は、

痛風発作が出るかもしれませんが

(長年の蓄積した尿酸結晶が体内にあるので)

それ以降は、尿酸値が低い水準で維持できるので、

痛風発作が、もう起こらなくなるから。


(でも、だからといって、ビール飲み放題、

焼肉食べ放題、とか無茶しちゃ駄目ですよ)


コルヒチンは処方薬ですので、一般に薬局では

市販されていません。


私は病院でコルヒチンを処方してもらっていましたが、

近年では、コルヒチンを

処方してくれない病院もあるそうですね。


たしかに、コルヒチンを飲んでも

尿酸値は下がりませんから。


でも、痛風発作の痛みがどれほどのものか、

経験的に知っている人にとっては、やはり

コルヒチンはありがたい存在だと思ったりもします。


入手困難になりつつあるコルヒチンですが、

海外製造のコルヒチンなら、

通販で購入することもできます。


ですが、日本在住ならば

やっぱり病院へ行って医師に相談するのが

一番でしょうね。


2022年10月9日日曜日

痛風 サウナ

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◆ 痛風にサウナは良いの?

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一般的にサウナは体に良い、と考えられています。


熱気浴による大量の発汗で、

疲労回復、ストレス解消、減量効果、血行促進など

さまざまな効用が うたわれています。


このサウナ、痛風には どうなのでしょうか。


「大量の発汗」で

尿酸値もドンドン下がりそうなイメージがありますが、

実は、まったく尿酸値は下がりません。


尿酸ってのは、尿に溶けて

尿と一緒に排泄されるのが大半。

便からも少し排泄されますが、

汗から排出される尿酸は、ほぼ「ゼロ」です。


だから、いくらサウナで汗を流しても、

ちっとも尿酸値は下がりはしません。


がっくり、ですね・・・


汗で尿酸が排せつされるんだったら、いいのに。

汗をかけばかくほど尿酸値が下がるんだったら、

いいのに。


サウナの一番の心配は「体内の水分不足」です。


体重が落ちるのは、嬉しいですが、

スッキリした気分にもなりますが、

体内の水分不足は深刻ですから。


サウナで脳梗塞になった人もいますしね。

でも、そんな人は水分補給を怠った人の場合が

多いようです。


しっかり水分補給さえしていれば、そんなに

心配ないと思います。


あと・・

サウナの効用として、体内の血管が拡張する、

というのがあります。


これは普通の人なら望ましいことなのですが、

長年、痛風で苦しんでいる人は、体内に

たくさんの尿酸結晶が蓄積している可能性もあります。


そういう人が、血管が拡張すると

体内が副交感神経優位のような状態になって、

血流が良くなります。


血流が良くなるならいいじゃないか、と思うのですが、

同時に白血球の活動も活発化するので、

白血球が体の大掃除を始めてしまう可能性もあります。


白血球が体の大掃除?


つまり、体内の関節などに蓄積している尿酸結晶を

掃除し始めるのですよ。


ってことは、痛風発作が起こりやすくなる、ってこと。


夏場は、他の季節より、痛風発作が多発するでしょ?

夏しか、痛風にならない、という人も多いのでは。


夏場は気候の関係で、体が副交感神経優位になりやすくて、

体内の血管が拡張気味で白血球が活発化しやすい季節なんです。


サウナに長時間入っていると、それと良く似た状態に

なるかもしれない、ということ。


でも、ねえ!

そんなことを言い出すと、何も できなくなりますよ。

痛風だからって、何一つ できなくなりますよ。


サウナに入る人は、充分に水分をとって、

あまり長時間、頑張らずに、

気持ち良い程度でサウナから出る。


・・・そんな感じで、いいのでは ないでしょうか。


2022年10月8日土曜日

ボルタレンカプセルは痛風発作に効き過ぎる!

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◆ ボルタレン 市販

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ボルタレンというのは、消炎鎮痛剤のことです。

いわゆる、痛み止めの薬。


消炎鎮痛剤では、ロキソニンが有名ですが、

ロキソニンが市販もされているのに対して、

ボルタレンは病院で処方してもらわないと

入手できません。

処方薬ってヤツです。


つまり、ロキソニンより強力。

ボルタレンの方が、効き目が大きいってこと。


ですが、病院が近所にない人、あっても

仕事の都合などで開院している時間帯に通院できない人は

どうすればいいの?


手はないわけではなく、海外製造の薬ならば、

個人輸入代行業者から購入することができます。


私は以前、国産の薬しか信用していなくて、

海外製造の薬なんて・・・と思っていたのですが、

よく考えたら、海外の人(外国人)は

海外の薬を飲んでいるわけですからね。


でも、本当は病院に通院して診察してもらって

処方してもらう、というのが基本です。

可能ならば、そうしたほうがいいと思います。


それに痛み止めの薬といっても、

もし、他の薬も服用している場合は、

飲みあわせ、とかも あるかもしれませんしね。


まず、は病院へ。

それも無理なら、薬局の薬剤師に相談を。

それがセオリーです。


でも、現実には仕事を休めなかったりして、

いろいろとねえ・・・難しいんですよ。


人それぞれ、事情があるので、

そんな簡単には いきません。


で・・

そんなことより、ボルタレンカプセルの話。



「ボルタレンカプセル(VoltarenResinat)75mg」

ってのはね。


75mgなんですよ。

名前の通りですが。


ちなみに国内の処方薬で

「ボルタレンSRカプセル37.5mg」

というのもありますが、

これは病院で処方してもらわないと

入手できない薬です。


また、国内の、病院で処方されるボルタレンの錠剤は

「ボルタレン錠25mg」ですが、25mgですからね。


日本では、通常、ボルタレンといえば、

この「ボルタレン錠25mg」のことを

指す場合が多いようで。


25mg?


25mgと75mgですか?


「ボルタレンカプセル75mg」が

どれほど効果絶大な痛み止めなのか、その比較でも

わかる、というものです。


25mgと75mgでは、3倍ですからね。


だだしね。

やはり、気をつけなければならないことは あります。


ボルタレンの、推奨されている成人摂取量の限度は、

100mgなんです。


つまり、1日に飲んでも良い限度が100mgってこと。


なのに、ボルタレンカプセルは、1回飲むだけで、

もう、75mg!


ってことは、1日1回が限界ってこと。

朝夕とか、1日2回は飲めないってこと。


このことから考えても、いかに

「ボルタレンカプセル75mg」が強力な効果があるか、

わかるというものです。


「ボルタレン錠25mg」の3倍ですからね。

効果も3倍かも。


ただし、何度も同じことを言いますが、

ボルタレンカプセルは、1日1回が限度です。

どんなに痛風発作が痛くても、

足が砕けるか、と思うくらい痛くても

1日に何度も飲んじゃだめです。


っていうか、

ロキソニンしか飲んだことがないような人には

「ボルタレンカプセル75mg」は、まるで

“最終兵器”みたいに思うかもしれませんね。


2022年10月7日金曜日

尿に水を入れたら尿酸値は下がりますか

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◆ おしっこに水を混ぜたら尿酸値は下がる?

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これは尿酸値検査のときの話でしょう。

・・・っていうか、いや、

そんなこと、考えたこともなかったですが・・


尿を水で薄めるわけですから、尿の濃度も下がるのですから、

尿酸値も下がるんでしょう・・・って、よく考えたら

「尿酸値」とは言いますが、

尿酸値検査って『血液検査』なんです。


つまり、血液検査でわかるわけですから、

尿を検査して尿酸値がわかるわけじゃないので。


ですので、尿を薄めても、

尿酸値の数値は下がりません。


体外に排泄した尿にどれだけ尿酸が溶けているか、ではなく、

血液中にどれだけ尿酸があるか、というのが

尿酸値検査なんです。


尿酸値は尿を検査するではなく、血液を検査するものなので。


仮に、尿酸値検査が血液検査じゃなく、

尿を検査して尿酸値がわかるとしても、

そんなこと(尿を水で薄める)しても、意味ないです。


百歩譲って、尿検査の直前に、尿に こっそり水を混ぜたら、

尿が薄められて尿酸値も下がるとしても。

(尿にどれだけ尿酸が溶けているか、とか)


でも、本当の自分の尿酸値は高いままなのですから、

表面上、一時的に尿酸値の検査結果が良くなっても、

ホントの自分の体の中、

血液中の尿酸濃度は高いままなのですから。


尿酸値が高いと血液中の尿酸が溶けにくくなっていて、

手足の関節などの、比較的体温の低い箇所に結晶化して

尿酸が溜まってきます。

これが痛風発作の原因となるのですが・・


尿に水を混ぜてみても、ねえ?


痛風のリスクは下がるわけじゃないですし。

全く意味はないですよ。


まあ、ドーピングみたいなものです。

ホントに尿酸値が下がるわけじゃなし、

検査結果の誤魔化しみたいな感じ。


でも、仮に、

一時的に(?)でも尿酸値が下がるのでしたら、


「あんたっ!? 尿酸値が高いのに、

ビール飲んじゃ駄目でしょ!?」


という、怖い奥さんに言い返せるかもしれませんね。


「ふふん、見ろよ、この低い尿酸値の数値を!」


(本当は、そんなことをしても尿酸値は下がりません)


・・・・というわけで、世の中、

(海外の)スポーツ選手を筆頭にドーピングは

いつまでたっても、なくなりません。


少々、ズルをしてでも

良い結果を残したい人ばかりのようで。


2022年10月6日木曜日

ザイロリックはジェネリックの方がいいか

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◆ 先発医薬品と後発医薬品 違い

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ザイロリックというのは、

痛風の薬、痛風発作の方ではなくて、

尿酸降下薬、つまり

尿酸値を下げる薬のことです。


で・・

「ザイロリックはジェネリックの方が良いのか」

それとも、

「ザイロリックは先発薬の方が良いのか」


それは・・もう、人それぞれ考え方が違いますから、

好き好きですよ。


最終的に、どうするか決めるのは自分(患者側)ですが。

ただ、知っておいた方がいいこともあります。


先発医薬品(新薬)と

後発医薬品(ジェネリック医薬品)では、

一般的に先発医薬品は薬価が高く、後発医薬品は

薬価が安めです。


財布に優しい後発薬(ジェネリック)の方を選択する人が

多いのかもしれませんが、実は

先発薬と後発薬は全く同じものじゃありません。


先発薬とジェネリック(後発薬)は、

先発薬の特許が切れただけで

全く同一のもの、特許が切れた分、安くなっている、

と思っている人も多いと思いますが、実は違うのです。


後発医薬品(ジェネリック医薬品)とは、

主成分だけ同じで、副成分は違うもの(製造原価が安い)

を混ぜている場合が多いようで。


つまり、先発医薬品と後発医薬品は、

効果は「ほぼ」同じ。

副作用も「ほぼ」同じ、と。


完全に一致する、

同一商品(医薬品)では、ない、ということ。


まあ、効果が ほぼ同じなら、グッと安いジェネリックを

選ぶのが一般的かもしれませんね。


病院によっては、後発医薬品(ジェネリック医薬品)を

あまり信用していなくて、ウチは先発医薬品しか出さない、

という先生もおられるようです。


でも、まあ・・・ねえ。

人によっては、そんなの綺麗事だ、っていう人もいますし。


つまり、仮に

先発医薬品を100錠、処方するのと、

後発医薬品(ジェネリック医薬品)を100錠処方するのとでは、

薬価が全然違うので、安いジェネリックばかり処方していたら、

薬価の単価が下がるので、企業でいうところの「売上」が

下がってしまう、と。


病院も、ある意味、商売というか、

経営が成り立たないと、やっていけませんからね。


それに、ジェネリックを扱うようになると、

先発医薬品と後発医薬品(ジェネリック)の2種類、

在庫を置かねばならない。

倍の在庫を置かねばならない。

(仕入れ増加による、経営資源の圧迫)


・・・・と、まあ、そんなことを言う人もいますが、

病院経営の裏事情なんか、他人には わかりませんので、

ジェネリックは扱わない、先発薬しか処方しない、

というのは、医師の先生の考え方、というか、

医薬品に対するキチンとした考えがあってのこと、

だと思います。


けど、まあ・・・ねえ。

そんな立派な考え方が、少しでも安い薬を求めている、

患者さんに通用するのか、どうか。


1回1回の薬価では、そんなに差は出なくても、

毎日飲む薬ですから。

1年2年と経つうちに、少しずつの薬価の差が、

大きな金額の差になるでしょうしね。


あの、病院はジェネリックを出してくれない。

他の病院へ行こうっと。


・・・なんてね。


患者さんが、その病院から

ドンドン離れていきそうな気もします。


さて、話はザイロリックに戻って。


薬価が高くても、先発医薬品がいい、という人は、

そうすればいいですし、効果もほとんど同じなら、

圧倒的に安いジェネリックがいいや、

と考えるのも好き好きです。


自分が決めれば良いだけのこと。


今さらながらですが、

ザイロリックというのは、痛風の薬、

尿酸値を下げる薬(尿酸降下薬)で

アロプリノール系の尿酸生成抑制薬です。


つまり、体内で尿酸が過剰に生成するのを

抑制する薬。


尿酸値 7.0mg/dl以上になってしまうと、

もう、尿酸は血液中に溶けなくなるので、

当初は自覚症状はなくても、結晶化して

関節などに沈着して、やがて痛風発作の遠因となります。


で・・

死ぬほど痛い、痛風発作が、ある日、突然、

やってくる・・・というわけで。


このザイロリックを毎日、飲み続けることによって、

個人差はありますが、尿酸値を

低い水準に維持することができます。


まあ、今の時代は

ザイロリックよりも新薬のフェブリクが主流だと

思いますが、昔から飲み続けている人は

ザイロリックが飲みなれていて良い、という人も

いるかもしれませんしね。


しかしながら、はじめて痛風発作が発症して、

病院に行って処方されるならば、

フェブリクが一般的です。

病院にもよりますが、ザイロリックを

あらたに処方されることは少ないんじゃないでしょうか。


2022年10月5日水曜日

痛風 運動

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◆ 痛風改善のために歩く

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痛風改善法といえば、

「プリン体の多い食品の制限」が有名です。


いわゆる、食事療法というやつ。


痛風といえば、厳しい食事制限や節制、

というイメージがありますが、いえいえ、

「運動も重要」ですよ。


でも、ねえ・・

運動といっても、仕事が忙しくてジムに通う時間もないよ。

毎夜、仕事が終わってから1時間とか、

運動に割く時間なんか、ないよ。


いえ、そんな本格的な運動じゃなくてもいいんです。


お勧めの運動は「歩く」こと、です。


「歩く人」と「歩かない人」では、

長い年月の間に相当な差が出ます。


現代は車や電車があるので、一昔前の人に比べたら

歩く距離や時間は減っているのでは?


「歩く」ことが痛風改善法の一つだ、といっても

つまんないとか、軽くみる人も多いかもしれません。


歩くのに、お金もかかりませんし、

そもそも、費用がかからないものを

軽視する傾向があるのかも。


人間の体の中で「太腿の筋肉」と「ふくらはぎの筋肉」は

自分の財産なんです。

これは頭の片隅にでも覚えておいたほうがいいです。


人間の体の中で、筋肉量の70パーセント程度は、

下肢に集中しています。


筋肉、というと、腕の筋肉・・というイメージがありますが、

上半身の筋肉量は、下半身より遥かに少ないのが普通です。

(プロレスラーとかは、太腿みたいな腕をしていますが)


でね。

体の中で筋肉量が多いと、ジッとしていても

筋肉が熱量を消費する(いわゆる、基礎代謝)も多いので、

太りにくい体になります。


人間の体は、女性は皮下脂肪、男性は内臓脂肪として

余分な脂肪が蓄積されやすいので、若い頃は代謝が良いので

いいですが、中高年になってくると、だんだん

(体質にもよりますが)肥満傾向になってくる場合が多いです。


特に、尿酸値の高い、痛風になりやすい高吸収体質(痛風体質)

の人は、体が筋肉質であったり、油断していると

すぐに太ってしまう体質の人が多いようです。


で・・

内臓脂肪が増えてしまうと、内臓脂肪が

尿酸値をあげる原因となる

ホルモンのような物質を分泌するので、

内臓脂肪が増加すると、尿酸値が上がってしまうので。


食事や運動に気をつけて、いつも痩せているくらいの体形で

いればいいのですが、痛風の人で痩せている人は

少ないでしょう。

太っていなくても、痩せてもいない、という感じ。


気をつけていてもコレなのですから、ちょっと

おいしいものをいただきすぎたり、

ビールをいつも以上に飲んでしまうと、

気がつくと・・・内臓脂肪が!


なかなか、おいしいものを止めてしまうのは難しいです。

(食べるという行為が生存に繋がる本能のため)


食べたいモノを我慢!

飲みたいモノも我慢!


あまり我慢しすぎて、その「我慢」がストレスに

ならなきゃ、いいけど。

(強いストレスは尿酸値をあげるのです)


で・・

そこで、歩きましょう、となるのです。


歩くことはカロリーを消費するし、

肥満解消にもなるだけじゃなく、

他にもたくさんの効果・効用があるのですよ。


人間の体には血液が流れて巡っています。


血液は心臓からポンプのような働きで送り出され、

体の隅々まで「酸素と栄養分」を届けて、

その帰り道に「老廃物」を受け取って戻ってくるのです。


ところが、心臓の働きは、送り出すだけで、

血液を戻す働きはありません。


一方通行ってこと??


じゃあ、どうやって血液が心臓に戻るのかというと、

筋肉運動なんです。


「ふくらはぎは第2の心臓」とか言うでしょ?


歩くと、下肢の筋肉は発熱し、その発熱で

血液は温められて、そのときの筋肉運動で

血液は心臓へと送り出されます。


歩くことによって、運動することによって、

「酸素と栄養分」の配達と「老廃物」の処理が

スムーズに促進されます。


下半身の筋肉って、意外と重要なんですよ。


よく、下半身デブ(?)には

なりたくない、とか、ジーパンをはけなくなるから、

とか言って、脚が太くならないように

極力、脚を鍛えないようにしている人も稀にいますが、

外見的には良くても、健康的には駄目。


特に痛風の人は、全身の筋肉量を確保するために、

下半身の筋肉量の確保は必須。


さっき、歩くと筋肉が「発熱し・・・・うんぬん」が

ありましたが、『歩くと血液も温められる』のです。


痛風に関係のある尿酸ですが、

尿酸値 7.0mg/dl以上で血液中に溶けなくなります。

(これが高尿酸血症)


じゃあ、溶けなくなった尿酸はどうなるのか、

というと、結晶化して体内の関節などに

蓄積するようになって、

これが長年の間に痛風の原因になるのですが。


で。

痛風なんですから、なんとかして

尿酸値を下げたい。

少しでも尿酸値を下げたい。


じゃあ、どうするか・・ということですが、

「尿酸を体内で作り過ぎないようにする」か、

「尿酸の排泄を促進する」か、となってきます。


この「尿酸を体内で作り過ぎないようにする」の方は、

痛風になるような人は、持って生まれた

“生まれつきの体質”(いわゆる、痛風体質)

の要因が大きく

(東洋医学でいうところの先天の気)

なかなか・・ね。


難しいですよ、尿酸値を下げるのは。


厳しくツライ食事制限を何十年も続けてみるのも、

なかなか・・・難しいですよ。

実際に、やってみると そのことを痛感します。


ということで、

現在の痛風治療の主流は、

患者に厳しい食事制限を強いるよりも

尿酸値を下げる薬(尿酸降下薬)を飲むことが一般的。


フェブリクとか、ザイロリックのことですね。


特にフェブリクは、40年ぶりは

発売された痛風新薬ですので、

副作用が少なめで尿酸値を下げる効果は大きい、

と考えられてます。


それから、「尿酸の排泄を促進する」方ですが、

尿酸はね。

体温が高いほうが溶けやすいのですよ。


体温が高いほうが溶けやすい?


ほら、尿酸は体内の体温の低い部分で

結晶化しやすいでしょ?

人間の体内の体温は、全部同じじゃないです。


つまり、手先とか手足とは低体温になりやすいのですよ。

耳たぶ、とかもそうですが。


足先 (足の親指の付け根の関節、足の甲、アキレス腱、

かかと、くるぶし など) が痛風発作の好発部位なのは、

それは冷たい箇所だから。


人間の体は、内臓や脳を重視していて、

内臓や脳への血流を最優先しているのです。

つまり、手足などの末端は、二の次、という感じ。


だって、内臓や脳に

血液が巡らなくなった死んじゃいますが、

手足がどうこうなっても、簡単に死にはしませんからね。


で・・

尿酸の話。


尿酸は「体温37度で溶けやすくなる」のですよ。


体温37℃?

風邪ですか??


なかなか、普通の健康な状態では37度には

なりにくいですが、歩くことによって

(一時的ですが) 体温を (多少は)

あげることが可能です。


だから、歩きましょう、と。


痛風の人はね。

ドッチかというと、低体温の人が多いらしいですから、

歩くことで (積み重ねですが)

低体温から脱出しましょう、という話。


低体温の人はね。

体内の筋肉量が少ない人が多いです。


高齢者は、低体温の人が多いでしょ?

筋肉は年々、減少しますからね。


しっかり歩いて、下半身の筋肉をしっかり確保して、

体温をあげましょう、ということ。


まとめると、「歩くことの痛風の効果」は、

以下のような感じ。


●歩くと下半身の筋肉量が増えて太りにくい体に。

●歩くと血流が良くなり

「酸素と栄養分」の配達「老廃物」の処理がスムーズに。

●歩くと筋肉が発熱して体温が上がり、尿酸が溶けやすくなる。

●歩くと筋肉量と発熱量が増えて、低体温予防に。


あと、「尿酸の排泄を促進する」の話の続きですが、

尿をアルカリ性に傾ける、という方法もあります。


これは、何か・・というと。

尿酸は大半が尿と一緒に排泄されます。


「尿と一緒に・・」といっても、

“尿に溶けて”尿と一緒に排せつされるわけですが、

この尿酸が困ったことに「水に溶けにくい」

という性質があるので。


尿だって、水なんだから、

水に溶けにくい、とか言われましても、非常に困る。


でも、そういう性質なんだから、しょうがない、でも、

少しでも尿酸を尿に溶けやすくましょう、ということで、

尿をアルカリ性に傾けるわけです。


○尿酸はアルカリ性の尿には溶けやすい

○尿酸は酸性の尿には溶けにくい


・・・という性質を利用(?)するわけで。


で、このアルカリ尿、酸性尿というのは

何かというと、一般的に

「肉や魚ばかり食べている→酸性尿に傾く」

「野菜や海藻を多く食べる→アルカリ尿に傾く」

と言われてます。


つまり、ひらたく言えば、

肉や魚など、おいしいものを食べるのを極力減らして、

あまりおいしくない野菜や海藻をたっぷり食べろよ、と。

(野菜が大好きな人も、モチロンいます)


この「肉や魚を減らして野菜や海藻を食べろ」

というのは、大昔から言われ続けてきた、

「プリン体の多い食事を制限しましょう」という手法と

どこかシンクロしますね。


肉や魚ってのは、

プリン体が多い食事の王様みたいな感じでしたから。


実は、プリン体の多い食事を食べ過ぎることは、

結果として、尿の酸性化にも一役買っていた、わけで。


ダブルの意味で、プリン体の多い食品は

痛風の人には、あまり良くなかった、ということでしょうかね。


だから、といって!


1日、仕事を頑張って疲れて帰宅してきて、

お腹をすかして食卓に座ったら


「さあ、野菜と海藻だけ、

 たっぷり食べてね」


とか言われましても。

明日から、頑張れません。

元気、出ません。


で・・・・

そんな人のために(?)

尿をアルカリ化する一助になるのが、クエン酸です。

クエン酸は尿をアルカリ化に傾ける働きがあるので。


クエン酸だけ飲んでいれば痛風対策は完璧!

というわけでもないでしょうが、

厳しい食事制限の長期継続は困難を伴いますし、

クエン酸が尿のアルカリ化の

大きな助けになるかもしれませんね。


2022年10月4日火曜日

痛風サプリ ガウトアウト

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◆ ガウト・アウトは痛風に効果があるのか

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ガウト・アウト(Gout・Out) というのは、

サプリメントのことです。


「Gout」というのは、英語で「痛風」という意味ですから、

それが「Out」なんですから、

「痛風さん、バイバイ~」ってことですかね?


世にあるサプリメントは、無数にありますが、

この「Gout Out」ってのは、痛風専用のサプリメント。


つまり、痛風の人をターゲットに開発されたサプリ、

ということです。


で、この「ガウトアウト」ですが、実際のところ、

ホントに効果があるのか。

この「がうとあうと」で尿酸値が下がるのか。


製品の「注意事項」には、

「本品はいかなる疾病をも予防したり、

治癒するものではありません」

などと書かれているようですが・・・


そんなこと言ったって

「ガウトアウト」を購入する人は、みんな

痛風予防とか、尿酸値を下がることを期待して買うんですよ。


発売元が、そんなこと書いちゃあ、ダメじゃん・・

と思ったりもするのですが、

まあ、お約束、というヤツです。


サプリメントの説明書きには、みんな、

そういう感じの説明文が明記されています。

薬事法の絡み、ってヤツですかね。


つまり、医薬品じゃないもの (健康食品) を

「効果がある」とか

「疾病を予防 (あるいは治癒) できる」とか、

うたっては

いけないことになっているので。


・・・ってことは、自分で試してみるしか ないわけか。


で、肝心の「ガウトアウト」の成分は、

どうなっているのか。


主成分は、こんな感じ↓

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「ビタミンB1」

「ビタミンB5」

「ビタミンB6」

「ビタミンB12」

「葉酸」

「ビタミンC」

「ブラックチエリーエキス」

「セロリ種抽出物」

「アルファルファ」

「ボスウェリア」

「デビルズクロー」

「ターメリック」

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このうち、

ビタミンB群(「ビタミンB1」「ビタミンB5」

「ビタミンB6」「ビタミンB12」)は、

痛風に どうこう・・というより、

どのビタミン剤にも入っている、体に必要な、というか、

元気が出る成分、というか、

まあ、なんていうか、メジャーなビタミン群です。

とりあえず、これらの成分を

サプリの成分として入れておけば安泰、

というか、間違いなし、というか・・・

まあ、そんな感じです。


「葉酸」は、尿酸値を下げる、とか言われていますからね。

ただ、下げるといっても、どの程度 下がるのか。

もしかしたら、気休め程度の効果なのかもしれませんが、

「葉酸は尿酸値を下げる効果がある」と言われているので、

この「ガウトアウト」にも採用されているのでしょう。


「ビタミンC」も尿酸値を下げる効果がある、

と言われていますが、

その効果が期待できる摂取量は、1日に(最低)2,000mg以上、

推奨摂取量は、4,000mgと考えられているようです。


この「がうとあうと」のビタミンC含有量は、たった60mg。

まったく足りませんね。

これでは期待薄でしょう。


ですが、ビタミンCは尿酸値を下げる効果がある、

と言われているので、「ガウトアウト」に成分として

含有されているのだ、と思います。


「ブラックチエリーエキス」は、

アメリカの民間療法で「尿酸値を下げる」方法として有名です。


「民間療法」というのは、医学的に何の根拠もありませんが、

誰かが使ってみて、実際に効果があって、口コミで

「これ、いいよ、やってみなよ」とドンドン広がって定着した

“民間で広く使用されている療法” のこと。


ただね。

本物の「ブラックチェリー」の果実は、いわゆる、

アメリカ版のサクランボ。

フルーツなんです。


だから、甘い。

果糖も多いのです。


この果糖がね、あれなんですよ。

体内に食物として入ってきて分解されたときに、

尿酸を生成してしまうのですよ。


果糖に限らず、砂糖などの甘み成分は、みんな

そうなんですけどね。


「ブラックチェリー」が痛風に良い効果 (尿酸値改善)

があるのは、ブラックチェリーに含有されている

ポリフェノールに抗酸化作用があるから、なのですが、

いくらポリフェノールを豊富に含んでいてもね。

ブラックチェリーの果糖が尿酸値を上げてしまうので、

互いの効果を相殺してしまうのです。


だから、「ブラックチェリー」の尿酸値改善効果を

疑問視する説もあります。


ただね。

この「Gout Out」に含有されているのは、

「ブラックチェリー」ではなく、

「ブラックチエリー “エキス”」なんですよ。


つまり、果糖とか、そういう不必要なものを精製して

カットして、効果が期待できる成分だけを抽出したもの、

が含有されている、ということ。


それから・・・

「セロリ種抽出物」「アルファルファ」「ボスウェリア」


この3種類は、どれも尿酸値を下げる効果が期待できる、

などと言われている植物です。

けど、あまり有名じゃありませんね?


もし、効果絶大ならば、世の中、

もっと大騒ぎしているでしょうから、

尿酸値改善とか言ってみても、そんな 

たいした効果でもないのかも。

民間療法の域を出ないもの、なのかもしれませんね。


あと、「デビルズクロー」。


和訳すると「悪魔の爪」で凄い名前ですが、

アフリカ原産のハーブです。


医学が今ほど発達していない時代の頃から、

炎症を抑える薬の代替品として使用されていたそうで、

尿酸値改善、というより、どっちかというと、

これは「痛風発作対策」ですね。


「ガウトアウト」の成分が尿酸値を下げる

(と言われている)ものばかりを集めている中で、

この「デビルズクロー」だけは、

少し毛色が違います。


で、「ターメリック」。


「ターメリック」ってのは、ひらたく言うと、

「ウコン」のことです。

肝臓に良い、と言われています。

痛風に効くのかどうかは、よく知りません。

でも、体に良いことは間違いなさそうな気がします。

ウコンですからね。


・・・・・・・・・というわけで。


痛風に良い、尿酸値改善が期待できる成分ばかりを

集めた「究極の痛風サプリ(?)」とも

言えなくもない「Gout Out」。


ビールを飲みまくって焼肉食いまくって運動もしないで

太りに太って生活不規則でストレス満載で

毎日イライラしてるけど、

この「ガウトアウト」さえ飲んでいれば、大丈夫!

・・・・なんてことは、決してありません。


やっぱり、サプリメントは健康食品ですからね。

栄養補助食品、あくまで、サポートするもの、です。


痛風改善の基本は、今も昔も「生活習慣の改善」です。


痛風の場合、生まれつきの体質(尿酸を作り過ぎる体質など)が

大きな影響を与えますが、それでもね。

自分のできる範囲でもいいから、少しでも

日常生活に気をつけた方がいいです。


ビールを毎日、3本ずつ飲んでるけど、

もうちょっと減らそうか、とか。

昨日は食べ過ぎたから、今日は

食事は軽いものにしよう、とか。

忙しくてスポーツする暇はないから、

せめて通勤のとき、早足で歩こう、とか。

そんな程度でも いいですから。

自分の できることから、

やってみることが大切なように思います。


「生活習慣の改善」+「ガウトアウト」ですね。

もし、試してみるなら。


ガウトアウトさえ、飲んでいれば、少々、

荒っぽい生活を続けていても

大丈夫、というものでも ないです。


あくまで、サプリメントは日常生活のサポート、

という立ち位置だと思います。