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◆ 内閣総理大臣発明賞 フェブキソスタット
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フェブリク錠(フェブキソスタット)が、なんと、
「内閣総理大臣発明賞」という賞を受賞していたのですね。
物知らずの私は、フェブキソスタット(フェブリク錠)が
「内閣総理大臣発明賞」を受賞していたことを
知らないばかりか、そもそも、
「内閣総理大臣発明賞」という存在すら、
知りませんでした。
内閣総理大臣発明賞?
なに、それ。
“内閣総理大臣”という冠がついているだけあって、
最高峰に近い賞なんだそうで。
なんで、フェブリクが
そんな賞をいただいたのかというと、
従来より種類の少なめであった、
痛風・高尿酸血症の治療薬で
画期的な痛風治療薬なんだそうです。
たしかに、
副作用が少なめで尿酸値を下げる効果が大きい、という
うたい文句ですからね。
痛風治療薬といえば、ザイロリックが有名でしたが、
ここ数年で、あっという間に、
フェブリクが痛風市場を席巻してしまいましたし。
さらに、日本発の新薬であるフェブリクが、
これは凄い治療薬だ、と世界中に広まって、
痛風治療・高尿酸血症の治療薬として大きく貢献した、
というわけで。
そういえば、最近では、痛風治療薬といえば、
フェブリク錠、という感じですからね。
昔から、ザイロリックを飲んでいる人は、そのまま継続して
飲み続けている人も多いでしょうけど、これから
飲み始める人ならば、普通、フェブリクを選ぶでしょう。
っていうか、病院で医師はフェブリクを処方するでしょう。
フェブリクが副作用が少なめ、の理由の一つとして、
多経路排泄、ということにあります。
つまり、ザイロリックは、代謝の最終老廃物の排泄経路を
腎臓にだけ、頼っている感じなのに対して、
フェブリクは、腎臓と胆汁からも代謝できるのです。
ザイロリックは腎臓が悪い人には、
負担が大きくなりすぎる心配もあったのですが、
フェブリクなら、腎臓への負担も少なめです。
フェブリクやザイロリックは、
尿酸値を下げる薬(尿酸降下薬)の中でも、
尿酸生成抑制薬です。
尿酸生成抑制薬ってのは、
尿酸を過剰に作り過ぎることを抑制する薬のこと。
だから・・
尿酸は肝臓で代謝されて、最終老廃物として尿酸になるので、
その機能を抑制する、ということは、
尿酸値が下がることと引き換えに、
肝機能が低下気味になることが多いです。
これが一般的に有名な、尿酸生成抑制薬
(フェブリクやザイロリックなど)の副作用です。
肝機能が低下してくると・・
自覚症状としては、
「だるい、眠い、イライラする、
皮膚が痒い、目がコロコロする」
などの症状が出る場合もあります。
これも個人差があるので、体質に
合う合わないとかがありますので、
実際に飲んでみないと、わからないです。
他人が大丈夫でも自分は
不調なこともあるかもしれませんし、
また、その逆も有り得ます。
副作用に関しては、飲んでみないとわからない、
ということ。
それでもね。
なんてったって「内閣総理大臣発明賞」ですからね。
そんな薬、他に あまりないでしょ。
痛風治療薬として、
はじめての快挙と言えるかもしれません。