2025年11月5日水曜日

痛風発作が秋に出る人

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● 痛風発作が長びく

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痛風発作というのは、

夏場が一番の頻発する季節なのですが、季節に関係なく、

一年中、痛風発作が出ている人もおられます。

 

また、夏に出た痛風発作の治りが遅く、

秋になっても

痛風の腫れや痛みが長びく人もいるかもしれません。

 

秋はね。

あまり痛風発作の出ない季節なのですよ。

 

秋が深まってきて冬になって、年末年始、正月・・・

になってくると、

痛風発作で苦しむ人が増えてくるのですが、

それはまた、別の理由から、です。


秋に痛風発作が出る人は、

痛風になって長い年月が経過している人、

中高年の人が多いです。

 

痛風初期症状の人、20代や30代の人、

痛風発作が始めて出てから、ほんの数年・・

というような人は、普通、秋には痛風発作は出ません。

(個人差はあります)

 

つまり・・

体内に尿酸結晶がそれほど溜まっていない人は(秋には)出ない。

尿酸結晶がたくさん溜まっている人は、秋冬関係なく、

痛風発作が出る、ということです。

 

痛風で

『膝から上に出てきたら要注意』

・・という言葉があります。

 

この膝から上に出てきたら、というのは、

痛風発作が、膝より上の方へ症状が出てきたら、

という意味です。

 

痛風発作というのは、たいていの人は、

初めて痛風発作が出る場所は

「左足の親指の付け根の関節」です。

 

それから、何年か経過すると、

「左足の甲」にも出るようになってきて、

さらに数年経つと「左足のアキレス腱」「左足のくるぶし」など

大きめの関節にも痛風発作の症状が出るようになってきます。

 

さらに数年経過すると、

右足にも同様に出るようになってきます。

右足に痛風発作が出る頻度は、左に比べて少なめですが。

 

そして、数年。

膝です。

膝にも痛風発作は出るのです。

 

また、数年。

手指、手首、ひじ、肩、耳たぶ・・・

これらは全て「膝から上」の症状です。

 

この、膝から上に痛風発作が出るということは、

尿酸値で言えば、

「尿酸値 7.0~8.0mg/dl」程度では ないでしょう。

おそらく。

もっと高い数値のはずです。

 

「膝から上」に症状が出ているということは、

腎臓の糸球体(フィルター)などにも尿酸が結晶化して

目詰まりをしてきている可能性もあります。

つまり、じわりじわりと腎機能が低下してくるのですよ。

これは怖いです。

 

痛風の食事療法、運動(歩く)、肥満解消(内臓脂肪を減らす)、

股関節のストレッチで血流を良くする、睡眠を充分にとる、

ストレス解消する・・・どれも、みんな、

少しずつ効果はありますが、全部足しても、

効果を合計しても、おそらく

尿酸降下薬フェブリクやトピロリックなどには 

かなわないかもしれませんね。


尿酸降下薬を飲む、飲まないを決めるのは自分ですが

(お医者様は飲め、と言います)

「膝から上」に症状が出ているなら、

真剣に薬を飲むことを

検討するのが良いかもしれません。

 

痛風は怖い病気です。

あまりビビッても仕方ありませんが、

本当に怖い病気です。

 

痛風というのは、

「風が吹いても痛い」から痛風と呼ばれている、と

みんな思っていますが、そうじゃありません。

 

痛風というのは、

中医学(中国の東洋医学)では、

“風”という言葉は“全身を侵す”という意味なんです。

 

「痛くて、そして、やがて全身を侵していく病気」

 

それが痛風です。

怖いです。

 

足が痛いよ~、歩けないよ~、

とか言ってるうちは、まだ良かった、ということです。