2025年11月5日水曜日

「絶食したら筋肉無くなってしまった」これ、ホント?

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● 痛風 絶食

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「ダイエットして絶食したら・・

なんと、筋肉が無くなってしまった!」

 

これは、ホントか嘘か!?

 

ホントです。

絶食したら、筋肉が減少します。

絶対に、断食とか絶食とか、してはいけません。

 

痛風の場合、肥満の人がなる、とは限らないのですが、

太っている人が肥満解消、つまり、

痩せただけで尿酸値が下がる例もあります。

 

もともと、痩せているのに

尿酸値が高い人もいるようですが、痛風の場合、

太っているから痛風になる、

というような簡単なものではなく、

生まれつきの体質

(尿酸を体内で作り過ぎる体質、尿酸の排泄する力が弱いなど)

に大きな影響を受けます(先天の気、といいます)。

 

ですが、

肥満の場合、内臓脂肪の体内蓄積も多く、その内臓脂肪は

尿酸値をあげる要因となるホルモンのような物質も出すため、

肥満解消が尿酸値を下げるのに寄与する例もまた多いです。

 

よお~し、それなら一念発起!

明日から絶食するぞ!

痩せるぞぉ!

 

・・・・そう考える人がいても不思議じゃありません。

  

ですが。

人間の体は、

糖や脂肪を蓄えられるようには なっているのですが、

残念ながら、

タンパク質は蓄えられないように なっているのです。

 

だからといって、たんぱく質ばかりジャンジャン食べていたら、

結局、尿として排出されるだけなので、あまり(体にとっては)

意味は ありません。

 

っていうか、あまり大量のタンパク質を摂りすぎると

尿として排泄しなければならないので、腎臓に負担が

かかってしまいます。

 

肉や魚は、たいていの人が好きな食品だと思いますが、

あまり肉ばかり食べているのも良くない、ということです。

 

で。

蛋白質が多すぎても駄目なら、少なすぎたら、どうなのか?

 

たんぱく質の摂取が少ないと・・

体内に必要な成分である蛋白質を、

なんとか獲得しようとするため、

体内の現存する筋肉を分解してまで、

体は「蛋白質を得る」のです。

 

だから、知らず知らずのうちに筋肉が細くなる。

腕が細くなったりね。

 

一番はっきりわかるのは、太腿です。

それから、ふくらはぎの筋肉。

 

ここは人間の体の筋肉量の中で

7割くらいを占める筋肉ですからね。

このあたりの筋肉が細ってくると、

体の筋肉量は、かなり減ってしまいます。

 

筋肉は動かすと熱を持ち、その筋肉運動で

血液も動かしますので

 

(血液に乗せて酸素と栄養物を運ぶのは、心臓のポンプ。

老廃物を受け渡して血液を心臓まで戻すのは、筋肉のポンプ)

 

筋肉が減ると、熱も減って、体が低体温になります。

低体温になると免疫も落ちて、病気になりやすくなるうえに、

手足などの末梢が冷たくなりやすくなり、尿酸が結晶化して

手足などの関節に たまりやすくなります。

 

ああ、それって痛風発作の第一歩なの?

 

・・・って、ほら。

何もいいことが ないじゃないですか!

 

尿酸値を下げたい。

そのために、とりあえず、できることから始めるぞ。

まずは ダイエットだ!

 

ダイエットなら、

食事量を少しだけ減らして、間食なども止めて、

甘い缶コーヒーも止めて、できる人は飲酒もやめて、

軽いものでいいから運動する。

 

食事も肉や魚は控えめにして

(食べちゃ駄目、ということじゃなくて)

野菜・海藻などを多めにする(野菜だけを食べろ、じゃなくて)。

 

よく、若い女性の人で美容のために、

一大決心して絶食に近いようなダイエットをする人がいますが、

蛋白質である筋肉が減るどころか、骨までも減少するので、

年をとってから骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になるリスクも

高まりますので、そんなこと、やめたほうがいいです。

痩せていることだけが美しいわけじゃありません。

 

ダイエットするなら、ゆっくりと。

食べながら、運動しながら、痩せる。

絶食、断食は、絶対にダメ、です。

 

そう考えると・・

つまり、人間の体には、生きていくために

「絶対にタンパク質が必要」なのですから、

痛風対策、尿酸値改善のために、

プリン体の多い食事を制限して、

肉や魚は一切食べない・・というのは、あまり

望ましいことではない、というのがわかります。

 

まあ、肉や魚を食べなくても、牛乳とか豆腐とか、

牛乳はともかく、大豆製品とか植物性のタンパク質を

摂っていれば良い、と思うかもしれませんが、

食卓に肉も魚も一切なかったら、寂しいですしね。

 

「プリン体の多い食品一覧」とか見たら、

プリン体の多い食品は、おいしいものばかり。

 

「プリン体の少ない食事一覧」を見ながら

夕食を作ろうとしても、

なんか・・こざっぱりしたものばかり。

 

ああ、痛風だから、肉も魚も、もう・・食べられないのか。

→そんなことは、絶対に“ない”です。

 

痛風でも肉も魚も食べられます。

ただ、食べ過ぎちゃダメ、ということ。

それから、肉や魚ばかり食べているのも駄目、ということ。

 

野菜や海藻や・・他のいろんなもの、

なんでも食べましょう、ということ。

 

人間の体は、自分が食べた食事から作られるわけですから、

「食べること = 生きること」なんですよ。

 

「絶食している → 死に近づく」ということです。

 

絶食は、痛風であろうが なかろうが、絶対に止めてください。

 

それに、そんな苦労をして絶食しても、

後日・・・


“超 リバウンド”が来ますしね!