痛風は、痛いです。
厳密に言えば、痛いのは
“痛風発作が痛い”のです。
ですので、痛風の治療といえば、
この痛い痛風発作を出ないようにさせるのが、
痛風の治療と思われガチですが、
実は そうではないです。
いわゆる“高尿酸血症”の状態を放置しておくと、
おそろしい合併症になってしまう可能性もあり、
注意が必要です。
これを治療していくのが、本来の痛風の治療、
と言われています。
しかも、その合併症というのは、初期段階では
自覚症状があまりないらしく、油断なりません。
ですが、痛風だからといって、
早死にしてしまうのは、悔しいです。
なんとしてでも、平均寿命くらいは
生きたいでは ありませんか。
できれば、長生きしたいです。
どうすれば いいのでしょうか?
一番具体的な指針となるのは、「尿酸値」です。
尿酸値が、「7.0mg/dl以下」ならば、
安心していいと思います。
逆に、それ以上ならば、じわじわと尿酸結晶が体内に溜まり、
将来、合併症になる可能性も否定できなくなります。
では、どうすれば「尿酸値」を下げられるの?
もっとも、ポピュラーなのは、薬物療法です。
医師に処方してもらった薬を、指示通りに服用すると、
尿酸値は、たいてい「7.0mg/dl以下」になっていくようです。
あとは、自分で生活習慣に気をつける、とか。
具体的には、
→体重を減らす (たいてい「尿酸値」は下がります)
→水を1日2リットル飲む(尿による尿酸の排泄を促す)
→禁酒する (もしくは、飲酒量を減らす)
→プリン体を多く含む食品を食べるのを減らす(レバーなど)
→軽い運動をする
→ストレスをあまり溜めない
・・・・・・・・・。
なかなか、
「できそうで、できなさそうなもの」ばかりですね。
私の知り合いにも、痛風の人が何人かいますが、
全員が薬を飲んでいます。
薬物療法ですね。
ですが、痛風のクスリを飲んでいるから、と
焼肉・レバーも食べたい放題、
ビールも飲み放題の人もいます。
で、そんな人は、やっぱり、ときどき
発作が出て、足を引きずっています。
普段から痛風のクスリを飲んで、それでいて、
生活習慣にも気をつけたら完璧じゃないか、
と思ったりもするのですが、
なかなかそんなふうにできる人は、
あまりいないように思います。
どうしても、油断しますからね。
誰かにガツ~ン、と言ってもらえればいいのですが、
一番いいのは家族ですが、そーゆー人は、
家族の言うことなんか聞きませんからね。
で、お医者さんに・・となるのですが、
このごろのお医者は、みんな優しくて、
ガミガミ言う人は少ないのでは。
やっぱり、自分で気をつけるしかないのですね。