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◆ 痛風って痛み止めですぐ治るの?
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ロキソニンというのは、
消炎鎮痛薬 (非ステロイド抗炎症薬) のことです。
いわゆる、痛み止めの薬です。
(ロキソプロフェン、というのは
ロキソニンのジェネリック)
歯痛、腰痛、頭痛・・
あらゆるツライ痛みに処方されている薬です。
もちろん、痛風にも。
このロキソニン(ロキソニン錠60mg)というのは、
効き目も早く (15分~1時間くらいで効果を実感)
なかなか効果的な痛み止めの薬なのですが、
痛風発作の場合、あまりにも激烈な痛みなので、
残念なことにロキソニンを飲んでいても、
「痛みが緩和される」程度です。
嘘のように、すっきりと痛みが消えたりしません。
でも、とても歩けやしない (足が患部の場合) 激痛が、
トイレくらいなら、なんとかヨロヨロとでも歩いていける、
・・・程度には緩和します。
これでもね。
ロキソニンと飲んでいるのと、飲んでいないのとでは、
その違いは大きいと思いますよ。
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◇ 痛風 毎食後って痛み止め効いてても飲むの?
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さて、ロキソニンを処方されると、
効果も大きい分、副作用もある場合があります。
一番多いのは、胃腸障害ですね。
痛いからといって、早く効くように、と
大量に飲むのは、お勧めできません。
胃腸障害っていうか、胃潰瘍になったりしますからね。
血便とか、最悪、胃に穴が開いたりとか。
でたらめな飲み方をしてはダメです。
必ず、食後というのは、胃を守るためです。
で・・
ロキソニンの処方箋をみると、
「毎食後、1回1錠。1日3錠まで」
と書かれていたりします。
いくら痛風発作が痛いからといって、
1回に2錠も3錠も飲んでは駄目、ということ。
1回に5錠飲んだけど、平気だった、
という人もいましたが、
その人は、たまたま大丈夫だっただけ、です。
そういう飲み方は、胃腸のためにも、
やっちゃ駄目です。
でね。
病院では “薬を出すのが商売” みたいな側面があるので、
多めに処方されることが多いような気がするのです。
ですから。
処方箋に「毎食後」と書かれていても、
痛くない場合は「飲まなくても良い」です。
っていうか、
痛いから痛み止めの薬を飲むわけであって、
痛くもないのに、飲む必要はないです。
薬は常に、副作用と背中合わせなので、
本当に必要なときに「だけ」飲む方がいいです。
それからついでに言うと、
ロキソニンは急性の炎症には効果がありますが、
慢性の炎症には、ほとんど効果がないので、
ロキソニンの長期常用は、お勧め
できないです。
痛いときだけ、1錠ずつ、飲む。
ロキソニンは、短期決戦が鉄則です。