2022年10月19日水曜日

体温の高い人と低い人とでは どちらが痛風になりやすいか

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

◆ 痛風と体温は関係あるの?

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


痛風と体温は、いっけん無関係のように思えます。

直接、関係があるのは、尿酸値ですが、

その尿酸値は「体温」と関係があります。


尿酸値 7.0mg/dl以上になると、

高尿酸血症と診断されてしまい、さらに

痛風発作が発症すると「痛風」と呼ばれてしまいます。


「尿酸値 7.0mg/dl」というのは、

何なのか、というと、血液中の尿酸が

溶ける、溶けない、のボーダーラインの数値なんです。


つまり、尿酸値 7.0mg/dl以上で

溶けなくなる (溶けにくくなる) のです。


ってことは、溶けなかった尿酸はドコへ行くのか・・

というと、手足などの末端の関節・腱など

(体の比較的、冷たい部分) に沈着して結晶化するのです。


それが尿酸結晶。


この尿酸結晶が何年もかけて、少しずつ増えてくると、

ある日、突然、堰(せき)を切ったように

痛風発作が発症してしまうのです。


でね。

もちろん、「尿酸値 7.0mg/dl」という

厳然たる数値があるわけですが、

血液中の尿酸には「溶けやすい温度」「溶けにくい温度」

というものがあるのです。


この場合の、溶けやすい、溶けにくい、というのは、

“血液中に、尿酸が”溶けやすい、溶けにくい、

という意味。


つまり、


体温が高いと「尿酸は血液中で“溶けやすい”」

体温が低いと「尿酸は血液中で“溶けにくい”」


・・・のです。


で、具体的な体温は、何度なの?


「体温 37度で、尿酸は血液中に溶けやすくなる」

のだそうで。


37度?

風邪でも ひいているのですか??


私の場合、平熱で 37度というのは、

ありえない体温なので、

とうてい、尿酸が溶けやすくなりそうにない、です。


37度が、尿酸が血液中に溶けやすくなるのと裏腹に、

体温が低ければ低いほど、血液中に

尿酸は溶けにくくなるそうで。


子供の頃は、誰しも体温は高めですが、

中高年になると、だんだん血流が悪くなったり

運動不足だったりして、低体温気味になってきます。


35度、とかね。


体温が低くなればなるほど、

尿酸が溶けにくくなるだけでなく、

免疫力も低下して、病気になりやすくなるそうです。


じゃあ、体温は高いほうがいいのね?

でも、どうやれば、体温が高くなるの?

生まれつきなの?


で、対策。


●運動して血流を良くする(歩くなど、有酸素運動)

●運動して筋肉量を増やす

●お風呂で温まる

●カイロなどで保温する


・・・どれもこれも、

一時しのぎの対策のような気もしますが、

地道な積み重ねによる効果ですので、やらないよりは

やったほうが良いと思います。


これで、体温が37度になる・・ような気は、

あまりしませんが、冬でも「歩くと」

指先まで、ホコホコと温まるので、

そのときだけかもしれませんが、

体温は少しでも上がっているかも

しれませんよ。