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◆ 痛風は怖い病気
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実際に、痛風で「右足を切断した」という人がいる、
という話を聞いたことがあるのですが・・・
痛風から糖尿病を合併してしまい、
その合併症である糖尿病が原因で、
右足を切断してしまったのでは?
と、思うのですが・・・・・。
痛風発作はね。
はじめて痛風発作を起こしたような、
痛風初期症状の人には 信じられないかもしれませんけど
(10日ほとで、嘘のように痛風発作は消失するので)
何十年も痛風で苦しんでいると、
だんだん痛風発作の回数が増えてきて、
しかも、痛風と痛風の間隔 (期間) が
短くなってくるのですよ。
昔は、夏しか出なかった痛風発作が
春も出るようになったりね。
そのうち、秋でも冬でも出るようになったり。
一年中、痛風発作が出るようになって、
1年のうちの大半は足を引きずっていたりしてね。
つらい思い、痛い思いばかりして。
酷い人は、繰り返し繰り返しの痛風発作が
関節が変形してしまう人もいます。
少しずつのダメージですが、累積すると
ある日、気が付いたら、
関節の形が変わっていた、とか。
怖いですね。
でも、関節変形はあっても、
足を切断・・とまでは、いかないでしょう。
やはり、足を切断するのは、合併症なのでは。
・・・・・・・・・・。
知り合いに糖尿病の人がいるのですが、
御高齢ですが、足に通っている5本の神経のうち、
もう、2本がダメなんだそうです。
つまり、3本の神経だけが生きている、と。
(神経が通っている、という意味)
でも、普通に歩けています。
本人にしか、わからない不自由さ、とか
あるのかもしれませんが、傍目には
歩行困難なようには見えないです。
これが、もし、将来、5本の足の神経のうち、
5本とも駄目になったら、もしかしたら、
足切断かもしれません。
でも、近年は良い薬もありますからね。
昔とは、医学の進歩が全然違いますし。
糖尿病だから、足切断になる、とは限りません。
適切な治療を受けていれば、ね。
痛風発作は炎症ですが、
年々、何度も繰り返して炎症を起こしても
痛風が原因での「足切断」ってのは、
考えにくいです。
おそらく、糖尿病を痛風から合併しているのでは。
痛風だから足切断、というのは、ちょっと
違うように思うのですが、痛風で、そして同時に
糖尿病でもある、というのなら、話は別です。
痛風も糖尿病も怖い病気ですから、
しっかりと治療するほうがいいと思います。
痛風の方は、その点、
尿酸値を下げていれば良いわけですから、
わかりやい、といえば、わかりやすいです。
尿酸値 7.0mg/dl以上で、高尿酸血症(痛風)なら、
尿酸値 7.0mg/dl以下にすれば良いわけですから。
痛風になる人の場合、生まれつきの体質が
大きな要因なので、なかなか、
自分の体質を変えることは困難ですが、今は昔と違って、
尿酸値を下げる良い薬が出ていますからね。
フェブリク錠は尿酸値を下げる薬ですが、
従来の薬よりも副作用が少なめで、
尿酸値を下げる効果が大きい、
と言われている痛風新薬。
痛風の場合、
痛風発作が出ているとき以外は、ついつい
痛風のことを忘れがち(痛くないので)ですが、
普段から、尿酸値を低い水準で維持することが重要です。
それが糖尿病などの怖い合併症の予防にも
なるかもしれませんしね。