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◆ 痛風の尿酸値検査の前、食事は?
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「尿酸値検査の前は食事抜き?」→どっちでもいいです。
ドッチでも良い、というと語弊がある感じですが・・
いや、通常は朝(もしくは昼)の食事を抜いて
血液検査に臨むのがセオリーです。
病院によっては、パンやコーヒー程度ならOKだけど、
ヨーグルトなどの乳製品はNGだ、というところも
ありますね。
普通は食事抜きが基本なのでしょうけど・・・
まあ、人それぞれっていう気がします。
尿酸値検査の検査の日、食事を抜いても食べても、
検査結果は同じなのか?
・・といえば、ね。
実は違うのですよ。
「食事を抜けば、尿酸値検査の数値は低い!」
「食事をしてから尿酸検査をすると、数値は高めに!」
ホント!?
じゃあ、尿酸値検査の日は、
食事抜きのほうがいいんじゃない?
だって、食べたら尿酸値上がるんでしょ?
朝も昼も抜いて、尿酸値検査に臨んだ方が、
良い結果が出るってことでしょ。
いやあ・・それでもね。
「ドッチでもいい」んですよ。
病院で、事前に「尿酸値検査の当日」は
食事を抜いてくるように、と言われているなら、
そのようにすれば良いかな、と思います。
病院の先生がそういうなら、その通りにしたら。
でもね。
ドッチでもいいんですよ、そんなこと。
尿酸値というのは、常に変動するものです。
血圧だって、脈拍だって、そうでしょ?
尿酸値 7.0mg/dlだった人が、一ヵ月後に
また、痛風の血液検査(尿酸値検査)をしたら、
尿酸値 7.3mg/dlになっていた・・なんてことは、
普通にあるわけです。
同様に、尿酸値 7.0mg/dl→ 6.7mg/dl
っていう逆のパターンも
もちろん、あるでしょう。
けど、
尿酸値 7.0mg/dlだった人が、一ヵ月後の尿酸値検査で、
尿酸値 14.0mg/dlになっていた・・
とかいうのは、まず、有り得ない。
尿酸値ってのは、多少の変動は常にありますが、
尿酸値を下げる薬を服用していた、とかじゃない限り、
急激な大きな変動は、ほとんどないです。
また、尿酸値を下げる薬を飲んでいた人が
急に服用をやめた・・という場合も、
大きく尿酸値が動きます。
(この場合、尿酸値が大きく上がる)
たいていの場合はね。
尿酸値というのは、長い年月をかけて
少しずつ、切り上げというか、じわじわと
高めの傾向になります。
(あくまで、痛風の人の場合)
短い期間で、大きく尿酸値が変動することは
通常は「ない」と言えます。
ただし、少しの変動なら、常にある、ということです。
で、尿酸値の検査の前に食事を抜くか、抜かないか、
の話の続き。
これね。
尿酸値の変動は(ある程度)常にあるものだから、
食事を抜いて、低めの尿酸値の結果を弾き出したところで、
しょうがない・・・という意味にも取れますが、
むしろ、高めのほうがいいんじゃないか、と思うのです。
尿酸値検査って、前回より高い数値になっていたら、
嫌ですよね。
なんだか、がっくりしてしまいます。
でも、前回の尿酸値検査よりも検査結果が良かったら。
数値の結果が良かったら。
嬉しくなりますよね。
で・・
嬉しくなったら、どうなるのか。
嬉しくなったら、自分はどういう行動をとるのか。
人によっては、
ビールをガバ飲みしたり、暴飲暴食をしたり、
やりたい放題し始めるかもしれません。
だって、尿酸値検査の結果が良かったんですから。
尿酸値の数値が前回よりも低かったんですから。
これぐらい・・ちょっとくらい、いいかな?
自分への褒美?
それとも、今まで引き締めていた手綱を緩める?
果たして、それでいいのか、どうか。
そんなことをしていたら、次の尿酸値検査のとき、
どういう結果になるのか、目に見えています。
だからね。
考え方が人それぞれなんですよ。
尿酸値検査の前に食事をしていくのがいいのか、どうか。
私は→「ドッチでもいい」と思いますけどね。
たしかに、食事抜きのほうが尿酸値検査は
(ほんの少しだけですが)
低い数値が叩き出されます。
食事してからの尿酸検査は、やや高めの数値が出ます。
肝心なのは、その後ですからね。
「検査結果の後」こそが大事なんです。
尿酸検査の結果に一喜一憂して、
生活のリズムを崩してしまうのなら、少々、
高めの数値が出て、がっくりしようが、しょんぼりしようが、
今後のことを考えたら、高めの尿酸値の数値が出たほうが
自省して、今後の生活に好影響を与えるかもしれませんよ。
でも、前回の尿酸値検査よりも高い数値が出ると
本当にガックリしてしまうので、やっぱり食事抜きがいいかな?
ああ、それから。
仕事が忙しくて病院へ行けない人には、自宅でできる
血液検査キットという方法もあります。
DEMECAL(デメカル)血液検査キットなら、
尿酸値(尿酸)、腎機能(尿素窒素、クレアチニン)など
痛風に必要とされる項目が網羅されています。
まあ・・結構、お金がかかりますけどね。
病院へ行って検査してもらうほうが、
健康保険のおかげでお安くすむので、
そっちのほうがお勧めですかね。