2022年8月7日日曜日

痛風 何科

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◆ 痛風は何科の病院へ行けばいいの?

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一番良いと思われるのは、おそらく「痛風外来」です。


これか痛風専門の科目ですので、そんな科がある病院は

滅多にない、です。

いくら「痛風外来」があっても、遠方すぎて通院できないなら

意味はないですしね。


というわけで、現実的には

自分が通院できる範囲にある病院で「内科」が良いと思います。


痛風ってのは、足が痛くなる病気だと思われがちですが、

もともと「代謝」の病気ですので。


体内の、新陳代謝などのエネルギー変換のとき、

最終的な老廃物として作り出されるのが尿酸。


この尿酸が過剰に作られすぎたり、また、尿酸を排泄する力が

弱かったりして、血液中の尿酸が多くなりすぎるのが、

高尿酸血症なのです。


で、この高尿酸血症の人が痛風発作を起こしてしまうと、

痛風ということに。


でね。

外科や整形外科でも、尿酸値を下げる薬など

処方してくれますが、いろいろなアドバイスとか

そういうサポートの面でも内科が良いのではないか、

と思います。

泌尿器科とかは、やめたほうがいいです。


尿酸は尿と一緒に排泄されますし (便も少しアリ)、

さらに尿路結石などのリスクもあるので、

泌尿器科を選ぶ人もいるようですが、

はっきり言って、泌尿器科の先生は

痛風のことを知らないです。

それは泌尿器科の先生が勉強不足、とかじゃなくて、

「専門外」ってヤツ。


たとえば、目の調子が悪いのに「耳鼻科」に行く人は

いないでしょう。

目の調子が悪いのに、耳鼻科の先生ったら、

的確なアドバイスをしてくれなかった!

・・と言って怒るのは、お門違い、というもので。

目の調子が良くない人は、歯医者や耳鼻科ではなく、

眼科へ行きましょう、という話。


家から近いから、といって、

医者なら何でも良い、というわけでもないです。


一番のお勧めは「痛風外来」ですが、

日本に (たぶん) 数えるくらいしかないので、

現実的には、痛風なら「内科」が推奨、という感じ。

でも、内科の病院が近所にないなら、

整形外科や外科でも、まあ、いいかな、と。


皮膚科とか、泌尿器科とか、いっけん

痛風に関係ありそうですが、

根本的に「痛風は代謝の病気」ですので、

内科が良いと思います。