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◆ 痛風で入院してもいいですか
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基本的に、痛風発作で入院したり
救急車を呼ぶことには反対です。
ただし、尿路結石の場合は、また、話は別。
痛風発作で入院しても、
入院させてくれたとしても、
結局は、そのときの治療というのは、
対症療法というか、痛みを抑える治療になって、
根本的な解決にならないです。
とどのつまり、痛風の治療とは
尿酸値を下げることに尽きるので、
尿酸値を下げる薬を飲むことが
病院の推奨する治療なので。
それって、通院で充分可能です。
入院する意味は、あまりありません。
そもそも、痛風で入院するケースって、あるの?
ありますよ。
膝に尿酸結晶が溜まりすぎて、
皮膚を突き破って出てきて手術、とか。
私は経験したことが (今のところは) ないので
詳しくは知りませんが、もしかして、
日帰りでできる手術?
そういうことなら、また話は別ですが、
通常、どんなに痛風発作が痛くても
(痛風発作は痛いものです)
入院まですることはない、と思います。
痛風発作ってのは、あまりにも激烈な痛みなので、
痛風発作で救急車を呼ぶ人も いるかもしれません。
救急隊員の人は嫌な顔もせずに
来てくれるかもしれません。
でも、本来、救急車というのは、
生死をさまようようなレベルの人が
呼ぶもの、だと思うのです。
歩けなくて、病院へも行けない、
救急車を・・という気持ちは
わかりますが、やはり、世間の常識からすると、
救急車は呼ばないほうが良いか、と。
(世間の常識なんて言い出すと、
風邪引いたから救急車を呼んだり、
病院へ行くのにタクシー代がかかるので、
タクシー代わりに救急車を呼ぶ人もいるそうです。
実際、私の知り合いにも、そういう人、いましたよ)
あと、保険金目当ての入院。
入院して何日目か過ぎると、保険的が降りるので、
それ目当てで入院する人もいるかも?
でも、本当に痛風発作で入院させてもらえるのか、
どうか、ですが。
私の知っている限りでは、
痛風で入院した人は いませんからね。
保険金なんか、いらないから
痛風発作がなくなって欲しいです。
で、さっきの救急車の話ですが、痛風の人で、
突然、背中が痛くなったり (それも、激痛)、
血尿が出たりしたら、即、救急車を呼ぶことを
お勧めします。
もう一度、言います。
背中が激烈に痛くなったり、血尿が出たりしたら、
即、救急車を!
それは、おそらく、尿路結石というヤツです。
誰が名づけたのか「king of pain」って
呼ばれているらしいですよ。
痛風と尿路結石と、どう関係があるんだ、と
思うかもしれませんが、尿酸値が長期間
高い状態が続いた場合、体内に溶けきれずに
あちこちに沈着してしまった結晶化した尿酸が
・・・なんと、尿路にまで沈着してしまうのですよ。
この尿路に沈着した尿酸結晶が
長年のうちに、だんだん増えてくると・・・
ある日、尿路 (排泄する尿の通り道ですね)を
傷つけてしまう、という感じ。
これが、尿路結石。
死ぬほど痛い尿路結石。
誰もが望まない尿路結石。
できたら死ぬまで一度もなりたくない尿路結石。
腰や、わき腹・・そして、背中に強烈な痛みがきたら、
すぐに救急車を。
これ、覚えておいてください。
痛風発作で失神する人は、いないでしょうけど、
尿路結石は、激痛過ぎて失神する人もいるそうです。
まさに「king of pain (痛みの王様)」ですね。