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◆ 痛風 ボルタレンより強力な痛み止めの薬は、ないの?
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痛風発作の鎮痛消炎剤といえば、ロキソニンが一般的です。
ところが、痛風発作は強烈すぎる痛みなので、
痛風発作のピーク時(発症後4~6日目くらい)は
実感として、あまり効きません。
ちょっと緩和したかな、という程度。
痛いよう!
もっと強力な痛み止めの薬は、ないの!?
そこで登場するのがボルタレン。
ロキソニンは、一般の薬局でも市販されているのに対して、
ボルタレンは処方薬です。
つまり、病院で医師の処方箋がなければ入手できない
薬のこと。
このことからでも、ロキソニンよりもボルタレンの方が
強力な消炎鎮痛剤だと、わかります。
ですが!
このボルタレンですら、あまり効かない!
と思うくらい激烈な痛みのときがあるんです。
痛風発作は毎回 同じ程度の痛みではなく、
比較的マシなときと、強烈な・・あまりにも
強烈な痛みのときがあるのです。
歩けないどころか、じっとしていても痛い。
痛くて痛くて、とても眠れない!
もっと強力な痛み止めの薬は、ないの!?
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◇ 痛風 プレドニゾロン
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「プレドニゾロン」ってのは、
最強クラスの鎮痛消炎剤です。
どんな激烈な痛風発作の痛みも、
たちまち抑え込んでしまうでしょう、
といっても過言でないくらい強力な痛み止めの薬。
でもね。
甘い話には裏がある、じゃないですが、
この「プレドニゾロン」の使用は
要注意すべきかもしれません。
つまりね。
この「プレドニゾロン」という薬は、
副腎皮質ホルモン剤なんですよ・・・・・
本来、病院で処方してもらって、医師の指導どおりに
服用すべき薬です。
痛風がいくら痛いからといって、勝手に飲むような種類の
薬ではないのかもしれません。
どうしても飲むなら、決して長期使用はしないこと。
痛みが緩和したら、もう使用はやめて、
ロキソニンやボルタレンに切り替えること。
絶対に痛みが緩和してからも、
ずっと使い過ぎないように!
なんで?
そんなに効果がある薬なら、ずっと飲んでいたら、
痛みともオサラバなんでしょ?
確かに効果は高いでしょう。
でも、副作用も心配、という話なんです。
そもそも、副腎皮質ホルモン剤とは何か。
人間の内臓で、腎臓の上に
「副腎」という小さな臓器があります。
腎に“副”がついているので、サブ的なものだろう、
と誰もが、その存在を軽くみますが、
どうしてどうして。
非常に重要な臓器なんです。
また、痛風にも大いに関係がある臓器でもあります。
人間の内臓はストレスに弱く、
(強いストレスを受けると尿酸値も上がります)
内臓がダメージを受けてしまうのです。
ですが、内臓がダメージを受けないように、
副腎から「抗ストレスホルモン」を分泌します。
その「抗ストレスホルモン」のおかげで、
複雑な人間社会でストレスを受けても、内蔵は
ダメージを受けずに守られるのです。
その、副腎から出される「抗ストレスホルモン」が
すなわち、「副腎皮質ホルモン」。
また、副腎は免疫に関係していて、
体内の病気を治したり、そういう方面にも
効果を発揮します。
ところが!
外部から、治療薬として
「副腎皮質ホルモン剤」を投与すると、
どうなるのか。
副腎がね。
ラクを覚えてしまうのですよ。
つまり、自分があくせく働かなくても、
外部から「副腎皮質ホルモン剤」が入ってきたら、
ああ、大丈夫。
あいつらが、代わりに活躍してくれるから、と。
というわけで、副腎が重要な機能である、
「副腎皮質ホルモン」を分泌しなくなるのです。
その結果、どうなるの?
つまり、病気に「自分で」立ち向かう力が
なくなってしまうわけです。
だって、「副腎皮質ホルモン」を
分泌しなくなるんですから。
ということは?
「副腎皮質ホルモン剤」無しでは、
やっていけなくなる、
というわけで。
怖いでしょ?
だから、「副腎皮質ホルモン剤」は、
病院で医師の指導の元に服用する薬だ、ってのは、
そういうことなんです。
入手するだけなら、
個人輸入代行業者から
「プレドニゾロン」を通販で購入できますが、
もし、使うなら、くれぐれも要注意です。
つまり、長期使用はしないこと。
絶対にしないこと。
絶対の絶対にしないこと。
激烈だった痛風発作の痛みが、ある程度、
痛くなくなったら、
もう「プレドニゾロン」の使用はやめて、
ロキソニンやボルタレンに切り替えること、です。