痛風の初期症状や本格的な症状は
女性にも見られるようになっています。
中高年の男性に多い病気と言われてきていましたが、
最近では女性や若い方々にも
見られるようになってきています。
症状としては男性と大きくは変わらず、
非常に強い痛みを伴う発作や炎症が生じます。
男性だけでなく女性も注意していく必要があるのです。
痛風の初期症状でまず挙げられるのは関節のしびれです。
特に足の指や膝などはしびれを感じる事が多い部位です。
尿酸が溜まりやすい部分であるのがその理由です。
また、腫れが出てくる事もあります。
痛風の本格的な症状が始まると痛風結節という
コブのような大きな膨らみが生じますが、
これほどまでではないにしても
比較的大きめの膨らみになる事があります。
初期症状は1日から数日程度続いた後、
本格的な症状発症という形になりますが
この間に少しずつ大きくなっていく
という事もあります。
女性によっては靴を履く時に
少し気になるという事もあります。
腫れと合わせて赤みもあります。
こちらも本格的な症状の際には
かなり真っ赤になりますが、
初期段階では赤くなっているなと
そのまま見過ごしてしまう事も多いです。
もう一つは炎症です。
炎症が起こるとその部分は熱を持ち、
痛みやかゆみを生じます。
本格的な症状の際には
痛風発作とも呼ばれる強い痛みとなりますが、
初期症状ではまだ耐えられる
ちょっとした痛みである事が多いです。
しびれと合わせて
少しぴりぴりとした感覚になる事もあります。
また、足の指に多く出る事は多いですが
他の部位にも出る事があり、
数カ所に同時に出る事もあります。
こうした色々な部位に出るとおかしいな
と気が付く方もいます。
気を付けたいのは、やはり、こうした症状を
痛風の初期症状として
気がつけない方が多いという事です。
気にはなりながらも
苦になる程の痛みなどではないため、
こうした事もたまにはあるかなという様に
甘く見てしまいがちです。
こうした事を知識として学んでいれば
未然に症状を防ぐ事ができたかもしれません。
痛風発作の痛みは激痛なので、できれば
防げる事にこした事はありません。
予防の際にできるのは、
男性と同じく水を沢山飲むという事と、
初期症状に効果的な薬を飲むのが有効です。
水は体内の尿酸を排出しやすくしてくれるため、
多めに飲む事をお勧めします。
1日に2リットル程度飲めると理想的です。
トイレが近くなりますが、
尿として尿酸を排出してくれます。
また、初期症状にはコルヒチンという薬が効果的です。
本格的な症状が生じる前に
食い止める事ができる場合もありますし、
本格的な症状が生じても痛みを和らげる事ができます。
男性でも女性でも基本の予防、対策方法は変わりません。
日頃からできる事を行うように心掛けておきましょう。