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痛風 合併症
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痛風といえば、尿酸値が高い (高尿酸血症)が原因で、
足などに激痛を起こす、痛風発作が有名です。
痛くてツラくて苦しい思いをする病気
と思われがちですが、本当に怖いのは、
足が痛くなることなんかじゃないです。
あんなに痛いのに、大したことじゃないって言うの!?
痛風発作が起こるのは、長年、
結晶化した尿酸が足の関節などに蓄積するから・・
というのが原因ですが、さらに
その状態が長く続くと、今度は
膝から上へと上がっていくのです。
一番怖いのは、
内臓・・それも 腎臓に沈着してくること。
尿酸結晶が腎臓のフィルター
(ろ過して排泄するためのフィルター。
糸球体のこと)
に蓄積してくると、腎機能が落ちてきます。
すると、老廃物のろ過がうまくいかなくなり、
体内に老廃物が滞るようになってきます。
これが腎機能障害、というやつで、
だんだん進んでくる、というか、
機能低下が悪化してきます。
いずれは、腎不全となり、いわゆる痛風腎と
いわれるようになってしまいます。
この、痛風腎というのは、
痛風が原因でなってしまう、
腎不全のことです。
痛風じゃなくても腎不全になることはありますが、
痛風の人は、特に要注意ということです。
なりやすい要素が痛風の人にはある、ということ。
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透析でも簡単に死んだりしませんが、苦しいです。
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腎臓の機能している部分の残存が少なくなってくると、
命をつなぐため、透析治療に入ることになります。
昔はね。
尿毒症になって命を落とす人がたくさんいたのですが、
近年での医学の進歩のおかげで、多くの人が恩恵を被り、
そう簡単に死んだりしません。
普通の人と同じように長生きする人も大勢おられます。
本当に医学の進歩はありがたいですね・・
でも、実際に知り合いに
透析を受けている人がいるのですが、大変です。
特に家族が大変です。
透析は、最初は回数も少なく(週に1回とか)、それほど
負担でもないのですが、だんだん、週に2回、3回と
回数が増えてきて、その1回の透析治療に要する時間も
長くなってくるようです。
食べるものにも制限があるようですし、
行動というか、人生そのものにも
制限があるようになってきます。
それでもね。
命があるだけ、ありがたいですし、
透析は命を繋いでくれる、命綱みたいなものです。
本当に感謝です。
痛風の人は、痛風発作が発症しても治まってしまえば、
痛かった足も痛くなくなるので、もう、いいや。
・・と思ってしまいがちですが、長期的視野で
継続的に尿酸値を下げていくよう、あるいは
あまりこれ以上、溜まっていかないよう
留意していくことが大切かな、と思います。
でも、生まれつき痛風になりやすい体質、
尿酸が作りすぎてしまう体質などがあって、
なかなか尿酸値は下げることは難しいのですが・・
自分でできることを一つ一つ、
気長に積み重ねていくことが
大切かな、と思ったりもします。