コルヒチンは、痛風発作が起こりそうな直前に
タイミングよく服用できれば、痛風発作を起こさずに
抑え込む効果がある薬です。
その、タイミングというのが、ちょっと難しいですけどね。
飲むのが遅れてしまい、いったん、
痛風発作が発症してしまうと、何の効果もない、
という妙な性質のある薬でもあります。
早めに飲む・・と良いのですが、
自分の足が腫れてきているのを痛風だと認めたい人は
少ないでしょうから、どうしても
コルヒチンを飲むタイミングは
遅れがちになるのですけどね。
で、コルヒチンの副作用ですが・・
有名なものは、胃腸障害です。
まあ、わかりやすくいえば、下痢です。
下痢の症状が多いです。
これは、コルヒチンを飲む量、飲む回数が
多ければ多いほど、副作用のリスクも高くなります。
通常、朝昼夕、1回1錠ずつ。
1日三回まで・・なのですが、
痛風発作には激痛が伴いますので、
痛いときは痛みから逃れたくて、
薬を増量して飲んでしまいそうになりますが、
これはダメです。
コルヒチンは、いったん、痛風発作が起こってしまったら、
ほとんど、効果などありません。
副作用もありますし、痛風発作が起こってしまったら、
もう飲むべきじゃないです。
その場合は、ロキソニンやボルタレンなどの痛み止めの薬、
いわゆる消炎鎮痛剤を飲むほうがいいです。
コルヒチンは痛風発作が始まる前に
痛風発作を封じ込める作用はありますが、
痛風の痛みを抑える効果とかは、ありませんからね。