病院で処方してもらって、コルヒチンを飲む場合、
処方箋には、次のようなことが書いてあります。
「1回1錠。朝昼夕、毎食後。1日3錠まで」
コルヒチンの副作用として、胃腸障害、
特に下痢が多いようなので、体のことを考えたら、
そういうコルヒチンの飲み方をするのが、
一番体に優しいのでしょう。
でもね。
コルヒチンという薬の性質には、独特のものがあって、
痛風発作が今にも起こりそうな寸前、直前に飲むと、
痛風発作を封じ込める効果が期待できるのですが、
いったん、痛風発作が起こってしまうと、
何の効果もない、のです。
効果がないので、おかしいな、おかしいな、
なんで効果がないんだろ、とか思って、
何度もなんどもコルヒチンを飲むことは愚の骨頂です。
痛風発作を抑える効果が期待できないばかりか
(手遅れなので) 飲みすぎることによって、副作用、
つまり 体への影響が心配です。
あの、強烈な痛風発作を
起こさずに抑え込んで封じ込めるのですよ?
どれほど、強力な薬なんでしょう。
痛風発作が起こってしまうと、歩けなくなったり、
寝たきりになったり、仕事にも行けなくなったりして、
日常生活にも多大な影響を与えてしまいます。
だからといって、
この薬は飲みすぎては いけないクスリです。
なるべく、最小限に留めるのが、体に優しい飲み方です。
決して、お勧めの飲み方・・というわけじゃないですけど、
以前、私がコルヒチンを飲んでいた飲み方、やり方は、
以下のような方法でした。
まず・・痛風の予兆、つまり、なんとなく、足などの患部が
おかしい。
腫れたり痛みはまだ少なくても、なんとなく、
うまく言えないけど、違和感がある。
痛いような、痒いような、腫れているような、
たいしたことがないような、これから酷くなりそうな・・
う~ん・・なんだろう。
このとき、です。
このタイミングで、1錠だけ、飲みます。
で・・様子を見ます。
そして、腫れてきても、腫れなくても、
痛みがあっても、痛みが治まりつつあっても。
2時間経ったら、もう1錠だけ、飲みます。
この2時間、というのは、最初の1錠を飲んでから、
2時間経過したら、という意味です。
今でこそ、病院の処方箋は、
「1回1錠。1日3錠まで」とかになっていますが、
昔は、
「1回1錠。2時間おきに、1日6錠まで」
だったのですよ。
近年のほうが、だいぶん、コルヒチンの1日に飲む量を
減らされていますね。
まあ、体の負担を考えてのことでしょうけど。
で、さっきの話の続き。
足などに違和感を感じたら、すぐに1錠のコルヒチンを飲み、
違和感が解消しようが、解消しまいが、
とにかく、2時間経過したら、もう1錠飲みます。
これで、終わりにするのです。
これで痛風発作は、おそらく封じ込める、
抑え込めると思いますが、
痛風発作の痛みや酷さは、毎回、同じではなく、
軽く済むときと、重いというか、酷いときがあるのです。
ですから。
この、違和感を感じて1錠、さらに2時間後の1錠で、
たいていは、痛風発作はおさまるハズ・・と思うのですが、
もし、これでも治まらずに、
どんどん痛みや腫れが酷くなってきたら、
そのときは、もうあきらめます。
もうコルヒチンは飲みません。
おそらく、飲んでも無駄でしょう。
治まるときは、この合計2錠だけで、充分おさまるハズ。
治まらないというのは、今回は
強力な痛風発作だった、ということ。
これ以上のコルヒチンは、
体に負担をかけるだけだと思うので、飲みません。
むしろ、これから必要なのは、
ロキソニンやボルタレンなどの
痛み止めの薬のほうでしょう。
この飲み方は、私が自分自身のいろいろな失敗とか、
酷い目に遭った経験から、試行錯誤の上、
勝手に決めている飲み方であって、
正しい飲み方ではないかもしれません。
少なくとも、処方箋通りではありませんからね。
病院でも、こんな飲み方は推奨しないでしょう。
特に、2時間しか間隔が開いていないことが
アレかもしれませんが、
でも、たった2錠だけで飲むのを止めますからね。
むしろ、体に優しいのではないかと思うのですが。
病院の処方箋通り、
1日3錠を7日間
(それくらいの量を病院で処方されるのです。なぜだか)
毎日、飲み続けるとしたら、3錠×7日間=21錠。
体への薬の負担、副作用を考えると、
2錠と21錠では比較になりません。
もし、病院でコルヒチンを処方してもらったら、
きっと多い目の量だと思うので、全部飲まないで、
「いざ」というときのために、残して置いてください。
いつの日か、せっぱつまった、というか、
どうしようもないようなときに、役に立つかもしれませんよ。
明日は痛風発作が出たら困るような日に、
なせが、足がズキズキしはじめた・・・とかね。