痛風発作は足に出る場合が多く、
足に出る・・ということは、
困ったことに歩けないのですよ。
これが困る。
非常に困るのです。
さらに、やっかいなことに、痛風発作というのは、
いつ出るのか、わからない。
突然、発症したりするのです。
これが、ね。
やっかいなのですよ。
通常、痛風発作が多いのは、夜です。
それも夕食後。
それから、夜半から未明。
つまり、自宅にいる頃ですね。
(夜勤の人もおられますが)
この時刻は病院も閉まっているので、
じわりじわりと痛くなっていく自分の足を
見つめながら、どうしようか、などと思ってしまいます。
しかも、あれこれ考えているうちに、迷っているうちに、
慌てているうちに、刻一刻と
足の症状は酷くなっていくのです。
腫れあがり、そして、
なんとなく痛い → かなり痛い → 激痛に!
そんなときにね。
コルヒチンを常備しておくといいです。
コルヒチンは痛風の薬といっても、
尿酸値を下げる効果などは何もありませんが、
痛風発作が起こりかけたタイミングで
飲むと、痛風発作を起こさせずに沈静化させる効果が
期待できます。
いいタイミングで飲むと、より効果は大きいですが、
飲み遅れると、効果は限りなくゼロに近づきます。
変わった薬ですね。
でも、外出先とか、旅先とか。
カバンに1錠でも2錠でも忍ばせておくと、
本当に助かることもあるのですよ。
外出先で歩けなくなってしまったら、
どうしようもないですからね。
泣きっ面に蜂です。
本当に心細くなります。
いつ、起こるかもしれない痛風発作ですが、
備えあれば憂い無しです。
まあ、もちろん、一番大切なのは、普段の生活に
気をつけて、尿酸値を下げることが重要なわけですが、
非常用としてね。
コルヒチンを常備しておくのも悪くないです・・っていうか、
安心しますから。