黒酢は主に玄米や大麦からできています。
これらを発酵させて長い期間熟成させる事で、
黒酢としての特有の成分が化学反応によって出来上がり、
豊かな酸味と風味を醸し出すようになります。
味わいや香りも良いものになりますが、含まれている成分も
健康に良いクエン酸やアミノ酸が多く含有されるようになります。
黒酢が作られるまでの期間は年単位での時間がかかり、
1年～3年程度の期間をかけて熟成されます。
このくらいの期間を経ないと黒酢の効果や効能が十分に発揮されず、
発酵の期間は黒酢にとってとても大切なものとなっています。
さらに細かく見ていくと、まずは原料となる玄米から
こうじが作られます。
こうじ作りは黒酢の品質の善し悪しを左右する大切なポイントで、
黒酢自体の品質や効能にも影響が出てきます。
こうじは玄米を乾燥させる事でできますが、
乾燥させる気温や湿度も繊細な調整が必要になります。
時には夜でも状態を見る必要があります。
多くの場合は4日ほどでこうじが出来上がり、
黒酢の下地が出来上がる事になります。
ここから静置させて3ヶ月ほど経つと発酵の段階に入っていきます。
ここからは数年かけて、黒酢の成分を熟成させていきます。
黒酢としての効果効能を発揮するまで
おおよそ1年～3年の期間が必要となりますが、
その間も定期的に状態を見ながら熟成させていく事になります。
長く熟成させる方がもちろん成分も多く抽出でき
化学反応も進行しやすくなりますが、
長ければ良いという訳でもありません。
黒酢が発酵しやすい環境の中で熟成させなければ、
発酵の反応スピードも遅くなってしまいます。
様子を見ながら丹念に熟成が行われて黒酢が完成します。
高品質な黒酢は見事な香りや風味が楽しめて、
その効果や効能も十分に発揮する成分を含有しています。
黒酢を飲んでいく際は継続する事が大切になります。
どのくらいの期間を飲めば良いかは個人差もあり
一概に断定する事はできませんが、
長く飲み続ければ飲み続けるほど効果が出やすくなる事は確かです。
そのため、
少しずつでも良いので継続していく事を意識していきましょう。
多くの場合、2週間から3週間ほど継続すれば
その後も無理なく続けていく事ができると言われています。
そのため、まずは2週間を目安に続けてみると良いでしょう。
2週間続ければ少しずつ効果が見られてくる方も多いです。
黒酢は即効性があるものではないので、あまり先走るのは良くありません。
効果を期待しすぎて、
飲んですぐ効果が出ないと飲むのを止めてしまうという方もいますが、
こうした方にはあまりお勧めできない飲み物です。
こうした方にはサプリメントなどのより即効性のある商品がお勧めですが、
黒酢のメリットとしては天然成分のため
体に負担なく健康的な体を作っていく事ができるという点です。
逆に言えば2週間ほどの最初の期間を我慢しさえすれば、
その後は黒酢の健康パワーの恩恵を毎日受けていく事ができるのです。
最初から念頭に置いておけば継続しやすくなるため、覚えておきましょう。