フェブリクには、たしか、
「フェブリク錠 10mg」「フェブリク錠 20mg」
「フェブリク錠 40mg」しか、なかったように思うのですが、
フェブタズ(Febutaz)には、
なんと「フェブタズ(Febutaz)80mg」
なんてのが、あるのですね。
びっくりです。
フェブリク(フェブキソスタット)というのは、
40年ぶりと言われている痛風新薬、つまり
尿酸値を下げる薬のことです。
新薬なので、特許の切れたジェネリックは
まだありませんが、
それは国内生産の医薬品の話で、海外ものでは、
フェブタズ(Febutaz)という薬が発売されています。
フェブリクのジェネリックなのだそうです。
で、このフェブタズ(Febutaz)ですが、
国内にいながらにして、
個人輸入代行業者などから購入できるのですが、
まあ、確かに・・価格だけをみたら、激安ですね。
為替相場の変動を受けるのが、ちょっとアレですけど。
でね。
フェブリクという薬は、本来は、病院で処方してもらって、
医師の処方箋通りに飲むのが本筋です。
というのも、フェブリクの尿酸値を下げる効果は新薬なので、
効果絶大で、うっかりしてしまうと、
下がりすぎてしまうのです。
尿酸値を下げるために、フェブリクを飲んでいるのだから、
下がれば下がるだけいいんじゃないの?
いや、良くないんですよ。
尿酸値が高い状態のことを
「高尿酸血症」(尿酸値 7.0mg/dl以上)というのですが、
この高尿酸血症の状態が長期に続いている、つまり、
体内に尿酸が結晶化して、たくさん蓄積している、
ということなのです。
それが急に下げると、どうなるか?
尿酸値を急に下げすぎると、どうなるか?
痛風発作が誘発されるのですよ。
痛風発作を起こしたくなくて、
フェブリクを飲んでいるはずなのに、
本末転倒ですよね。
尿酸値というものは、
急に上げすぎても痛風発作が起こる可能性が
高くなるのですが、また、
急に下げすぎても同様なのです。
だからね。
病院で医師に処方してもらったフェブリクは、
最初は少量。
たぶん、フェブリク錠10mgだと思うのです。
で、しばらく継続して飲み続けて様子を見る。
フェブリク錠10mgなら、
そんなに劇的に尿酸値は下がりません。
フェブリク錠10mgですからね。
でも、体に急激な変化が起きないように、
少しずつ、飲むのです。
そして、体調、というか、尿酸値の変化の推移を見ながら、
少しずつ、フェブリクを増量していくのですよ。
フェブリク錠10mgに慣れてきたら、
フェブリク錠20mgとかね。
最終的には、
フェブリク錠40mgまで増量するかもしれませんが、
尿酸値が低い水準で安定してきたら、今度は
フェブリクの量を減らしていくと思います。
また、フェブリク錠20mgにする、とかね。
で・・様子を見る。
その辺のところがね。
フェブタズ(Febutaz)を個人輸入で購入する人は、
どうなのか、と思います。
わかって飲んでいるのか、と。
たしかに、激安ですよ。
ジェネリックフェブリクといわれるだけのことは、
あるでしょう。
でも、何も知らないで、いきなり、
フェブタズ(Febutaz)80mgを
飲んだりしないか、と、ちょっと心配です。
やはり、価格は高くても、病院で医師の指導の下に
フェブリクを飲むのがベストかと思うのですが、
ただ・・まあ、いろいろな人がいますからね。
仕事で病院に行く時間が無い人もいるでしょうし、
毎日飲むモノだから、これだけ価格が違ったら、
もうフェブタズ(Febutaz)以外は買う気がしない、
という人もいるでしょう。
高価なフェブリクより、安価なフェブタズ(Febutaz)が良い、
と思う人は、せめて、錠剤にカッターを入れて、
少量からスタートした方が良いと思います。
急に増量すると、痛風発作のリスクが高くなりますしね。
尿酸値を下げようとしているのに、
どうして痛風発作が起こるのか、とか、よく聞く話ですが、
長年、体内に尿酸結晶が沈着していますから。
はじめの半年くらいは、痛風発作のリスクが
どうしても高くなります。
我慢するしかないですね。