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◆ 痛風にチョコレートは駄目?
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チョコレートは 甘くて おいしいです。
痛風でも食べても大丈夫ですよね?
痛風って・・プリン体の多い食品を注意していれば
いいんでしょ?
違うの?
チョコレートって・・プリン体は多いの?
チョコにプリン体は、たくさん含まれているの?
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◇ プリン体 チョコ
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プリン体といえば、肉類・レバーなどに
多く含まれているイメージがあって
肉汁とは程遠い、
チョコレートには無縁のような気もしますが、実は
チョコにもプリン体は含まれています。
ですが、微量というか、非常に少なく、
ほとんど気にしなくて良いレベルだと思います。
じゃあ・・・チョコは痛風に関係ないのね?
食べまくっても大丈夫なのね。
いやあ・・・それがね。
そうでもなくて。
チョコは甘いでしょ。
それも、かなり。
こういう砂糖とか糖類は、
体内に入ると分解されるのですが、そのときに、
分解されるときに尿酸が生成されます。
さらにいうなら、ビタミンやミネラルが豊富で
健康に良い、とされているフルーツも、実は
果糖が多く含まれていて、たくさん食べると、
この果糖が体内で分解されるときに
尿酸が作り出されて、尿酸値が上がるのです。
だから、食べ過ぎに気をつけましょう、
となるわけですが、
たしかに果糖は尿酸値をあげる要因となるので、
デメリットかもしれませんが、フルーツを食べることは、
ビタミン・ミネラルなどの貴重な栄養源を
摂取できるメリットもあるわけで。
だから、一概に、
「痛風ならフルーツは食べるな」
と言い切っていいものなのか、どうか。
おっと、フルーツじゃなくて、
チョコレートの話でしたっけ。
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◇ 痛風 チョコ
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あとね。
普段はそうでもないのに、やたらと、
チョコが食べたくなるときって、
ありませんか?
バレンタインの時期のことを言ってるわけじゃないですよ?
人間は外的要因などでストレスを受けると、体内で
マグネシウムを消費するのです。
だから、体内のマグネシウムが不足する。
チョコレートにはね。
マグネシウムが豊富に含まれているのですよ。
だから、チョコが食べたくなる。
無意識に、
チョコに含まれているマグネシウムを摂取しようとする。
ストレスはね、
尿酸値をあげる要因の一つなのですよ。
強いストレスを受けると、
体内の自律神経が交感神経優位という状態になって、
血管が収縮する傾向があるのです。
血管が収縮することによって血流が悪くなって、
腎臓への血液供給も減少。
腎臓は血液から尿を作り出すので、
血液供給が減るなら製造する尿も減るのが自明の理。
尿酸は尿に溶けて体外に排出れるので、尿が減るなら、
体外の尿酸の排泄量も減少してしまう。
ってことは、血中尿酸濃度が上がって尿酸値も上がる、と。
というわけで。
ストレスは尿酸値をあげる性質があるのです。
疲れているときとか、ストレスを受けたときに
甘いものを食べたくなる、とか言うでしょ?
本当は、疲れているときに甘いものを食べても
疲労回復にはならないらしいですが、
「食べたくなる」ということは、体に必要な成分を
欲しているのかもね。
で・・
結局、どうなのか。
痛風なら、チョコを食べてもいいのか、良くないのか。
「問題なし」
・・・と私は思いますけどね。
ただし、少しくらいなら。
チョコに限らず、甘いお菓子などをたくさん食べると、
体内で分解されるときに尿酸が増えて、
尿酸値があがるでしょうし、
それに肥満になってしまうと、内臓脂肪が増えて、
その内臓脂肪が分泌する物質が、これまた、
尿酸値をあげるのです。
でも、たまに少し食べるくらいなら、問題ないでしょ。
あれはダメ、これも食べるな、と制限ばかりしていると、
厳しい食事制限そのものが「ストレス」になって
尿酸値があがってしまうかもしれませんしね。
ほんのちょっぴり、たまにチョコを食べるくらい、
バチは当たらんでしょ。