痛風には田七人参が効果的、とか言われても、
そもそも田七人参がどういうものか
わからないという人もいるかもしれません。
田七人参とは生薬の一種で、
中国では古くから使われてきた植物です。
高麗人参という植物を聞いたことのある人は
多いのではありませんか?
この高麗人参と比較的種類の近いのが田七人参です。
中国では南部や雲南省分山県という所で栽培されています。
田七人参の主成分はサポニンであり、
高麗人参の7倍も含まれているといわれています。
サポニンには、中性脂肪やコレステロールといった
生活習慣病と密接なかかわりのある数値を
下げる働きがあるといわれています。
その他にも血液をサラサラにして、
血行を促進する働きもあります。
またフラボノイドといって、活性酸素を除去し、
血圧を抑制する効果のある成分や各種ミネラル、
アミノ酸も豊富に含まれていて、栄養価も高いです。
実はこの田七人参、
痛風に対しても一定の効果が期待できる
として注目されています。
痛風、というか痛風発作の主な症状は、
足の指をはじめとして関節に炎症を起こすことで
激しい痛みを生じるの、といわれています。
痛風を引き起こす原因は、
尿酸が体内に過剰に溜まってしまうことです。
尿酸が過剰に体内に溜まれば
確実に発症するわけではありませんが、
結晶化が起こりやすくなって
痛風発作の起こるリスクは高くなります。
ちなみに正常な尿酸値の上限は7㎎/dlです。
これ以上になると、痛風の発作がいつ出ても
おかしくありません。
田七人参は先ほど紹介したように、
血液をサラサラにして血流をアップさせます。
またサポニンには、肝臓に
直接働きかけを行う能力があります。
そして中性脂肪の値を低下させます。
この時、肝臓内のプリン体を減少する効果がある
といわれています。
肝臓にプリン体がたまると、
肝臓はプリン体の分解をして
その副産物として尿酸が大量に発生します。
つまり田七人参を摂取してサポニンを体内に入れると、
尿酸の産生する可能性を低減できるわけです。
さらに田七人参には、
腎機能に働きかけをして
腎臓の働きを向上する効果もあるといわれています。
尿酸をできるだけ作らないようにすること、
そして尿酸をスムーズに排出することこそが
痛風の治療や予防に効果的です。
田七人参を摂取すれば、
腎機能を向上させ尿の排泄をスムーズにできます。
すなわち尿酸の排出も促進できるので、
血中の尿酸値を低くして
痛風発作の起こるリスクを低くできるわけです。
この田七人参をどのように摂取すればいいかですが、
最近ではいくつかサプリメントとして
販売されている商品もありますが、価格は高めです。
いくつか代表的な商品がありますが、
いずれも1万円前後かかってしまいます。
しかし痛風の予防をしたい、
二度と痛風発作を経験したくないと
思っているのであれば、
サプリの摂取も検討してみるのも
いいのではないでしょうか。
無農薬や国内生産にこだわっている、
専門のスタッフが製造しているなど
安全性にこだわった商品もいろいろあるようです。