2026年3月5日木曜日

痛風発作は どうして移動して、なぜ繰り返すのか

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● 痛風 移動

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痛風発作は痛くてツライものですが、

どんなに痛くて苦しい痛風発作も、必ず、いつか、

終わる日が来ます。

 

ああ、やれやれ・・

やっと腫れと痛みが引いてきたよ。

  

ところが、安心したのも つかの間。

 たいして間も空けずに、また

痛風発作が再発する場合があります。

 

そして、その二度目の痛風発作だって、

いつまでも続きはしません。

その二度目の痛風発作にも、やがて

終息のときがやってきます。

 

ところが、また!

そんなに何日も経っていないのに、

三度目の痛風発作が!?

 

・・・なんて経験はありませんか?

 

もし、そういう人がいたなら、その人は

長年、痛風で苦しんでいる人です。

痛風になってから、かなり長い年月が経過している人です。

はじめて痛風になったような人、痛風初期症状の人には

見られない症状です。

 

でも、よく思い出してみてください。

 

一度目の痛風発作。

 

一度目の痛風発作が終焉後、

それから間を空けずに起こった二度目の痛風発作。

 

さらに二度目の痛風発作が終わって、しばらくして

発症した三度目の痛風発作。

 

一度目の痛風発作は痛みも腫れも強烈でした。

回復までの日数も長いでしょう。

 

でも、二度目の痛風発作は

一回目の痛風発作よりも(少しは)軽いはず。

 

痛みも、(一回目よりは)マシだし、腫れも少なめ。

回復までの日数も前回よりは少ないと思います。

 

三度目は、さらに一回目よりも二回目よりも

軽くて済みます。

痛くて腫れている期間も短め、です。

 

なんでか。

 

痛風発作というのは、あの激痛、あの腫れ・・

あれが起こってしまうと熱を帯びるのですよ。

 

その“発熱”で、痛風発作の箇所に溜まっていた

尿酸結晶が溶かされる。

そして、溶けて小さくなっていきます。

 

ある程度、尿酸結晶が溶かされて小さくなってきたら

痛風発作は、近いうちに終息します。

 

逆に言えば、

たまっている尿酸結晶が溶けて小さくなってこないと

痛風発作は、いつまでも治まらない。

 

あと、痛風発作の患部が次々と移動する場合があります。

これも痛風初期症状の人には見られない現象です。

 

痛風の20年選手、とかね。

10年くらいでは、まだ ならないかな、と思います。

もちろん、個人差は ありますが。


で・・

なんで痛風の痛みの腫れが移動するのか。

 

これはね。

別に移動しているわけじゃないのです。

移動してるように見えるだけ。

 

このことを「痛風の転移」なんて言う人もいるけど、

縁起でもない。

癌じゃないんですから。

 

尿酸というのは、血液中にあるものなので、

血液に乗って全身巡ります。

 

だから、その尿酸が結晶化してできた尿酸結晶も

体のいたるところに沈着する可能性があるわけです。

 

たとえば・・

「左足の親指の付け根の関節」に痛風発作が出た場合。

 

この痛風発作の原因は

「左足の親指の付け根の関節」に尿酸結晶が蓄積していたから、

なのですが、ここで、よく考えてみてください。

 

「左足の親指の付け根の関節」に痛風発作が出る状態の人が、

他の箇所には全く尿酸結晶がたまっていない、と思いますか?

 

「左足の甲」「左足のアキレス腱」「左足のかかと」

「左足のくるぶし」・・・

これらの箇所に全く尿酸結晶が溜まっていなくて、

「左足の親指の付け根の関節」に “だけ”

尿酸結晶が沈着している。

 

有り得ないでしょう?

 

今回、痛風発作で出たのは、たまたま

「左足の親指の付け根の関節」でしたが、同様に

直近の場所に

尿酸結晶が溜まっていないハズがない、のです。

 

「左足の親指の付け根の関節」に

痛風発作が出たのでしたら、

その近辺の関節や腱に痛風発作が出ても、

ちっとも不思議じゃない。

 

じゃあ、なんで同時に出ないのか。

 

通常、痛風発作は一箇所にしか出ない特徴があります。

(絶対、じゃありません。

複数の箇所での痛風発作は稀にあります)

 

これは、いわば、体の防護作用です。

 

いっぺんに多くの場所に痛風発作が出たら歩けないから。

(一箇所だけでも、歩けませんが)

 

仮に10箇所も同時に痛風発作が出てしまうと、

痛みが強烈すぎて発狂してしまうかもしれませんしね。

 

たとえば、下半身の血流が悪い人、血管に障害がある人が

下半身に血栓ができたとします。

 

この下半身にできた血栓が血液に乗って、上に上がってきて

心臓や脳に到達してしまうと、普通、血管が詰まって

人間は死んでしまうわけです。

 

ところが、血栓は、腰のあたりで いったん、

止まるようになっていて、

防御装置というか、なんというか、人間の体は

簡単には死なないようにできているのです。

 

痛風発作も、命を守るためなのか どうかは わかりませんが、

同時多発・・というか、

一度に、複数の箇所が同時に痛風発作が出ることは滅多になく、

一箇所の痛風発作が治まってくると、次の(違う場所での)

痛風発作が起こる。

そして、その痛風発作がようやく治まったと思ったら、

また違う場所の痛風発作が起こってしまう。

・・・そういうケースが多いです。

 

これがね。

表面上は、痛風発作が移動しているように “見える” のです。

 

痛風発作が移動しているわけでも、ましてや

転移しているわけではないです。

 

転移とか、言わないでね。

 

 

痛風 足湯

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● 足湯 尿酸値

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足湯は、いいです。

お勧め。


足湯(あしゆ)というのは、足先(足首から先)を

お湯を入れた洗面器などにつけて

血行を良くする健康法です。


え?

そんなこと、知ってる?

でも、知ってる割には、あまりしないのでは ないですか。

 

なかなか、面倒だったりね。

足も濡れるし。

あと、足を拭かなきゃならないですし。

ああ、面倒くさい。

 

さて、痛風に足湯は、どうなのか。

 

足湯をすると、たちまちのうちに

尿酸値が下がる・・なんてことはありません。

 

痛風発作の最中に足湯をすると、

足が温められて血行が良くなり、

痛風発作がもっと酷くなるかもしれません。

 

だめじゃん!

痛みをヒドクして、どうすんの!?

 

それでもね。

本当は、痛風発作で痛いときこそ、足湯

やったほうがいいと思います。

血流が良くなって白血球の活動が活発化するので、

はやく痛風発作が終息に向かいます。

足が腫れて痛みが酷くなることと引き換えにね。

 

けれども、理想と現実は違うというか、

足がこれ以上、痛くなるのは

嫌なので、やはり、痛風発作のときは足湯をやめるのが

現実的です。

お風呂も当分、やめておきましょう、なんて言いますしね。

 

さて、そういう話ではなくて、

普段、痛風発作が出ていないときの話。

足が痛くないときに足湯をする話。

 

 

痛風は足などが痛くなったりするので、関節などの病気と

思う人もいるかもしれませんが、本当は代謝の病気です。

尿酸とは、体内の老廃物の最終的な形ですから。

 

痛風に限らず、足湯が健康に良い、というのは、

足を温めることで血管が拡張し、血流が良くなって、

下半身だけでなく全身の血行が良くなるからです。

 

血液は酸素と栄養分を体の隅々の細胞に運び、そして

帰り道には老廃物を受け取って戻ってきます。

 

血流を良くすることで、その流れがスムーズになって、

内臓の働きも活性化されます。

 

って、いいことばかりじゃないですか。

やってみましょうよ、足湯。

面倒くさいですが。


人間、35歳を過ぎると

「冷え」が起こりやすい、と言われてます。

 

「冷え」は怖いですよ。

免疫も低下しますし、病気になりやすくなります。

 

痛風の人は手足の冷たい人が多いようですが、

尿酸は体内の、比較的、

体温の低い部分で結晶化しやすい性質があるので、

足などに尿酸結晶がたまりやすくなりますからね。

それって、痛風発作の要因となりますし。

 

全身の血流を良くする治療法、といえば、

東洋医学が誇る鍼灸治療(しんきゅうちりょう)があります。

 

私も鍼灸院に通って鍼灸治療を受けていますが・・・

高いのですよ、治療費というか、お代が。

 

1回の治療費が、3,000~5,000円(その鍼灸院によって違う)は、

人によっては、安いものなのかもしれませんが、

毎週 通っていると、(私には)バカになりません。

あっという間に、毎月、

2万円くらい飛んでいってしまいます。

 

でも、足湯なら。

足湯なら、自宅でもできますし、お金もかかりません。

洗面器と、お湯代くらいです。

 

お手軽に、いつでもドコでもできます。

これが足湯の良いところ。

 

足湯をしている間はリラックスできますし、

ストレス解消にもなるかも。

 

昔から言うでしょう?

「頭寒足熱」って。

アタマは冷やしても、足は温めろって。

昔の人は、ちゃんとわかっていたのですね。