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● 痛風の人は、ウナギを食べてもいいのか?
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鰻(うなぎ)?
大いに食べれば良いと思います。
痛風だとか、プリン体だとか、あまり気にせずに
食べたいものを(食べ過ぎには気をつけて)
食べれば良いと思います。
私も食べますよ。
って、土用の丑の日、くらいですけどね。
鰻を食べるのは。
で・・・気になるプリン体ですが、
ウナギの場合、そりゃあ、一匹食べるのと、
半きれ食べるのとでは違うでしょうけど、
100gあたり、50~100mg程度です。
それって・・まあ、やや少ないほうでしょうね。
肉とか他の魚に比べたら。
肉を毎日食べる人はいるでしょうけど、
ウナギを毎日食べる人は少ないでしょう。
たまにしか食べない
ウナギのプリン体を気にするよりも、
たまに食べる鰻丼(うなどん)くらい、
余計なことは考えずにおいしくいただくことを
お勧めします。
「このウナギには、
プリン体が・・ええと、●●ミリグラム
含まれていて・・尿酸値が・・う~ん・・」
とか考え始めると、おいしいウナ丼も
おいしくなくなってしまいます。
ただ、鰻丼はカロリーも多いでしょうから、
食べ過ぎに気をつけておけば大丈夫。
ウナギのプリン体よりも、
お腹一杯、満腹に食べるほうが
よっぽど尿酸値があがります。
痛風の本を読めば、
プリン体の多い食品は避けるようにしましょう、
控えるようにしましょう、などと書いてありますが、
いかにもその通りですが、それはあまりにも
教科書通りの優等生の答えなんです。
その本を書いた先生は、
ご自身が痛風じゃないんでしょう。
だから、痛風で長年苦しんでいる人の気持ちなんか、
決して わかりやしません。
実際、実践してやってみればわかることですが、
プリン体の多い食品を排除していくと、
だんだん食べるものがなくなってきて、結果として、
栄養のかたより、というカタチで
違う問題が起こってくるのです。
しかも、プリン体の多い食品、といわれているものは、
“おいしいもの”が多いですからね。
それらを食べられない、となると
強いストレスにもなりますし、
ましてや、半年間、我慢しろ、くらいならともかく、
何十年もの長丁場、なかなか、続きやしません。
痛風の本に書いてあるような、綺麗ごとでは
現実の食生活では、うまくやっていけません。
自分では「やっていないから」
そういうことが平気で書けるのです。
いえ、できる人は大いにやればいいと思いますよ。
プリン体に多い食品を一切食べない人生にバンザイ!
おいしいものを一切食べない人生に万歳!
私は、そんなの、ちっとも お勧めじゃない、
と思うのです。
たまに ウナギを食べるときくらい、
滅多に食べない「うな丼」を食べるときくらい、
痛風のことは、ちょっとだけ忘れて、
おいしく いただいてください。
(ただし、食べ過ぎには 注意して!)