2025年7月9日水曜日

痛風に豆乳いいの?

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● 痛風 豆乳

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豆乳は、おいしいですが、痛風の人にとっては、どうなの?

 

 

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★ 豆乳 プリン体

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豆乳は牛乳と、なんとなく似ていますが(?)

牛乳と違って豆乳にはプリン体が含まれています。

さらにカルシウムなどの栄養価も牛乳には劣りますし、

どうせ飲むなら牛乳を。

 

 

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★ 牛乳 プリン体

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牛乳は豆乳と、色合いとか(?)似ていますが、

豆乳と違って牛乳にはプリン体が含まれていません。

ってことは、どうせ飲むなら、豆乳よりも牛乳を。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

いや、ちょっと待ってください。

 

プリン体を多く含まれる食品を

摂り過ぎないようにしましょう、

というのは、理論上は確かにその通りなのですが、

それはいかにも、教科書通りの文言です。

 

というのは、そんなことばかり言っていると、

『 食べるもの が なくなる 』 から、です。

 

まあ、この場合は『 飲むもの が なくなる 』ですけど。

 

プリン体が多く含まれる食品を食べる、あるいは飲む、

ということは体内に(分解されて)尿酸が増える、

すなわち、尿酸値が上がる、

ということを意味しているわけですが、

 

「栄養のバランスが偏る」 という大切なことが

見過ごされています。

 

子供の頃、

「なんでも食べなきゃダメでしょ!?

好き嫌いしてないで、食べなさい!」

・・・って、怒られませんでしたか?

 

プリン体の多い食品を排除ばかりしていると、

その「好き嫌いが多い」状態と同じになるわけです。

 

まあ、もう成長しないから、それでもいいですけど、

骨が弱くなるとか、必要な栄養素が足らない、とか

何か弊害が出てくるでしょう。

 

プリン体うんぬん~は、

あまり気にしないほうがいいと思いますよ。

 

この

「プリン体の多い食品を摂り過ぎないようにしましょう」

いうのは、“昭和の時代の痛風改善法”の名残です。

 

現在では、どうでしょう。

 

もちろん、無意味なわけじゃないですけど、

口から入ってきた食品による

プリン体の割合が20パーセント。

体内で代謝やエネルギー変換などで作られるプリン体が

80パーセント。

 

なんだ、苦労して食べたいものを我慢しても、

結局、

体内で作られるプリン体のほうが多いんじゃないか。

 

結局、遺伝なのか。

結局、体質なのか。

なんなんだ、何なんだ、

俺の人生なんなんだ、うわああああ!

 

・・・・てなわけで、それほど、

プリン体の多い食事のことは神経質にならなくても

いいと思います。

 

肉を食べたら、野菜も多めに食べるとか。

サカナを食べたら、酢の物を一品たべるとか。

 

食事のバランスさえ考えていれば、

そんなにデリケートにならなくても

いいと思います。

 

むしろ、食べたいモノを我慢ばかりしていると、

それがストレスになるかもね。

(強いストレスは尿酸値を上げるのです!)

 

でも、20パーセントといえ、プリン体の多い食品は

食べれば食べるほど、確かに体内で分解されたときに

尿酸は増えるので、やっぱり、

そこそこにしておいたほうがいいかも。

 

ぜったいに食べない(あるいは飲まない)とか、

そんなにナーバスにならなくてもね。

 

前述の豆乳もそうですけど、牛乳は嫌いで飲めないけど、

豆乳なら飲める、とか。

そういう人もいるんじゃないですか。

 

そんな人に無理矢理、栄養価が高いからといって、

プリン体が含まれていないから、といって、嫌いな牛乳を

飲ませるのは、果たして どうなのか。

 

仮に飲んだとしても、嫌いな飲み物では、

続かないでしょう。

 

豆乳がプリン体を含む、ということを「知っていれば」

1日に豆乳を2リットルも3リットルも飲んだりすることは

ないでしょうし、少し、気をつける程度でいいですよ。

 

どうして牛乳と比べるのか、というのもありますが、

(似ているから、でしょうか??)

そもそも、牛乳と豆乳は別物なので、

比較する必要もないですしね。

 

痛風だから、豆乳を飲んではいけない、

なんてことは「ない」と思いますよ。