痛風の大敵は、肥満です。
なぜか?
肥満は内臓脂肪の増加につながり、
それによって、尿酸値が上がるからです。
ですので、日々、体重が増えていかないよう留意するのが
望ましいのです。
ところが、世の中、
おいしいものがあり過ぎて困ってしまいます。
あれもおいしい。
これもおいしい。
ああ、どうしましょう。
ついつい、食べ過ぎてしまいます。
食べ過ぎても運動すれば大丈夫?
いえいえ。
痛風体質の人には、激しい運動は推奨されておらず
(かえって、尿酸を増加させてしまいます)、
結果として、運動とはいえ、ゆったりとした
有酸素運動(ウォーキングなど)が中心となってしまいます。
ゆったりとした有酸素運動では、
なかなか、体重は減っていかないです。
特にこれからの季節は、忘年会・新年会などが多い季節。
飲み食いの機会が多い方もおられるでしょう。
ついつい、食べ過ぎてしまい、
翌日の体重計の乗って蒼くなる・・
どうしましょう。
え?
体重計に乗らなかったら良い?
いえ、そういう問題ではなくて。
「食べる=生きる」という本能に基づく行動である以上、
おいしいものが目の前に出されると、
ついつい食べてしまう。
食べ過ぎてしまうのが、普通です。
痛風体質であろうが、なかろうが、関係ありません。
ですが、食べ過ぎが痛風に良いワケありません。
なのに、食べ過ぎてしまったら?
ついつい食べ過ぎてしまったら、
どうしたらいいのでしょうか?
大丈夫です。
食べ過ぎても。
食べ過ぎか、食べ過ぎでないか、
それは一日の摂取総カロリーで考えると良いです。
つまり、一日は朝昼夕の三食の合計、と考えます。
仮に昼食を食べ過ぎてしまったら、その次の夕食を
軽くすませて、帳尻合わせをするのです。
では、夕食を食べ過ぎてしまったら?
たいていの人は、朝昼よりも、
夕食にウエイトを置きますよね。
そんな場合は、「夕食・翌朝の朝食・翌日の昼食」を
一日のセットと考えましょう。
夕食を食べ過ぎたら、
次の日の朝食と翌日の昼食を軽く済ますのです。
結果として、胃腸を休ませることにもなります。
年末年始は、
食事の機会も仕事の一環の人も多いでしょうから、
臨機応変に対応していきましょう。