痛風発作は手指、肘などに出ることもあるようですが、
圧倒的に多いのは足です。
親指の関節の付け根、足の甲、くるぶし、
アキレス腱、かかと、
あと、足の裏とかに出ることもあります。
「足の裏」は関節じゃないですが、
筋(すじ)が通っていますので、そこに尿酸結晶が沈着します。
油断なりません。
一般的に、
くるぶし、膝などの大きめの関節に痛風発作が出たら、
そこそこ、体内の尿酸結晶の沈着は
多いと考えられているようです。
さて、いったん痛風発作が発症してしまうと、
腫れと痛みと(患部の)発熱が起こり、
それらが終息するまで苦しくツライ日々が続きます。
具体的にいうと、歩けなくなります。
腫れて痛いだけでも辛いのに、歩けなくなると
仕事だけでなく、日常生活にも支障をきたします。
いつまでも寝てばかりもいられませんし。
ですが。
そうはいっても、どんなに歩こう、と自分が思っていても、
「くるぶし」もしくは
「アキレス腱」に痛みと腫れが出てしまうと、
もう、どうにもならなくなります。
歩けなくなります。
そこは、自分の体重が
シッカリとかかってしまう箇所ですからね。
それでも、無理して歩こうとすると
一歩進むごとに激痛に襲われます。
もう、歩こうとする気力すら無くしてしまいます。
逆に「くるぶし」「アキレス腱」が無事ならば、大丈夫。
何とか なります。
たとえば、痛いのが「親指の関節の付け根」だったりする場合、
かかとに体重を乗せ、足先を浮かせて、
腫れあがった幹部が何かに触れないように注意しながら、
ゆっくりと前進したりできます。
これは、とても歩いているとは
いえないレベルかもしれませんが、
自分でトイレに行けるだけでも、まだマシかもしれません。
ついでにいうと、これは
家の中でしか使えませんが(見られると恥ずかしいので)
痛くない方の足の「かかと」を軸にして、
ぐるぐると回しながら動かすと、
ほんとの少しずつですが、前方に移動できます。
トイレに行くときとか、実際にやってみたりするのですが、
その際、不注意で何かに痛い患部をぶつけてしまうと、
泣き叫ぶような痛みを経験してしまうので、要注意です。