2024年5月2日木曜日

痛風発作 痛み止めの薬は 神のクスリ?

とにかく、足が痛いと何も やる気がしません。


歩いても痛いし、動いても痛いです。

何かを考えるのも、面倒くさい。

思考能力ゼロ。


ああ、足が痛くないなら、

どんなに素晴らしいことでしょう。


私の場合、痛風発作では、ほとんど足ばかりですが、

手指や肘(ひじ)などに痛みが出る人もいるでしょう。

足じゃなくても、どこに痛みが出ても痛いことには 

かわりないです。

体のどこかが痛いと気になるし、何かをしていても気持ちが

痛いところへと向くし、なんとなく楽しくないです。


たとえ話ですが、

もしも、この世に願いを叶えられる魔法のステッキがあれば、

「自分の体の痛みを消す」ことに使う人が多いのではないか、

という内容のコラムのようなものを読んだことがあります。


もし、私に「魔法のステッキ」があっても、

痛風の痛みを消すことに使うかどうかはわかりませんが

(たぶん、違うことに使うと思います)、

それくらい、人間は体の痛みが重荷になっている、

というハナシです。


とりあえず、このリアルの世界で、

“痛みを消す魔法のステッキ”といえば、痛み止めの薬ですね。

鎮痛消炎剤ってヤツです。

「ロキソニン」とか「ボルタレン」とか。


痛風発作の、あまりにも強すぎる痛みで心が挫けそうなとき、

この痛み止めの薬は“神の助け”のように思えてしまいます。


ですが、本当はこれらの痛み止めの薬は、

血管を収縮させる働きがあり、血流を悪くするので

体に良いハズはないんです。

なるべくなら、飲まない方が良いと思うんです。


思うのですが・・

痛風発作の痛みというものは、痛すぎるのですよ。


「たとえ何があろう、一切、薬は飲まない」


・・というような心の強い方も世の中には

おられるかもしれませんが、

たとえ体に良くなくても、薬とは上手に付き合ったほうが、

人生、うまく泳いでいけるようにも思うのです。

“体が痛い”ということは、強烈なストレスでも

ありますしね。


ちなみに、東洋医学でも薬はあるんです。

いわゆる「漢方薬」。


ですが、東洋医学では

「薬は毒(どく)」だと考えられているんです。

いえ、本当です。


じゃあ、体の調子が良くないから薬を飲むのに、

毒を飲んでいるっていうの?


そうなんですよ。

つまり・・

体の中に「漢方薬」という名前の異物、つまり“毒”を入れます。


すると、体はビックリして、

この異物を体外に慌てて排泄しようとします。

そのときに一緒に、病気の元になる良くない要素も

一緒に排泄するので、

それで健康を取り戻し、元気になる・・・というのが、

「漢方薬」の考え方です。


まあ、それでも、東洋医学では本来は「薬を使わない療法」が

本業ですので、「漢方薬」は言葉悪いですが、外道です。


西洋薬の痛み止めには、こういう要素はないんでしょうね。

でも、痛みを鎮めてくれるだけでも“充分”ありがたいですが。


ありがたいですが、痛み止めの薬は、

あまり体には良くないです・・

といっても、本当に痛いときは、もう、

そんなこと言っていられないです。