2022年2月10日木曜日

クエン酸 尿石

トイレをしばらく使っていると、便器の所に

黄色から茶色の石のようなものが

こびりついていることはありませんか?


これは尿石と呼ばれるもので、

皆さんが日ごろ排出する尿が

固形化してしまったものを指します。


尿石が便器にこびりつくと、まず

見た目が悪くなります。

また尿石は独特の嫌なにおいを発しますから、

早めに対処する必要があります。


ただし尿石は普通の方法で掃除をしても、

なかなか取り除けません。

しっかりと便器にこびりついてしまう傾向があるからです。

尿石を取り除くのにおすすめなのが、クエン酸なのです。


この尿石はどのような成分かというと、

まずアルカリ性です。

クエン酸は酸性の一種なので、プラスとマイナスでは

ありませんが中和して取り除きやすくなるのです。

トイレ特有の汚れを見てみると、

アルカリ性であるものが多いです。

このため、トイレ掃除用の洗剤を見てみてください。

主成分はほとんどが酸性の成分になっているはずです。

では具体的に尿石を取り除くために、

クエン酸をどのようにして使用すればいいのでしょうか?


まず、市販されているクエン酸を小さじ一杯用意します。

そして、それをスプレーボトルの中に入れてください。

スプレーボトルは最近では100円ショップなどでも

販売されているので、手軽に入手できます。

次に、スプレーボトルの中に今度は

200㏄程度の水を入れてください。

クエン酸を水でもって希釈するのです。


この即席のクエン酸スプレーを、

便器で尿石のこびりついている所に噴射。

そしてしばらく時間の立ったところで、

固く絞った雑巾を使ってふき取ると

尿石がきれいに取り除けませんか?

また、トイレの嫌なにおいの原因には、

アンモニアがあります。

アンモニアもアルカリ性なので、酸性と

くっつくと中和されます。


このため、クエン酸スプレーを使って便器の掃除をすると

アンモニアの嫌な臭いも除去できる可能性は高いです。

簡単にクエン酸スプレーは作れますので、

チャレンジしてみてはいかがでしょうか?


また、クエン酸を使ってトイレの掃除をする場合、

重曹も準備するとさらに高い効果が期待できます。

重曹とクエン酸を混ぜると、中で化学反応が起こります。

泡ができてくるはずです。

この泡を尿石のこびりついている便器にかけると、

しつこい汚れを根元からしっかりと除去してくれます。

この重曹とクエン酸を混ぜたものは、

即効性が高いので効率的に短時間で

トイレ掃除を済ませたいと思っている人にはお勧めです。


重曹とクエン酸を使った掃除の方法は、

まず便器の内側の所に重曹を適量かけていきます。

そして便器の水の溜まっている所に、

クエン酸を流し込んでいってください。

今度はトイレブラシなどを使って、クエン酸の混ざった水を

重曹のかけたところに持っていって、馴染ませていきます。

そうすると、しばらくして泡ができてくるはずです。

この泡が、トイレにこびりついている尿石などの

しつこい汚れを除去してくれます。


さらに汚れの取れたところで、

トイレットペーパーなどを使って湿布をすると

長時間泡が留まってくれます。

特に汚れの酷かったところには、

トイレットペーパーを使って湿布をしておくといいです。


そして最後にトイレットペーパーをはがして水を流せば、

掃除は完了します。

トイレの掃除は、いつも通りの方法でやると、

なかなか汚れが取れません。

このため時間もかかりますし、力を入れて

ごしごしと掃除をするので疲れてしまいます。


そこで少しでもトイレ掃除の負担を軽減するためには、

一工夫する必要があります。

クエン酸や重曹が手元にあれば、

トイレ掃除の工夫ができますし、

効率的に作業も進められます。


スーパーマーケットやホームセンターのような所に

行ってみると、重曹もクエン酸も販売されているので

試してみてください。