2021年12月28日火曜日

痛風はタバコは駄目ですか

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痛風 タバコ

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痛風なら、タバコを吸っちゃダメなのか?


タバコを吸うと痛風発作が起こりやすくなったりとか、

たばこを吸うと尿酸値が上がったりするのか?


・・・といえば、そんなことはありません。

全く関係ないです。


じゃあ、どんどんタバコは吸ってもいいのね?

・・・というと、できれば、吸わないほうがいいです。

まあ、なかなか、禁煙ってのは難しいですけどね。


で、たばこによって、

痛風発作が発症しやすくなるわけでもなく、

尿酸値がタバコによってあがるわけでもないのに、

なんで煙草を吸わないほうがいいのか?


直接、たばこが原因で尿酸値が上がるとか下がるとか、

そういうのはないですが、尿酸値というものは、

強いストレスを受けたときに上昇しやすいのです。


尿酸値、といえば、プリン体の多い食事の摂りすぎ、

ばかりが言われいる傾向がありますが、

それは要因の一つであり、

それだけが痛風の原因じゃありません。


大事な出張の当日の朝に痛風発作が出たりするのは、

ストレスが原因と考えられます。


今、出ちゃ困る・・・というときに限って、

痛風発作が出てしまうのは

ストレスが原因で尿酸値を上げて、

痛風発作を誘発する、という性質に起因します。


ところがね。

人間の体はうまくできていて、

腎臓の上に「副腎」という臓器があり、

そこから「副腎皮質ホルモン」という

大切なホルモンを分泌するのです。


これは、何?


「副腎皮質ホルモン」は

ストレスホルモンとも言われていて、

ストレスを受けて、

内蔵がダメージを受けてしまわないよう、

体をストレスから守られるよう、

ストレスを受けると副腎から分泌されるのです。


人間の体ってのは、うまく出来ていますね。


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痛風 ビタミンC

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ところがね。

副腎は、その「副腎皮質ホルモン」を分泌するのに、

体内のビタミンCを消費するのですよ。


つまり・・寒いから、焚き火をしようと思っても、

くべる薪がないと、火がちっとも大きくならない

(っていうか、消えていく) のと同じように、

いくら、体をストレスから守るために

「副腎皮質ホルモン」を分泌しようと思っても、

原材料 (?) であるビタミンCが不足していると、

「副腎皮質ホルモン」を出しようがない、わけです。


この、重要なビタミンCを破壊するわけですよ、

タバコが。


だから、タバコで尿酸値が上がったり、

直接、痛風発作を誘発したりすることはないですが、

間接的に、ストレスに弱い体になりやすい

(ビタミンC不足による) ということ。


強いストレスを受けると、

ストレスを跳ね返す力が弱っていたら、

回りまわって、尿酸値が上がりやすい、

痛風発作を起こしやすい、

ということになってしまうのです。


でも、まあ・・

煙草を吸う人が禁煙するのは至難の業ですから、

(禁煙外来に通院する、という方法もありますが)

手っ取り早いのは、サプリでも何でもいいから、

ビタミンCを充分に摂取することですね。