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痛風 タバコ
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痛風なら、タバコを吸っちゃダメなのか?
タバコを吸うと痛風発作が起こりやすくなったりとか、
たばこを吸うと尿酸値が上がったりするのか?
・・・といえば、そんなことはありません。
全く関係ないです。
じゃあ、どんどんタバコは吸ってもいいのね?
・・・というと、できれば、吸わないほうがいいです。
まあ、なかなか、禁煙ってのは難しいですけどね。
で、たばこによって、
痛風発作が発症しやすくなるわけでもなく、
尿酸値がタバコによってあがるわけでもないのに、
なんで煙草を吸わないほうがいいのか?
直接、たばこが原因で尿酸値が上がるとか下がるとか、
そういうのはないですが、尿酸値というものは、
強いストレスを受けたときに上昇しやすいのです。
尿酸値、といえば、プリン体の多い食事の摂りすぎ、
ばかりが言われいる傾向がありますが、
それは要因の一つであり、
それだけが痛風の原因じゃありません。
大事な出張の当日の朝に痛風発作が出たりするのは、
ストレスが原因と考えられます。
今、出ちゃ困る・・・というときに限って、
痛風発作が出てしまうのは
ストレスが原因で尿酸値を上げて、
痛風発作を誘発する、という性質に起因します。
ところがね。
人間の体はうまくできていて、
腎臓の上に「副腎」という臓器があり、
そこから「副腎皮質ホルモン」という
大切なホルモンを分泌するのです。
これは、何?
「副腎皮質ホルモン」は
ストレスホルモンとも言われていて、
ストレスを受けて、
内蔵がダメージを受けてしまわないよう、
体をストレスから守られるよう、
ストレスを受けると副腎から分泌されるのです。
人間の体ってのは、うまく出来ていますね。
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痛風 ビタミンC
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ところがね。
副腎は、その「副腎皮質ホルモン」を分泌するのに、
体内のビタミンCを消費するのですよ。
つまり・・寒いから、焚き火をしようと思っても、
くべる薪がないと、火がちっとも大きくならない
(っていうか、消えていく) のと同じように、
いくら、体をストレスから守るために
「副腎皮質ホルモン」を分泌しようと思っても、
原材料 (?) であるビタミンCが不足していると、
「副腎皮質ホルモン」を出しようがない、わけです。
この、重要なビタミンCを破壊するわけですよ、
タバコが。
だから、タバコで尿酸値が上がったり、
直接、痛風発作を誘発したりすることはないですが、
間接的に、ストレスに弱い体になりやすい
(ビタミンC不足による) ということ。
強いストレスを受けると、
ストレスを跳ね返す力が弱っていたら、
回りまわって、尿酸値が上がりやすい、
痛風発作を起こしやすい、
ということになってしまうのです。
でも、まあ・・
煙草を吸う人が禁煙するのは至難の業ですから、
(禁煙外来に通院する、という方法もありますが)
手っ取り早いのは、サプリでも何でもいいから、
ビタミンCを充分に摂取することですね。