2022年11月7日月曜日

痛風 手足が冷たい

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◆ 冬の痛風対策

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痛風の人にとって、暑い夏も大変ですが

(痛風発作が多発する季節なので)

秋が過ぎて冬が到来して、寒くなって来ると・・・

これはこれで、また大変だったりします。


なんで?


痛風発作が一番多発する季節は、夏ですが、

次に多いのは、なんと年末年始。


これは、宴会、忘年会新年会など、

飲み会の多いシーズンであり、

同時に、暴飲暴食をしやすい季節でもあります。


これが痛風を誘発しやすい。

要注意ってことで。


でもね。

それなら、自分で、ある程度は注意できるでしょう。


そりゃあ、仕事の付き合いとかで、

飲まなきゃならないときも多いか、と思いますが、

なるべく暴飲暴食にならないようにセーブするよう、

心がければいいのですから。


え?

飲み会で、目の前にビールがあるのに、

飲むなっていう方が無理?


そこは、まあ・・・そこそこにしておいて。

食べる方もそこそこにしておいて。

付き合い程度にして、自制しましょう。


で、なるべくなら、

年末年始に痛風が出たりしないようにね。


・・・・・・・。


そういう話をしよう、

というわけでは、ないのですよ。


??


どういうこと?


冬になると、寒い季節がやってくるわけですが、

手足を触ると、冷たくなっていませんか?


これ、なんでか、わかりますか?


そりゃあ、もちろん、外気が寒いからですよ。

こんなに寒けりゃ、手足も身体も冷たくなりますよ。


痛風の人は、手足が冷たい人が多いとか、

低体温の人が多いとか、そういう話、

聞いたことないですか?


これね。

なんで冷たいか、というと

「血液」が関係しているのです。

いえ、もちろん、外気が寒いから、

というのが一番なのですが。


寒くなるとね。

血液は、手足などの末端には、

あまり血液を送らなくなるのです。

内臓など、人体にとって

最重要なところに血液をためてね。


で・・・

温かい血液が送られにくくなってしまった

手足などの末端は、

どうしても冷えてしまうわけです。


温かい血液を手足にジャンジャン送ってしまうと、

冷たい手足のせいで、せっかくの温かい血液が

冷えてしまうわけです。


で・・・

心臓など、内臓に血液が戻ってきたときには、

その冷えた血液をもう一度、温めなきゃならない。

そして、その温めるときに、

余計なエネルギーがいる、ということ。


そんなことに「力」を使うくらいなら、

大事な内臓を冷やすくらいなら、手足のような末端を

テキトーにしておいても、死んだりしませんから、

内臓に血液を温存するわけです。


ところが、これも一長一短というか、

内臓に血液を集めるのはいいのですが、

あまり一所に集めて血液を動かないようにしてしまうと、

今度は血圧に関係する。

すなわち、血液量が増えて血圧が上がってしまうのです。


ですから、本当は、やっぱり、寒くても

全身に血が巡っている状態が望ましいわけです。


でね。

痛風の、痛風発作の遠因となるのは、

血液中に尿酸が過剰になって、

血液に溶けなくなるくらい飽和状態になって

(尿酸値 7.0mg/dl以上)体内の関節などに、

結晶化した尿酸が蓄積するから、なのですが。


その「尿酸結晶」ですけどね。

身体の・・・どこにでも沈着、

蓄積するわけじゃないんです。


体内の「比較的“冷たい箇所”」に

溜まりやすい性質があるんですよ。


つまり、足先(足の親指の付け根の関節とか、

足の甲とか、アキレス腱とか)

が冷たいと、より、尿酸結晶が溜まりやすく、そして、

より、痛風を起こしやすいわけです。


だから。

普通、冬場は痛風発作は、あまり出ません。

たいていは、春から夏が多発する季節です。


冬に痛風が出る人は、年季の入った、

痛風になって20年とか、

30年とか・・・本格的な人ばかり。


生まれて初めて痛風が出たよ、というような人は、

通常、冬場に痛風発作が出ることはありません。

でるなら、夏です。


で・・

実際に発症するのは、夏場だとしても、

冬の間に、尿酸値が高い人が手足も冷たくて・・

というような人は、知らないうちにドンドン

尿酸結晶が溜まっていっている、のかもしれません。

これが夏の痛風発作の布石となるのかも。


じゃあ、どうすりゃいいの?


お勧めは「歩くこと」。


歩いて血流を良くする。

そして、筋肉を動かすことで筋肉が熱を帯びます。


筋肉の中には無数の毛細血管が流れていて、

運動の発熱によって温められた血液が全身を巡り、

体温を上げてくれるわけです。


もっとも、ちょっと歩いた程度では、すぐに

身体も冷えてしまうかもしれませんが、

その地道な「積み重ね」ですから。



歩けば「筋肉も増えやすい」ですし、

いったん、筋肉がついてしまえば、

低体温にもなりにくいです。


痛風対策というには、あまりにも消極的なように

思えますが、普段の日常生活でも充分、

実行可能ですから、

ぜひ、歩くようにしてください。


ビールを我慢しろ、とか、

粗末なものだけを食べろ、とか

そういうことを言われるより、

よっぽど実行しやすいでしょ?


痛風対策、痛風改善法といえば、

プリン体の多い食事の制限ばかりが言われていますが、

それもモチロン、重要ですが、普段の生活で

自分ができること、実行可能なことを

一つ一つ積み重ねていくのも悪くないです。


特に冬は、歩けば身体が温まりますしね。


歩きましょう!

2022年11月6日日曜日

痛風 黒酢 酸性尿

 黒酢の話なんかせずに、痛風のことを書け、

と叱られそうですが、

関係ないようで、ちょっぴり関係あるのです。


世の中には、黒酢の恩恵として、

ダイエット効果、美肌効果、疲労回復効果・・

なんていう人もいますが、

そんなことはどうでもいいのですよ。

なにせ、こちとら、痛風ですから。


でもね。

やっぱり、さまざまな効果があるんです。

それは黒酢に含まれている含有成分のおかげ、

ともいえます。


ペプチド→血流を良くするする効果。

アミノ酸→血液サラサラ効果→血圧の安定と抗酸化作用。

クエン酸→乳酸(疲労物質)を分解、尿をアルカリ化。


おっ・・尿のアルカリ化ですか?

尿がアルカリに傾くということは、

尿の中の尿酸が溶けやすくなり、

体外への尿酸の排泄がスムーズに行くのです。

つまり、尿酸は大部分が尿に溶けて排泄されますからね。

(尿酸は腸経由で便からも少々、排泄されます)


でもね。

なんで黒酢効果うんぬん・・というかというと、

要は不足しているからなんです。

普段の食事で充分足りている人は、

こんなもの (すみません)

飲む必要はありませんから。


何も黒酢じゃなくても、野菜や海藻、酢の物なんかを

たっぷり毎日食べている人は、それほど

黒酢は必要じゃないハズ。


肉や魚を食べるなら、野菜が大好き!

ワカメやヒジキは、一番好き!


・・そういう人は、もうすでに尿は

アルカリに傾いてるかもしれませんよ。


そして、そういう人は痛風じゃないかもしれませんし、

もし、そうでも、きっと痛風発作の出る回数とかは

少なめでしょうね。

すなわち、尿酸値もそんなに高くなっていない、と。


尿をアルカリ化は大切です。

酸っぱいものが苦手な人は、

黒酢のサプリメントでもいいから、

野菜ジュースでもナンでもいいから、

尿が酸性尿になりすぎないように

気をつけた方がいいように思います。


2022年11月5日土曜日

痛風 年齢

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◆ 子供でも痛風になるのか?

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一昔前まで、痛風というのは中高年が罹病するもの、

と考えられていました。


ですが、今では、どんどん若年化が進んでいて、

痛風に罹病する中心は30代です。

20代の若者でも、増加の一途で、

それどころか、今や、高校生でも尿酸値が高い、

中学生でも尿酸値を気にしているような時代に

なりつつあります。


そのうち、小学生の痛風とかも、ある?


「小学生の痛風はあるのか」→ありません。


痛風発作というのは、ある日、突然

発症する・・と思われがちですが、実は

そうじゃなくて、潜伏期間じゃないですが、

長い年月が必要です。


尿酸値 7.0mg/dl以上の人を高尿酸血症、

高尿酸血症の人が一度でも痛風発作を起こしたら、

その人やその症状を痛風、というのですが、

なんで「尿酸値 7.0mg/dl以上」なのかというと、

尿酸値 7.0mg/dl以上で血液中の尿酸は、もう

溶けなくなってしまうから、です。


溶けなくなった尿酸は、体内の関節などに

結晶化して蓄積し始めます。


そして、少しずつ沈着し続けた尿酸結晶は、

ある日、ついに関節などに溜まりきれなくなって

剥がれ落ちてしまいます。


その剥がれ落ちた尿酸結晶が、

白血球が異物と認識して攻撃開始。


そして、あの痛みの元となる成分が発生してしまい、

強烈な激痛の痛風発作が起こるのです。


でもね。

そうなるまでには・・・一説に、10年かかる、

とも言われています。


10年・・・ですか?


これも個人差があって、たとえば、

尿酸値 7.0mg/dlと尿酸値 14.0mg/dlの人では、

体内に尿酸結晶が溜まるスピードが違います。


10年で尿酸結晶が飽和になるところが、

5年で、そうなってしまうかどうかはわかりませんが、

少なくとも、尿酸値の高い人の方が

早いペースで尿酸結晶が蓄積していく、

と考えられます。


つまりね。

一昔前までは、中高年にならないと痛風にならない、

と言われていた時代では、今ほど

ハイペースで尿酸結晶が蓄積していかなかった、

と考えられます。


なんで?


一番、妥当なのは、いわゆる、

食事の欧米化、飽食の時代になったこと。

つまり、おいしいものが

たくさんある時代になったから、でしょ。


あと、昔の人ほど、体を動かさなくなった、

というか、世の中、車社会、電車の発達とかで

運動不足になった (?) 。


というわけで、痛風になる年齢、世代が

どんどん下がっていく傾向にあるようです。


あと、もう一つ。

尿酸ってのは、体内の代謝の最終老廃物なのですが、

全年代で同じような量の量産が

作られているわけじゃないんです。


赤ちゃん~子供の頃は、体内で作られる尿酸の量も

少ないのですが、思春期の頃にかけて、少しずつ、

だんだん尿酸の量は増えていきます。

20代、30代がピークとしたら、

40代以降は緩やかに下降。

で、50代が過ぎて、60代になると、がくん・・と

尿酸の生成量は落ちるようです。

70代になると、作られる尿酸の量が減ってしまい、

あまり痛風発作など起こさなくなります。


このことから、考えるとね。

子供は痛風にならないのですよ。


体内の尿酸が結晶化して蓄積して、

痛風発作を起こすほど、

溜まりすぎるようになるのに、10年。


そして、低年齢層のうちに作られる尿酸量は、

大人より、かなり少ない。


ってことは、子供って「年、いくつ」なんですか。

まだ、尿酸が溜まりまくるほど、

人生、生きてないでしょ?


・・・ということ。


でも、かつて (昭和の時代?)

痛風になる中心の年代が中高年だったものが、

現在では、30代そして20代と、だんだん

若年化してきています。


その傾向から考えて、今度、10年20年経つと、

一昔では有り得なかった、高校生の痛風とか、

中学生の痛風とか、ホントに

頻発するようになるかもしれませんね!


あまり考えたくもないですが、

有り得ない話じゃありません。


痛風発作で学校を (歩けなくて)

休む生徒が多発したり、してね?


2022年11月4日金曜日

痛風の時こそビールを飲む

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◆ 痛風発作のときは、ビールは飲まない

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痛風発作のときこそ、足の痛いときだからこそ、

「ビールを飲む!」という豪傑がいるそうです。


スゴイ人もいますね。


痛風で足が痛いので、痛さのあまり、

「飲まなきゃ、やってられない」

・・というような弱腰(?)じゃなく、

「痛風くらいでビールをやめて、どーするのだ」

という 強気っぷり。


まあ、いろんな人がいますが・・


本当は、ね。

せめて、痛風発作の最中だけでも、

ビールは 止めた方がいいです。


プリン体ゼロのビールなら、

プリン体がないんだから、いいだろ?

と思うかもしれませんが、そんな問題じゃなくて、

ビールを飲むと、普通、尿酸値が上がります。


もちろん、プリン体が多く含まれているビールなら、

さらに尿酸値も上がるのですが・・


ビールを飲むと、体内に入ってきたとき、

アルコール解毒で分解されるときに、尿酸が生成されます。

飲む量が多ければ多いほど、尿酸はたくさん作られるので

尿酸値が比例するかのように上がってしまいます。


さらにビールには利尿作用があるので、

体内が水分不足になって、血中尿酸濃度が上がるので、

尿酸値も上がってしまいいます。


その上、乳酸が多く作られて、腎臓に溜まってしまい、

尿酸の排泄を阻害します。


と、まあ、

ビールは痛風に良くないことばかりのように聞こえますが、

悪いことばかりでもないです。


ストレス解消になりますしね。

(強いストレスは尿酸値を上げます)


それに、仕事が終わったあとのビールは

人生の活力です。


「痛風なら、ビールは止めましょう、禁酒しましょう」

なんて痛風の本には書いてありますが、まさしく

正論でしょうけど、

人間は、そんな・・本の通りには、簡単には

いかないです。


それでもね。

痛風発作の最中だけでも、ビールは我慢した方がいいです。

せめて、痛風発作の極期(ピーク時)が過ぎて、

患部の腫れや痛みがひいてきて、

だんだんマシになってきたなあ、

という程度になるまでは。


また、痛風発作が治まったらビールが飲める。


そう思うことで、つらくて痛い痛風発作も

我慢できる・・・かも?


2022年11月3日木曜日

コルヒチン 尿酸値

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◆ コルヒチン とは

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痛風の薬といえば、昔からコルヒチンが有名ですが、

残念ながら、コルヒチンを飲んでも

尿酸値が下がったりは しません。


コルヒチンとは、

尿酸値を下げる薬(尿酸降下薬)ではなく、

痛風発作が起こりそうな直前に飲むと、

発作を発症させることなく、

痛風発作を抑え込んでしまう薬です。


しかも、このコルヒチンには変わった特性があって、

飲む時期、飲むタイミングが肝要なんです。


痛風発作が起こりそうなときには、

起こる直前、もしくは数日前に

「痛風の予兆」「痛風の前兆」

などと呼ばれる自覚症状がある場合があるのです。


この「痛風の予兆(痛風の前兆)」とは何か。


痛風発作が起こる直前に、痛くなるであろう箇所に

(痛風の好発部位は、左足の親指の付け根の関節が多発)

違和感を感じる現象のこと。


この違和感、というのは、

患部が「うずうずする」とか「ちくちくする」とか

「ひりひりする」などと表現されていますが、

このウズウズ感、自分にしかわからない、妙な感覚が

痛風の前兆なんです。


この自覚症状が起こると、十中八九、

遠かれ遅かれ、痛風発作が起こるケースがほとんど。


じゃあ・・このウズウズ感が起こっているのにも関わらず、

指をくわえてみているしかないのか・・というと、

そこでコルヒチンなんです。


このタイミングでコルヒチンなんです。


今、飲めば、痛風発作を封じ込めることができる!


・・・それがコルヒチンという薬の特徴。


でもね。

コルヒチンの働きは、それだけ、なんです。

痛風発作を抑え込むだけ、の薬なんです。


それだけでも充分に効果的なんでしょうけど、

尿酸値がコルヒチンによって下がることはないので、

痛風の根本的な治療には ならない、と考えられています。


たしかに、その場しのぎに過ぎない、とか、

痛風の痛みや腫れを先送りしているだけ、

と言えなくもないですが、それでもね。

やっぱり、痛風発作は痛いですし、嫌ですし。


それに、痛風発作というのは、自分で発症する時期を

選択したりすることは「できない」ということ。

つまり、いつ出るかわからないのが痛風発作。


今、痛風が出たら絶対困る!

というときがあるでしょう?


明日、大事な出張があるとか。

大切な商談があるとか。

友人の結婚式があるとか。

マラソンに出場するとか。


困ったことに、そんなときに限って

痛風発作が出るのですよね。

出ちゃ困るとき、出てきて欲しくないときに限って。


これは偶然ではなく、

痛風とストレスが関係していることに起因しています。


強いストレスは尿酸値を上げる作用があるのですよ。


だから、ここぞ・・というときに限って、

痛風発作が出たりするのです。

知らないうちに、強めのストレスが 

かかっていたのでしょうね。


こういう肝心なときに、痛風発作が出そうになると

蒼ざめてしまいそうになりますが、

起こりそうになった痛風発作を

起こさせずに封じ込めてしまう薬は、この世の中に

「コルヒチン」だけです。


ただ、コルヒチンは強い薬ですので、

胃腸障害(下痢、吐き気など)の副作用を

起こすこともあるので、長期使用には 

ふさわしくありません。


むしろ、ピンスポットで、

本当に今、痛風発作が出ちゃ困る、

というとき「のみ」

使用するのがいいかな、と思います。


でも、いくらコルヒチンが痛風発作を

封じ込めてくれたところで、

コルヒチンには尿酸値を下げる効果はありません。


尿酸値を下げるには、やはり、

フェブリクやザイロリックなどの

尿酸値を下げる薬が必須。


尿酸値を下げる薬は、いくつもありますが、

これから飲むならば、やはりフェブリク錠かな、と。


フェブリクは40年ぶりに発売された痛風新薬ですからね。

尿酸値を下げる効果が大きく、副作用は少なめ、

と報告されています。


ただ・・

フェブリクは新薬なので、薬価が高い。

なんで高いか、というとジェネリックが無いから。

新薬なんで仕方ないかな、とも思いますが、

毎日飲む薬ですから、やっぱり安いほうがいいなあ、

と考えてしまいます。


でも、海外メーカーからは、フェブリクのジェネリックも

発売されていますからね。


フェブタズ(Febutaz)というのですが、現段階では

フェブタズ(フェブリク ジェネリック)を入手するには、

自分で個人輸入するか、個人輸入代行業者から

フェブタズ(フェブリク ジェネリック)を購入する、

というくらいしか 方法がないのが実情。


でも、いくらフェブタズ(フェブリク ジェネリック)が

格安・激安でも

自分用だけの使用にしておいてください。

個人輸入した薬を転売したり、他人に譲渡したりすると、

薬事法に違反することになるので、要注意です。

あくまで、自分が使うためだけにしておいてください。


フェブリクの入手は、基本的には

病院で診察を受けて処方してもらうというのが望ましいです。

こまめに尿酸値検査も受けられますしね。


定期的な尿酸値検査は、前回、前々回との数値の比較などが

できて、自分の尿酸値の推移を把握することができます。


順調に下がっているな、とか。

最近、尿酸値高めだな、とか。

ちっとも変わらないや、とか。


フェブタズ(フェブリク ジェネリック)を購入し始めると、

薬価が全然違うので、病院で処方してもらうフェブリクに

戻れない人も多いかもしれません。


こんなに薬価が違うなら、1ヶ月でどれだけ違うんだ、

一年間でどれだけの価格の差になるんだ、

とか考え出してしまって。


でも、病院に足が遠のいてしまうのは、

望ましいことじゃないかもしれませんので、

定期的な尿酸値検査だけでも継続するようにした方が

いいと思います。


2022年11月2日水曜日

フェブリクは2日に1回で良いか

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◆ フェブリクを毎日飲まない?

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フェブリク錠というのは、痛風新薬です。

尿酸値を下げる薬(尿酸降下薬)です。


フェブリクを飲もう、というくらいの人なので、

尿酸値が高い(尿酸値 7.0mg/dl以上)わけで。


で、フェブリクを飲んで、飲み続けたおかげか、

尿酸値は安定してきた(尿酸値 7.0mg/dl以下)、と。


ここで、考える人が出てくるようです。


2日に1回でも、いいじゃないのか。

尿酸値、下がったし。


フェブリクは、ザイロリックなどの

尿酸降下薬の従来の薬と違って、

1日に1回1錠で いい薬です。


でも、逆に言えば、毎日、1回は

飲まなければならない薬。


これが面倒くさい。

あるいは、毎日飲むと、薬代が高い。


単純に考えて、「フェブリク錠 20mg」を処方されても

ナイフやピルカッターで切って

(ナイフは切りにくい! 砕ける!

 切断した拍子に、どこかへ錠剤の半分が飛んでしまう!)

半分にして2日間に分けたら、たちまち

「フェブリク錠 10mg」が二つ、出来上がり。


薬代も半分で済む、ってわけで。


さらに、これを1日置きに飲めば・・・

ものすごい、薬代の節約になるじゃん!


日本の医療費も増加する一方だし。

薬代を節約することは、日本のためにもなる!


日本の医療費に貢献できるのかどうかは、

わかりませんが、こういう考えというか、

やり方は、あまり推奨できないです。


これをやり出すと、忘れるのですよ。

つまり、「飲む日」と「飲まない日」が

できるわけでしょう?


毎日飲むから、朝食後でも夕食後でも、

いつも、この時間帯の飲む、と決めているから、

忘れずに飲めるのです。

(それでも、忘れる人もいますし!)


飲まない日と飲む日を作ることによって、

「飲む日なのに忘れた日」というのが、いつしか

できてくる、と思います。


そうして、だんだん飲むのが面倒になってくる。

痛風発作が出ていないのなら、それこそ、

飲むのが、おっくうになるかもしれません。


フェブリクを飲んでいるからこそ、

尿酸値が低い水準(尿酸値 7.0mg/dl以下)に抑えられていて、

痛風発作が起こらずに毎日を過ごせているのかもしれません。


2022年11月1日火曜日

痛風 ティノスポラカプセル

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◆ 痛風 ハーブ

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「ティノスポラカプセル」って知っていますか?


ティノスポラカプセルって何なの・・・というと、

ハーブのサプリメントです。


“イボツヅラフジ”というハーブ

(東南アジアのツル性植物)を

成分として配合したもの。


っていうか、“イボツヅラフジ”って凄い名前ですね。

もうちょっと、マシなネーミングセンスは無いのか。


・・・って、そんなことより、

天然ハーブが、痛風に何の関係があるのか。


天然ハーブってのは、知る人ぞ知る効果があるようで、

アーユルヴェーダなどでも、

ハーブが使われているそうです。


アーユルヴェーダ(アーユルベーダ)ってのは、

古くから、インドやスリランカ地方に伝わる

伝統医学のこと。


で、天然ハーブってのは、

免疫を高める効果が期待できるらしくて、

さらに悪玉コレステロールの分解を促進したり、

糖尿病や、痛風、リウマチなどを改善する、

と言われているそうです。


一昔前(大昔?)、今ほど医学が発達していなくて、

今のような良い薬もない時代は、

こういう天然ハーブが薬代わりに

痛風治療に使用されていたようで。


天然のハーブですし、副作用もないですし、

そういう意味では悪くないかもしれません。


利尿効果も高い、ということですので、

尿酸の排泄を促進させる効果がある・・・のかな?


ただね。

私は、まだ、この「ティノスポラカプセル」という

ハーブのサプリを試していないのですが、

「ティノスポラカプセル」に限らず、

新しいサプリを試してみるときは、

口コミとか、人の意見・感想とか、

あまり信用しないほうがいいかも。


いえ、他人の意見なんて嘘っぱち、

というわけじゃなくて、ほら、

サプリメントの効果には個人差があるし、それに

他の人には大きな効果があっても、

自分が飲んでみて効果が無いのなら、

意味ないですしね。


けど、痛風である以上、

やっぱり尿酸値は下げたいですし、

試してみないことには、ホントに

効果があるのか無いのか、わからない。


私なら、まず一瓶(一箱)だけ、試しますね。


飲む前は期待も大きいし、運賃などの絡みもあって、

まとめ買いしたくなりますが、たとえ、高くついても

最初の注文は、お試しの一箱だけ。


で、届いたら、飲むにしても、


推奨の用法は、

「1回2粒×3回食事の前に」(1日合計6粒)


・・・となっていても、1回1粒だけ、にします。

半分ですね。


で・・・様子を見るわけです。


この様子を見る、というのは、

副作用のような体の変化がないか、とか

(天然ハーブなんだから、副作用なんか、ない!)

ホントに期待している効果が出ているか

(つまり、尿酸値が下がるか、とか)

飲むことで体調が良くなっているか、とか。


この「ティノスポラカプセル」を飲んでいたら、

免疫力が高まったのか、風邪を引かなくなった、

という話が耳に入ってきますが、これ、

ホントなのか、どうか。


・・・・その辺りを実感、というか、自分で

少量スタートで試してみるわけです。


で、1ヶ月ほど様子を見て、いけそうだったら、

いい感じだったら、

推奨量である「1回2粒」に増量する、と。


で・・

こんな感じで、一瓶あけるまで続けてみて、

効果を実感できたか、世間で言われているような

優れた効果が、自分にもあったのか、どうか。


その結果しだいでリピートするか、どうか。

もう、これっきりで、いいや、と思うのか、どうか。


自分が決めれば良いだけのことです。


ただ、この「ティノスポラカプセル」ってのは、

かなり安価です。


痛風サプリとして有名なアンセリンあたりと比べると、

激安、格安です。


ティノスポラカプセルの効果・効能ってのは、

いったい、どんなものか。

自分にも効果があるのか、痛風に良いのか、

尿酸値は下がるのか、どうなのか。


価格に釣られるわけでもないですが、

この値段なら、試してみるのも

悪くないかもしれませんね。


2022年10月31日月曜日

痛風 尿 アルカリ

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◆ 痛風 尿をアルカリ性に傾ける

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長年、夏場になると痛風発作に苦しんでいたり、

健康診断のたびに尿酸値が高い、と言われ続けていたり。


そういう人が一念発起(?)して、

尿酸降下薬(尿酸値を下げる薬)を飲むと、

効果てき面、大きく尿酸値が下がる場合が多いです。


ああ、やれやれ。

もう、痛風発作ともオサラバさ。


これからはビールを飲みまくるぞ!

焼肉、食べまくるぞ!


いえ、ちょっと待ってください。

フェブリクやザイロリックで大きく尿酸値が下がったから、

といって、急に生活習慣、特に食生活のパターンは

変えないほうがいいです。


ちょっとくらい手綱を緩めるなら、まだしも、

食べ放題、飲み放題ってのは、ちょっとね。


フェブリクやザイロリックは、尿酸値を下げる効果は

抜群かもしれませんが、ただそれだけの薬なんです。


つまり、

どんな病気も予防してくれる万能薬なんかじゃないわけで。


端的にいうと、

糖尿病になるかもしれない、ということ。

尿酸値が下がったからといって、食べ放題・飲み放題・

運動しない・生活不規則・・・とか、

そういうとをしていると、ね。


尿酸値が下がることで

確かに、痛風における合併症の予防

(高血圧や糖尿病、腎不全、心筋梗塞など)

には なると思いますが、やはり痛風改善の基本は、

いつの時代も「生活習慣の改善」ですから。


フェブリクで尿酸値が下がったから、といって、

急に生活習慣、食生活を変えないほうが良いと思います。


フェブリクは尿酸値を下げてくれるだけです。

急に健康になったわけでもありません。


あと、もう一つ。


フェブリクやザイロリックで尿酸値が下がるのは

ありがたいのですが、気をつけておかなければ

ならないことがあります。


尿酸は“尿に溶けて尿と一緒に”体外に排泄されるのが

大半なのですが、尿酸値を下げる薬を

服用することによって、尿酸の排泄量も増えるんです。


だから、尿酸値が下がるんですけどね。


で、それの何が悪いのか、というと、いえ、

悪いわけではないのですが、尿の中に溶けている尿酸の量が

増えるので「尿路結石」になりやすいのです。


尿路結石というのは、尿道・尿路などに尿酸の結晶が

まるで石のように溜まってしまい、尿の通り道が

塞がってしまうのです。


これが痛い。

この世のものとも思えない痛さ。


特徴として「背中から脇腹の辺り」に激痛が走ったり、

突然、血尿が出たり(尿路が傷ついている)、あるいは

尿が何も出なくなったり。


そういうときは、即、救急車を呼んでください。

恥ずかしいとか、そういうことを言ってる場合じゃないです。


それこそ、七転八倒の苦しみ。

痛風発作と尿路結石の両方を経験した人の話によると、

痛風発作よりも「尿路結石の方が遥かに痛い」のだそうで。


まさに「人生最大級の痛み」。


搬送された病院では、超音波で石を砕いたり、手術したりとか、

いろいろ手段はあるようですが、一番大切なのは、

尿路結石にならないように気をつけること、ですね。

つまり、予防ってやつ。


尿路結石の予防って、どうするの?


一番いいのはね。

尿に尿酸の量が増えるんだったら、

尿に尿酸が溶けやすくしてやればいいんです。


つまり・・・

尿酸は、アルカリ性の尿には溶けやすいけど、

酸性尿には溶けにくい、という性質を利用するんです。


ということは、

自分の尿をアルカリ性に傾けると、

尿酸は尿に溶けやすくなるので、尿路結石の予防にもなる、と。


さらに、尿酸が溶けやすいということは、

体外への尿酸の排出も促進されるので、血中尿酸濃度が下がり、

結果的に尿酸値も下がる、ということ。


じゃあ、どうすれば、

自分の尿をアルカリ性にできるの?


食生活が関係してくるのですよ。


ええと、たとえば、

肉や魚などの酸性食品と呼ばれている食品を多く食べると、

尿が酸性に傾く

(体が酸性になるのではありません。尿が酸性です)

のですが、野菜や海藻などのアルカリ食品を多く食べると、

尿がアルカリ性に傾く傾向があります。


だから、フェブリクやザイロリックを飲んで

尿酸値が下がった、と。


これは凄い、と肉ばかり食べてビール飲みまくっていると、

尿が酸性尿に傾いてしまう、ということ。

さらに、尿酸値を下げる薬のおかげで、

尿酸値が下がったのはいいですが、

尿中に尿酸も増えているので、そして、

その尿中に尿酸が溶けにくいと、尿路に蓄積して

尿路を塞いで(あるいは尿路を傷つけて)

尿路結石のリスクが高くなる、ということ。


ですので・・

本当は、フェブリクで尿酸値が下がったから、といって

肉食べまくり、ビール飲みまくり・・という生活をしていると、

あまり芳しくない、ということなんです。。。。。。。が!


でも、それが普通です。

人間ですからね。


フェブリク飲んで、尿酸値が大きく下がっているのに、

食生活で節制を続ける人の方が少ないような気がします。


誰だって、多少は気が緩みますよ。


じゃあ、何かいい方法はないの?


・・ということですが、

一番良いのは、やはり、肉を少なめにして

野菜・海藻を多く食べることかな、と。


でも、野菜は嫌い!

海藻も食べられない!


そういう人には、他に

クエン酸を飲むという方法もあります。


クエン酸は、尿をアルカリ性に傾ける性質がありますからね。

クエン酸を継続して飲むことで、

尿のアルカリ性に傾くことを促進させて、

尿酸の体外への排出を促してくれます。


2022年10月30日日曜日

痛風が左足右足交互にでる

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◆ 痛風 痛み ずっと

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痛風発作というのは、とてつもなく痛いものですが、

体のどこに出てもおかしくないです。


ですが、好発部位というか、やはり

一番多い発症箇所は、足です。

足先ですね。


足の親指の付け根の関節とか、足の甲とか、

踵(かかと)とか、アキレス腱とか、くるぶし とか。


でね。

その、足に出る痛風発作ですが、個人差はありますが、

左足に出る人が多いようです。


右足に出る人もいますが、どちらかといえば、

左足が多いかな、と。


ところが、左足に出る人も右足に出る人も、

痛風発作が出るときには、たいていはね。

右か、左か、どちらか、なんですよ。


なんで、左右同時に出ないのか。


これはね。

人間の体は、そうなっているから、です。


「左右同時に痛風が出てしまうと、歩けないから」です。



ふざけているわけじゃないですよ。

それに、片足だけに痛風が出ても

(痛くて) 歩けないですけどね。


人間は、太古の時代、

外敵に出くわすと「戦うか、逃げるか」

どちらかを瞬時に選択してきました。


歩けない、ということは、即、「死」を意味します。

襲われて食われて、終わりです。


人間の体は、自分の生存のため、

そうカンタンには

歩けなくようになっているのだそうで。


突然ですが、

鼻の穴が二つもあるのは、なんでか。

別に一つでも良いのではないか。


鼻が二つあるのは、一つが詰まってしまっても

呼吸ができるように、です。


両方の鼻の穴が詰まってしまうと、

人間は呼吸ができなくなります。


ところが、酷い風邪の場合、

鼻詰まりが酷く、

両方の鼻の穴が詰まってしまうときも

あります。


そんなときは、苦しいですけど、口を開けていたら

気道で呼吸できるようになっています。


人間の体は二重三重に防護装置のようなものが

働いていて、そう簡単には死なないように

なっているのです。


で・・・

左右交互に痛風発作が出る人の話。


こういう人は、痛風になってからの年月が長く、

そして 尿酸値が高く、体内に尿酸が結晶化して

蓄積している人です。


左足に痛風発作が出るから、といって、

右足には全然、尿酸結晶が溜まっていないわけでも

ないんですよ。


右足に尿酸結晶が溜まっているのなら、

左足にも溜まっているはず。


ただ、右足左足がいっぺんには出ないのですよ。


(本当の本当に酷くなってしまった場合は、稀ですが、

左右同時に痛風発作が出る場合もあります。

公式な言い方じゃありませんが

「同時多発痛風発作」などと巷では呼ばれています。

なんで、こんな「同時多発痛風」が起こるのかというと、

もう、体内の尿酸結晶の蓄積が限界に達するくらい

溜まっているから。

一箇所ずつ、痛風発作を起こして尿酸結晶を

ジワジワと溶かして・・

などとやっていると、間に合わないから)


で・・・

左足に痛風発作が出ると、痛いですが、

腫れていますが、そっと痛い箇所を触ってみると、

熱いはず。


体温の話じゃないですよ。

痛い患部が発熱しているのです。


それは、腫れあがっている箇所の内部で、

発熱によって尿酸結晶が溶かされているのです。

少しでも小さくなるようにね。


で、痛風発作の発熱で

ある程度、溜まっている尿酸結晶が

溶けて小さくなったら、

次へ行く、という感じなのですよ。


つまり、左足は、もう終わり。

はい、次は右足ね、と。


で、右足にも強烈な痛風発作。


い、痛いじゃないですか、

死ぬほど痛いじゃないですか!


でも、こんなに痛い痛風発作でも

炎症の発熱で、内部では少し尿酸結晶が溶かされるのです。

多少は、蓄積している尿酸結晶が溶けて小さくなるのです。


すると、痛みは少しは緩和して腫れも多少は

治まってきます。


すると、左足→右足、と来た痛風発作が、また、左足に

戻ったりしてね。


つまり、

左足→右足→左足と、また戻ってくるわけです。


ここでね。

不安爆発なわけですよ、当人にすると。


いったい、いつになったら終わるのか。

痛風が終わったと思ったら、また再発!?

この終わりのない痛みは、いつ終わるのか!?


でもね。

左足→右足→左足、と来て、二度目の左足は

一度、ある程度、痛風発作の発熱で

尿酸結晶を少し溶かして小さくしてありますから、

二度目は、一度目ほど痛くはないです。


そして、比較的、短い期間で終わります。



結局、痛風発作の痛みというものは、

体内に

「どれだけの量の尿酸結晶が溜まっているか」なんです。


痛風発作は痛くてツライですが、

発作の発熱で尿酸結晶が溶けて小さくなってきたら、

いずれは終息しますから。


左右の足が連続して痛風発作が起こり続けると、

いつまで続くのか、と不安な気持ちになりますが、

終わりの無い痛風発作はないので、もうしばらくの辛抱ですよ。


2022年10月29日土曜日

ロキソニン飲み続けるデメリットは?

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◆ 痛風  ロキソニンのデメリット

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ロキソニンというのは、消炎鎮痛薬。

つまり、痛み止めの薬ですね。


歯痛、頭痛、生理痛から痛風発作まで、幅広く、

痛み止めとして使用されています。

ちなみに、ロキソプロフェンというのは、

ロキソニン錠の後発薬(ジェネリック医薬品)です。


数年前まで、病院の処方箋がなければ入手できなかった

処方薬だったのですが、今では解禁されていて、

一般の薬局などでも市販されています。

(ロキソニンSなど)


で、ロキソニンのデメリット。


ロキソニンのマイナス面としては、「副作用がある」

ということです。

どんな薬にも副作用はつきものですが、どの程度なのか、

ということですね。


ロキソニンはね。

長期使用していると、高血圧になる可能性があります。


なんでか。


ロキソニンには血管を収縮させる作用があるので、

一時的に血液の通り道が狭くなってしまいます。


狭い通り道であろうが なかろうが、血液は

酸素と栄養分を乗せて運んでくれるので、

体の隅々まで送り届けなければならないので。


狭くなってしまった道を通り抜けるためには、

強い圧力で押し出さねばならない。


で・・

心臓のポンプは、血液を体の隅々まで送り届けるために、

強い力で血液を押し出すわけです。


これが、つまり、「血圧」ということ。

より強い力で押し出さねば、体のいたるところの細胞に

血液が送られなくなると困るので、高い血圧、

つまり、高血圧にしてでも血液を強く送り出すのです。


でも、これは

ロキソニンによる一時的な高血圧なので、

長期使用でない限り、そんなに心配いらないと思います。


それから、有名な副作用が胃腸障害。


胃のムカムカ感。

吐き気。

下痢。


ロキソニンで血便というケースは、

あまり、聞きませんが、

大量に飲むと胃に穴があく

(いわゆる、胃潰瘍) 可能性もあります。

一度に10錠飲んだ、とかね。


1回で10錠も飲んだ、バカじゃなかろうか、

と思うかもしれませんが、

いえ、気持ちはわかりますよ。


痛風発作なんて、本当に痛いですから。

1錠飲んだだけでは効かないくらいですから。


でも、胃のためには大量に飲んじゃ駄目。


あと、ロキソニンは

腎臓への血液の流れも減少させます。


腎臓は血液から尿を作る臓器ですので、

腎臓への血液供給が減ってしまうと、

作られる尿も減少。


痛風の場合、尿酸をできるだけ排出したいのですが、

尿酸の排泄の大半は尿です。

(便もありますが、少ないです)


痛風なら、できるだけ水を飲みましょう、

トイレ(尿の排せつ)の回数を増やしましょう、

というのは、そこなんです。


ところが、腎臓への血液が減少していると、

尿酸の排泄にも影響がある、ということ。


じゃあ。

ロキソニンなんか、飲まない方がいいのか。


私は痛風なので、痛風発作のときしか、

ロキソニンを飲んだことはないのですが、

もし、世の中にロキソニンがなかったら、

激痛・苦痛は、どれほど大きかったことか。


ロキソニンが無ければ、仕事にも行けない日が

何日あったことか。


痛み止めに限らず、薬には副作用があって、

体には良くないことは充分、わかっています。


でも、ロキソニンのおかげで

痛みや腫れが緩和されて、少しは楽になったことが

何度もあって、幾度と無く助けられています。


何事もそうですが、メリットとデメリット、

良い面も悪い面もあって、一概に

ロキソニンが良くない、とか

言い切れるものではないと思います。


ただね。

飲み方には気をつけた方がいいです。


病院で処方してもらうと、

「朝昼夕 1回1錠 毎食後」などと書いてありますが、

つまり、1日3錠まで、ということですよね。


痛風発作の痛みは、あまりにも激烈なので、

ロキソニンを飲んでも痛みが完全に消えることは、

まず、ないです。


痛みが緩和、和らぐ程度です。


要するに、ロキソニンを飲んでも、まだ痛い。

だから、みんな、飲む量を増やすのですよ。


けど、そのロキソニンの飲み方は、

胃に良くない、ということ。


「毎食後」というのは、胃に何か食べ物の入った状態で

胃腸障害の発現を防ぐための飲み方ですから。

これは守ったほうがいいですね。


でも、都合よく、食後に痛くなってくれればいいですが、

痛みというのは、待ったなしで来る場合も多いです。


そのときは、牛乳を飲むとか、ヨーグルトを食べるとか、

蛋白質系の食べ物、飲み物で胃に膜を張ってから

ロキソニンを飲むと、多少はマシです。

胃が守られますからね。


あと、よく聞くのが、長期に

ロキソニンを飲み続けている。

それほど痛くなくても、

予防的にロキソニンを飲み続けている。

痛くなると嫌だから、痛くならないように

毎日かかさず、ロキソニンを飲む、という方法。


これはね。

なるべく、止めた方がいいです。


ずっと飲み続けていると、体に体性ができて、

ここ、というときに、もう薬が効かなくなる、

とか言いますし。


本当に痛いときだけ、飲む。

ある程度、痛みが我慢できる程度になったら、

もう飲まない。


私は、そういう飲み方をすることにしています。

これがベストなのか、どうなのかは、わかりませんが。


2022年10月28日金曜日

コーヒーと痛風と女性の相関性

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◆ 女性でも痛風になる!

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日本では、痛風に罹病している人の

99パーセントは男性だ、と言われています。


ところが。

近年では、だんだん事情が変わっていて、

若い女性でも尿酸値が高い人が増えています。

昔は、女性の痛風は閉経後の高齢の女性が多かったのですが。


これはエストロゲンという女性ホルモンが減少するためです。

エストロゲンは尿酸値が上がるのを抑制する効果があるため。


若い女性でも尿酸値が高い人は、強いストレスなどで

ホルモンバランスが崩れているケースが考えられています。


これも時代の流れなんですかね。

昔は (今も?) 痛風は男が罹病するもの、と

相場が決まっていたのですが。


この女性の痛風についてですが、

「“コーヒーと痛風と女性”の相関性」

について研究した人がいて。


外国 (ボストン大学&ハーバード・メディカルスクール) 

ですが、なんと・・・9万人という人数の、

「女性の看護師の食習慣と健康状態の関係」

を調査したのだそうです。


その追跡期間が、なんと、26年間!

9万人を26年間!


よくもまあ、こんな長期間の調査を。

しかも、これだけの大人数を。


あんたは、ヒマか。


・・・・いえいえ、そうではなくて。


で、その26年間の結果は、どうだったのか。


結果は、やはり、

「珈琲を毎日のように飲む人のほうが、

全然、コーヒーを飲まない人よりも、

痛風発症リスクは低い」

のだそうです。


つまり、コーヒーを日常的に飲む人の方が、

痛風になりにくい、という結果だったわけで。


ただ、その・・なんていうか、あくまで

コーヒーは嗜好品ですから。


痛風治療の薬ではないわけ、です。

わかっていることですけど。


だから、

珈琲を飲んでいるから、

生活習慣の改善なんかしなくても良い、とか。

コーヒーを飲んでいるから、

痛風の薬なんか飲まなくても良い、とか。

そういうわけじゃありませんけどね。


ただ、飲まないよりは、珈琲を飲む人の方が、

痛風が発症するリスクを低く抑えることができる、

というだけのこと。


まあ、それでも珈琲好きの人なら、

好きなコーヒーを飲んでいるだけで、

痛風予防にもなるし、おいしいし・・一石二鳥かも。


ただし、

コーヒーで痛風改善を期待できるのは、

砂糖などが入っていないヤツね。

ブラックとか、そういうのね。


砂糖などの糖分が体内に入ると分解されるときに

尿酸が生成されますし、また、肥満になると

内臓脂肪が尿酸値を上げるホルモンのような物質を

分泌してしまいます。


・・・って、女性の場合は

体質的に「内臓脂肪があまり つかない」ので

大丈夫かもね。


男性 → 内臓脂肪

女性 → 皮下脂肪


・・の傾向があります。


皮下脂肪なんて言われると、女性の人は

嫌な気持ちになるかもしれませんが、

本当は違うのですよ。


男性は皮下脂肪があまりつかない代わりに、

内臓の脂肪がつきやすく、内臓の機能が低下したり、

病気になりやすいんですよ。


女性は、脂肪は皮下脂肪に蓄えられやすいので、

逆に、内臓脂肪はつきにくい。

だから、ある意味、皮下脂肪のおかけで

内臓は守られている、と言えなくもないです。


男性が早死に傾向があるのに、女性は

長寿の傾向があるのは、

少なからず関係あるとか、ないとか。


って、そんなことより、コーヒーの話でした。


コーヒーは痛風改善に効果がある、と考えられていますが、

微量ではあまり効果が期待できず、さらに

砂糖などの甘いコーヒーでは相殺されて、効果薄。


また、牛乳にも尿酸排泄促進効果がある、

と考えられているので、お勧めは

「“甘くない” 珈琲牛乳」というところでしょうか。


あまり、おいしくなさそうですけどね。