2024年1月12日金曜日

痛風発作の歴史は、とてつもなく古い

まったくどうでもいい話で恐縮ですが、

痛風発作の歴史は、とてつもなく古くて。


古代ギリシアのヒポクラテス、という

お医者さんの痛風の記述が有名ですが、

さらにもっともっと古くて、エジプトのミイラからも

尿酸塩が発見されているとか。


ミイラに尿酸塩が沈着しているということは、

このミイラの本人は痛風だった、ということ。


贅沢しすぎですよ、こんな時代に。

庶民は食べるものも、ロクになかったでしょうに。


まあ、ミイラになるくらいだから、

結構なご身分の人だったんでしょうね。


痛風は贅沢病と言われて久しいですが、

今、平成の飽食時代では、贅沢病なんかじゃないです。

普通に食べて、普通に生活していても、

痛風体質なら、痛風になってしまいます。

むしろ、生活習慣病ですからね。


そして、そこには遺伝による体質とか、食生活、

運動不足、肥満、ストレス・・さまざまな要因が

絡み合います。


でも、大きな理由の一つは、

何不自由なく、食物が手に入る、ということです。


不景気で収入減だとか、仕事が減ったとか、

よくある話ですが、

それでも、今日の夕食に食べるものくらいはあります。

贅沢をしなければ、ほそぼそとでも生きていけます。

充分生きていけます。

栄養失調で餓死した・・とかいう話は、

新聞の載るくらいです。

まず、滅多にありません。

これが飽食の時代です。


昔、昭和の時代は子供達は、みんな痩せていて、

水っ洟(みずっぱな)を垂らしていました。

それが普通でした。


今、そんな子供達、見ないでしょう?


水っ洟を垂らす、ということは

それは栄養状態に関係があるそうです。

今はみんな、食べるものに困らないですからね。

子供の糖尿病予備軍とかもいるくらいですから。


こんな時代に痛風体質の人は受難の時代ではありますが、

自分で意識して、食べるものを、

食べる量を減らしていくしかないです。


これが意外に難しいんですよねえ。