一昔前は、痛風の食事療法といえば、
いかにプリン体を多く含む食品を食べないようにするか、
というのがポイントでした。
ですが、現在では徹底的なプリン体含有食品の排除よりも、
むしろ総カロリーの摂取制限の方に移行しているようです。
理由は、まあ、以下のような感じ。
プリン体が肝臓で分解されて尿酸になるのですが、
食事から摂取するプリン体は2割なのに対して、
体内で生成されるプリン体が8割だから。
そういうことが、ここ数年(10年くらい?)で
わかってきたから。
けれども。
だからといって、
ばんばんプリン体の食品を食べない方がいいに
決まっています。
ところがね。
おいしいのですよ。
プリン体を多く含む食品は。
肉とか。
レバーとか。
魚介類とか。
なんとか、これらを食べたいのですが、
何かいい方法はないですかね?
肉が好きな人は多いでしょうし、
食べられない、ということ自体が
ストレスになってしまいそう。
ストレスというのは、これまた、
痛風の要因の一つですからね。
じゃあ、どうすれば?
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「肉」を食べるなら、それ以上に「野菜」を食べる。
それ以上に「海藻」を食べる。
あるいは、「キノコ」を食べる。
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野菜・海藻・キノコはアルカリ食品でもありますしね。
尿路結石の予防にもなりますし。
しかも、低カロリーです。
「野菜」食べて「海藻」食べて「キノコ」食べて、
「肉」を少し食べる。
・・・こんな感じの食べ方なら、大丈夫なのでは?
よく焼肉とか食べに行ったら、
肉ばっかり食べている感じでしょ。
肉食べて、ビール飲んで、肉食べて、
ご飯食べて、肉食べて、ビール飲んで、肉食べて・・・
・・・こんな感じの食べ方は、
痛風体質の人には向いてないです。
とにかく、肉を少し食べたら、
それ以上に「野菜」を食べる。
野菜でカバーするみたいな感じですね。
でも、本当は、
肉がどうこう、野菜がどうこう、よりも、
痛風にとって、一番良くないのは『食べすぎ』です。
肉を食べるのにしても、野菜を食べるにしても、
「腹八分目」で。