痛風の民間療法に
「生タマネギを水にさらさず(生のまま)食べる」というのが
あります。
まるまる一個くらい、生のまま齧る、というものです。
水に晒さず、というのは
水洗いをしてしまうと、成分が流れ落ちてしまう
ということでしょうか。
民間療法というのは、医学的に必ずしも
検証されたものではないのですが、
これは効果があるぞ、といつの間にか
自然に広まってしまった療法のことです。
その効果たるや、
痛風発作を発症させた初日に、これはイカンとばかりに
生タマネギをまるまる一個かじったら、
次の日には嘘のように治まった人もいる、とか。
ホントなんですかね?
・・というわけで、去年の夏、自分でも
毎日、実際にタマネギを食べて試してみました。
タマネギを丸々一個、食べるということは
これは中々、ツライことでした。
いえ、タマネギを好きな人もいるでしょうが、
それは、例えばドレッシングをかけたり、
オニオンスープにしたり、
なんらかの調理を施した玉ネギでしょう?
生で丸齧りの玉葱がおいしい、と思う人は少ないのでは。
玉葱は、あれで結構、刺激物ですから、私の場合、
何日目からかは喉が痛くなり(食べすぎです)、
ある時期からは涙が出てくるし、なにかの苦行のようでした。
で、肝心の効果は、というと、
去年の夏は、(甲斐なく?)痛風発作が出てしまいましたからね。
なあんだ、効果なし?
ただ、痛風発作が出たのは出たのですが、
例年より、痛みの程度、腫れの度合いはマシでした。
まあ、マシであろうが、出たことは出たわけなのですが。
これは、玉ネギのおかげで比較的軽く済んだのか、
それとも、何か他のおかげなのか、
あるいは、たまたまなのか。
結局、タマネギの効果はよくわからなかったというか、
あまり自分では実感できませんでしたが、
まあ、個人差がある、ってところなんでしょうか。
・・・・・・・・・。
タマネギの良いところは、安価なところです。
スーパーでお手軽な価格で販売されていますからね。
それに昔から、タマネギは
血液サラサラになる、といわれていますから。
たまねぎを食べたから、といって不利益はないでしょう。
ところで、今の季節(春先)、「新タマネギ」、
あるいは「春タマネギ」というものが店頭に並び始めています。
これらは表皮が白い、白っぽいことが特徴です。
去年にとれたものは、茶色っぽい表皮ですからね。
一目瞭然です。
また、店頭でも「春タマネギ」と表示にポップをつけて、
チカラを入れて売っているようです。
タマネギは秋から冬にかけて、だんだんとカラくなってしまい、
とても生では食べれたものではないです。
喉がヒリヒリして、辛さにノドが負けてしまいそうです。
冬場の間は、なかなか生タマネギは食べられずにいたのですが、
この春タマネギは新タマネギですからね。
甘みも増えて、カラさは、だいぶんマシです
(辛いことはカラいですが)
夏場の痛風発作の発症しやすい季節にそなえて、
今から生タマネギを食べようか、どうしようか、と考え中です。
考え中といえば、聞こえがいいですが、
なんか・・・生タマネギには躊躇する理由があるんですよねえ。
やはり、タマネギは調理するからこそ、おいしいんですから。
白っぽい、今年の春タマネギは去年に収穫されたものよりも
高めの価格設定になっていますが、甘みや辛味が違うので、
どっちかというと、新タマネギの方がおススメです。