キャッツクローってのは、
直訳すると「猫の爪」って意味です。
このネコのツメが痛風発作に効果があるって?
で、さっそくですが、近所の猫をこっそり後ろから近づいて、
がばっ、と捕まえて、ふぎゃ~~ッ!、
と嫌がる猫を無理やり「爪切り」で・・・え?
違う?
ハーブですよ。
葉の付け根に棘があるらくして、
それが「猫の爪」に似ているそうで。
で、このハーブ。
なんで、痛風に効果なの?
キャッツクローは炎症に効くらしいのです。
つまり、リュウマチや関節炎に効果があるなら、
痛風発作の症状も一種の関節の炎症ですからね。
発作の痛みや腫れを緩和するのではないか、と。
つまり、薬用植物ってヤツですね。
あと、抗炎症作用の他に、免疫強化作用もあるんだとか。
アマゾン先住民の人達は、大昔から、
このキャッツクローを薬草として
長年使い続けていたそうです。
アマゾンといえば、私の中では
(アマゾン=通販大手)なのですが・・
え?
誰も聞いてないって?
ペルーのアマゾン、熱帯雨林のあたりの話です。
ただ、現地の人達の伝統的な薬草としてだけではなく、
多くの民族で医療用として使われている
薬用植物だそうです。
う~ん・・でもねえ。
このキャッツクロー。
名前はカッコいいですが・・・副作用とか、大丈夫?
ハーブというと香りが良く、
健康に良いイメージがありますが、どうしてどうして。
“炎症”が治まるのですよ?
炎症というものは強烈ですよ。
それが治まるのですから、
どんな成分が入っているんだろう、と考えてしまいます。
ところが。
WHO(世界保健機構)は、
キャッツクローのことを“副作用のない抗炎症剤”と
認めちゃったらしいのです。
う~ん・・・WHOがそういうんなら、そうなんでしょう。
副作用はないんでしょう。
天下のWHOがデタラメは言わないでしょう。
でも、ホントかなあ???
・・・・・・・・。
痛風に適用が考えられるのは、
抗炎症作用、鎮痛作用です。
つまり・・この、キャッツクローを飲んでいたら
痛風発作が起こらないのではなく、
痛風発作が起こってしまったら、
痛みや腫れ、発熱などを緩和させる、
という効果が見込めるようです。
(実際に、自分が飲んでみて試したわけではないので、
ホントかどうかはわかりません)
普段、このキャッツクローを飲んでいるからといって、
尿酸値が下がる、というような効用はないようです。
(そりゃ、そうでしょう)
ただ・・このキャッツクローに限らずですが、
痛風発作が、体内に溜まりすぎた結晶化した尿酸を
患部の発熱により(痛みと腫れは伴いますが)、
溶かそうとするものだ、ということは
忘れないでください。
つまり、
体が痛風発作を起こして、関節などに沈着した
尿酸結晶を溶かそうとしているのに、
なんらかの人為的なものを服用することにより、
それを阻むわけです。
おかげで痛みは治まり、腫れも引いてきて、
歩けるようになって大助かり。
ああ、もう痛風発作はホント、こりごり。
でも、腫れあがり熱を帯びた患部は、
冷や水を浴びせかけたかのように
無理矢理、沈静化されたのです。
体内に溜まりすぎていた尿酸結晶はドコへ行きましたか?
どこにも行きゃしないです。
そのまま、熱によって溶けずに沈着したままです。
溶かさなきゃいけないタイミングだったのに、まだ、そこに
依然として存在しているのです。
本来ならば、痛風発作など出ないように、
尿酸値が上がり過ぎないよう、
普段から気をつけるべきなのですが、
生まれつきの体質など難しい面もあるので、
中々うまくいかなかったりします。
痛風発作が出てしまったものは、しょうがないです。
痛いのは嫌ですが、歩けないのは困りますが、
関節にタマり過ぎた尿酸結晶がこのままじゃヤバイ、
内臓にまで溜まってしまうとマズイ、ってことで
痛風発作が起こるのです。
キャッツクローを試してみるのも良いと思いますが、
なんで体が痛風発作を起こすのか、という理由を
頭の片隅にでも入れておいたほうがいいと思います。