2022年10月16日日曜日

痛風 治った 会社 辞めた

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◆ 痛風 退職

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痛風になって、歩けなくなって

だんだん会社に居づらくなって退職した、と。


ですが、会社を辞めたところで、やっぱり

次の仕事を探さなきゃならないわけですので、

根本的な解決をしないことには同じことの繰り返しです。


たとえば・・

営業とか、運送業とか、よく動く仕事、よく歩く仕事から

転職してデスクワークの仕事をする、というのは

難しいと思うのです。


今までの経験、ノウハウ、キャリアがありますからね。

転職はしても、普通は以前にしていた仕事の同業を

選択することが多いのでは。


全然、違う職種を選ぶとゼロからのスタートですからね。

やる気があれば、何とかなる、とは言っても

やっぱり難しいですよ。


それにね。

デスクワークは動かない仕事、歩かなくてもいい仕事、

と思いがちですが、それでも通勤のとき、

歩かなきゃなりませんし。

まあ、このご時世ですので、

リモートとかありますが。


車通勤の人でも、乗り降りのときに歩きますし、

そもそも、足が痛かったら、運転も おぼつかないです。


若い人には「痛風で会社を辞めた」なんて言っても、

ピンと来ないと思いますが・・・


尿酸値が高い人(高尿酸血症)には、2パターンあって、

「痛風発作が出る人」と「痛風発作が出ない人」

があるのです。


どちらも尿酸値は高いのですよ?

(尿酸値 7.0mg/dl以上)


だのに、

“痛風が出る人”と“痛風が出ない人”がいる、ということ。


う~ん・・何なんでしょうね。

どこが違うんでしょうね。

やっぱり体質でしょうか。


で、尿酸値 7.0mg/dl以上なら、

血液中に尿酸が溶けなくなるのは、

“痛風が出る人”も“痛風が出ない人”も同じですから、

知らないうちにジワジワと尿酸結晶が

体内に溜まっていくのも同じ。


でもね。

“痛風が出る人”は、しだいに痛風発作を起こす間隔が

狭くなってきて、そして、

痛風発作をいったん起こしてしまうと、

なかなか回復しなくなるのです。

痛風が長引くようになってくるのですよ。


そうなってくるには、何十年もの長い年月が

かかるのですが・・


2~3年に一度、夏だけに起こっていた痛風発作が、

やがて毎年、夏になると痛風が出るようになり、

そのうち、季節は関係なく、1年に

何度も発症するようになって、だんだん、

1年のうちで歩けない月の方が多くなってきたり。

(個人差があります。誰もが そうではありません)


こうなってくるとね。

仕事に影響が出てくるのですよ。

会社、行けないですから。

歩けないですから。


痛風だから、痛風発作が出たから、と休んで

会社を解雇されることはないでしょうけど、復職して

出社したら “刺すような視線” を浴びたりね。


足を引きずって、歩きにくそうに歩いていたら

「まだ、歩けないのですか!」

とか言われてたり。


でね。

なんとなく、会社の居心地が悪くなってきて、

辞めるのですよ、会社を。


会社なんか辞めても、世の中に

他の会社は無数にありますが、

転職すると、収入が落ちる可能性があります。

っていうか、

転職して収入が増える人は少ないんじゃないか、

と思います。


だから、いろいろと気に入らないことがあっても、

なんとか、今のところ (会社) に

踏みとどまったほうがいいかな、と。


で、対策。


痛風で1年のうちに、ほとんど歩けない、とか

痛風で半年歩けない、とか

そうなってくると、痛風の薬 (尿酸値を下げる薬) を

飲んだほうがいいです。


尿酸降下薬に限らず、全ての薬には

副作用が大なり小なりありますので、

飲まなくて済むなら、そのほうがいいでしょう。


でもね。

こんなに長く歩けないと、日常生活に支障が出るし、

家族にも迷惑をかけるし、何より仕事が危ない。

解雇の可能性も出てくるし、そこまでいかなくても

減給なども有り得るでしょう。

やっぱり、影響が出てくるのですよ、痛風って。


仕事を失うと、経済的にも苦しいですが、

精神的にダメージを受けます。


ああ、どうしようって。


何ごとにも前向きな人は いいですが、

精神的な不安や心配事は腎臓に負担が かかりますので、

尿酸排泄が低下する恐れもあり、結果的に

尿酸値が上がってしまうという悪循環も有り得ます。


あまり、気にしないように しよう。


そんなこと言ったって、現実に仕事を失ったのですから。

平穏では いられません。


フェブリクやザイロリックなどの

尿酸値を下げる薬を服用すると、

飲み始めの数週間~数ヶ月は、かえって

痛風発作が誘発することがあります。


これは急に尿酸値が下がったため、変動により、

体内の尿酸のバランスが崩れたため。


なんで、痛風の薬を飲んでいるのに発作が出るんだ、

と疑心暗鬼になりがちですが、これは、もう

ある程度は仕方が無くて、誰もが通る道です。


でも、その時期を過ぎて、

尿酸値が低い水準で安定しはじめたら、

もう痛風発作で苦しめられることは無くなります。


もし、痛風が原因で

今の仕事を辞めなければ ならなくなった、と。


このままでは転職しても同じことの繰り返しだと思うので、

フェブリク (尿酸降下薬) を飲もう、と。


その場合でも、飲み始めて、すぐに転職するのではなく、

数週間は様子を見て、痛風発作が起こったなら起こったで、

それらが治まってから転職した方がいいです。


転職など、環境が変わるとスレトスを受けますので、

強いストレスは尿酸値を上げてしまうのですよ。


せっかく、転職したのに、また、

新しい職場で痛風発作が出た。

また、歩けなくなった・・

となると、意気消沈してしまいますからね。



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