2022年8月15日月曜日

タバコやめたら痛風

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◆ 喫煙と痛風

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「タバコをやめたら痛風になった」というのなら、

「タバコを吸えば痛風が治るのか」

と言われてしまいそうですが、

いったい、喫煙と痛風は関係があるのか、ないのか。


全く関係ないわけではない、という

歯切れの悪い言い方になってしまいそうですが、

喫煙&禁煙は、痛風に少しくらいは

関係がなくもない、ようです。


理由は、煙草に含有されている有害物質が

栄養の吸収を阻害するから。


「栄養の吸収を阻害」っていえば、

体に良くないイメージがありますが

(っていうか、実際に健康に良くないのですが)

痛風には、とっても好都合。


というのも、痛風になる人は、

たいてい高吸収体質の人が多いから。


「高吸収体質」というのは、

胃腸の性能 (?) が優秀で、同じものを食べても

他の人よりも、より良く、より多く

吸収できる体質の人のこと。


具体的に言うと、

体が筋肉質な人、すぐに太る体質の人。

特に「水を飲んでも太る」ような人は、胃腸の能力が

他人よりも高い、と考えられてます。


こういう人は、痛風になりやすい、

痛風体質とも言えます。


逆に、いつも痩せていて、

夏になったら、夏バテで何も食べられず、

つらく苦しい思いをして弱々しい人。


こういう人は、どちからというと、

低吸収体質です。

そういう人は、痛風とは無縁です (羨ましい!?)。


つまり、痛風は生まれつきの体質による要因が

大きいですが、それは・・何を食べるか

(プリン体の多い食品を多く食べているとか、

ビールを飲んでいるとか)

というのもありますが、食べたモノを

どのくらいの精度で吸収する能力があるか、

ということが 密接に関係しています。


・・・・・・・・・・・・・。


原始時代とかじゃなくても、江戸時代とかでも、

人類は、常に飢餓との戦いでした。

江戸時代も一部の特権階級以外は、常に

飢饉とか、飢えで苦しんでいて。


こんな時代には「痛風は なかった」はずです。


なんとかして、いかにして、

食べ物を口に入れるか、お腹一杯食べるか。

それが、即、生きることに

直結していた時代だったから。


でも、現代は飽食の時代で、そんなに贅沢しなくても、

常に食べ物は豊富にあります。


あまり「飢え死にした」とか、

そういう話を、あまり聞いたことがありませんしね。

たまに、飢え死にした人がいると、

テレビのニュースになるくらい。


江戸時代に、消化吸収能力の高い、

痛風体質の人がいたら、

少ない食べ物しか入手できない時代でも、

誰よりも 長生き 

できたことでしょう。


痛風体質、高吸収体質は、

長寿の体質ですからね。


ですが、食べ物が豊富にありすぎる現代社会では、

それが裏目に出ています。

痛風とか、糖尿病になったり、とか。


長い人類の歴史でも

「食べすぎで太ってしまう」というような時代は、

過去に ほとんどなかった

(支配者階級だけ) わけですから。


で・・・


そこで、煙草が、そういう過去の、江戸時代のような

食べ物が枯渇していた時代の再現になるのか、というと

さあ、どうなんでしょ。

よくわかりませんが、確かにタバコには

有害物質が含まれているので、

栄養の吸収を阻害するようです。


そういう意味では、タバコは痛風の人にとって、

もってこいのアイテムでは ありますが、

たばこが健康に良くないことは

誰もが知る周知の事実なので、

決して喫煙が推奨されているわけでは ありません。


でも、喫煙していた人が

タバコを止めたら、太った、とか。

たばこをやめたら、飯が うまくなった、とか。

煙草をやめたら、痛風になった、とか。


そんな話を聞いたことがあるので、やっぱり

煙草と痛風は (多少は) 関係あるのでしょう。


それでも、

煙草を吸うことは痛風に どうか・・ということになると、

痛風に良くても健康には良くないので、

やっぱり、禁煙がお勧め、

ということになってしまいます。


まあ、痛風を改善するために喫煙を始めた、

なんて人は いないとは思いますが、

禁煙できる人は、した方がいいかな、とも思います。


禁煙に失敗した人は、

「喫煙は痛風に良い効果があるんだから、まあ、いいか」

と、あまり悲観的にならずに自分を納得させましょう。




・・・・って、こんなことで、いいの??