痛風患者の年齢を見てみると、近年
どんどん若年化が進んでいると言われています。
現在の痛風の患者は国内で100万人程度いる
と言われています。
25年くらい前の患者の数と比較すると、
4倍も増えているといいます。
なぜ、これだけ痛風の患者数が
急上昇しているかというと、「痛風の若年化」が
関係しているから。
生活習慣が変化したことで、
若い人でも発症するケースが起きているのです。
最近では、20代で発症してしまう患者も
決して珍しくない状況だといいます。
痛風になるリスクを確認するためには、
血液検査が重要な意味を持ちます。
血液検査を受けると各種項目が出てきます。
その中でも尿酸が、痛風と密接な関係にあります。
血液検査を受けた時には、
尿酸値をチェックすることです。
もし、7㎎/dl以上であれば、
高尿酸血症と診断されるレベルです。
すなわち、いつ痛風が発症しても
おかしくない状態なのです。
20代の患者にとって厳しいのは、
健康診断を会社などで実施していても、
20代は尿酸値の検査をしていないケースの多い点です。
高尿酸血症になっていて、痛風の発症リスクがあっても
気付けずにそのまま放置してしまうというパターンも、
往々にしてあります。
そして、ある日急に足に激痛を感じたので
病院に行ってみると、そこではじめて痛風だ
と教えられるケースも少なくありません。
痛風は今や若者の病気と思った方が良いです。
痛風は基本的に、生活習慣の乱れが発症リスクを高めます。
栄養バランスの偏った食生活ばかりしている、
お酒をよく飲む、タバコを吸う、
ストレスのたまりやすい環境にいる、
これらの項目に思い当たる節のある人は
痛風対策を若くても行うべきです。
痛風を発症する危険因子を取り除くように
努力してください。
いきなり激痛が襲うという患者が多いですが、
実は前兆があります。
一般的に、足の指の所に何とも言えない
むずむず感があるとか、関節の疼きを感じる、普段
はいている靴が何となく
自分の足にフィットしていない感じ
がするなどは、痛風の前兆の症状といわれています。
これらの症状はさほど気にならないかもしれませんが、
この後猛烈な痛みが襲ってくるかもしれないと
理解しておくべきです。
20代でも痛風の可能性はあると認識する所から
始めてくださいね。
生活習慣に気をつけて、こまめに尿酸値検査をしましょう、
ということですね。
簡単そうですが、なかなかできないことですので、
意識して実行してきましょうね。