2022年5月27日金曜日

痛風とロキソニン 

「風が当たっただけでも痛みが起きる」

などと言われている痛風ですが、本当に痛風とは、

風が当たっただけでも信じられないような痛みが襲ってきます。

本当に発作が起きると、動けなくなるような痛みなのです。


万力で締め付けられているような痛みで、

拷問を受けているかのような感じです。

病院に行くと、お医者さんはロキソニンを

処方してくれたりします。


ロキソニンとは、非ステロイド性抗炎症剤の一種です。

痛風は、足の指などに炎症が起こり、

これが強烈な痛みを引き起こします。

この炎症はプロスタグランジンという物質が

体内で生成されることで、発生します。

ロキソニンには、このプロスタグランジンの生成を

抑制する効果があります。


このため、痛風発作によってもたらされる腫れや

強烈な痛みを和らげられるわけです。

ロキソニンは痛風以外にも、関節リウマチや変形性関節症などの

関節に起きる炎症を治療するときに使われる傾向があります。


ロキソニンは1回1錠服用しますが、

1日3回服用するようにお医者さんから指導されたりします。

3度に分けて服用することが大事です。


と、いうのも

たまたま1回服用をし忘れた患者がいたようで、

その人が忘れた分を取り戻すために

一気に3錠服用してしまったというのです。

ロキソニンのような非ステロイド性抗炎症剤は、

服用する量が多くなると

副作用を引き起こすリスクが高まるようなので、

必ず決められた用量・用法を守るべきです。


ロキソニンは、副作用のリスクは

さほど高くはありません。

しかし人によっては、

腹痛や嘔吐、食欲不振、胃のあたりの不快感、

発熱などの症状を起こします。

先ほど紹介した過剰摂取をしてしまうと、

胃腸炎を起こしてしまうこともあります。

そのほかには、服用すると

眠気を催すというケースも見られます。


このような副作用が起きた場合には、

いったん服用を中止して

このままの用法で服用を続けてもいいのか、

医者に相談してみると良いです。


また高齢者の場合、服用するときには

医者に上で紹介した用法・用量とは

別の指示が出される可能性もあります。

その場合には、医者の指示に従って服用すべきです。

その他にも、心臓病や肝臓病のような

持病を抱えている人が服用する場合も、

医者から個別の指示のなされる可能性があります。


ロキソニンを服用し続けると、

発作の持続時間や痛みの度合いは軽減されます。

発作が起きている時には、

本当に耐え難い痛みが襲ってきます。

また一種の時限爆弾のような感じなので、

いつ起きるかもわかりません。

まずは、とにかく医者の診察を受けてください。


痛風発作の痛みは激痛ですからね。

ロキソニンで痛みは緩和されますが、

あくまで痛みどめの薬は対症療法ですので、

発作の痛みが治まったら、何か対策を立てましょうね。