2022年5月28日土曜日

痛風&冷やす

痛風の痛みは半端なレベルではありません。

夜中寝ているときに発作が起きると、

ぐっすり眠っていても飛び起きるレベルの痛みです。


夜中だと、病院はどこも開いていませんし、

とにかく眠ろうとしても

眠れないほどの痛みが襲ってきます。

もし、日中に発作が起きたとしても、

激痛で歩くこともままならなくなってしまい、

病院にすぐにはいけないでしょう。


このような痛風の発作がある日突然

襲ってきたときにどうすればいいかですが、

とにかく患部を冷やすことを心がけてください。

患部が冷やせるのであれば、氷でも水でも構いません。

とにかく冷やすことです。


そもそもなぜ痛風の発作が起きるかというと、

関節に尿酸ナトリウムという結晶が

たまることが関係しています。

この結晶がたまると、私たちの白血球は

異物と認識してしまうのです。

そうすると攻撃をするために炎症が起こり、

とんでもない激痛が襲ってくるわけです。


炎症を起こしたところを鎮めるためには、

とにかく冷やすことが大事です。

水や氷の他にも、湿布薬があれば、

湿布薬を貼って冷やす方法をとってもいいです。

コールドスプレーや塗り薬の湿布薬もあります。


しかしこれらは冷やす時間が長続きしません。

水を使って冷やすのであれば、

バケツや風呂桶などを用意して水をためます。

そこに足を突っ込んでおけば、長時間

継続して患部を冷やせます。

氷を水の中に入れれば、なかなか水も

温まらなくなります。

特に患部の所に熱を帯びているのであれば、

冷やすように心がけてください。


その上で、患部は心臓よりも

高い位置に持っていくのが理想です。

湿布薬や氷嚢で冷やしているのであれば、

心臓よりも足を高く上げられるのではありませんか?


患部が心臓よりも低い位置にあると、

静脈が拡張しやすくなります。

その結果、うっ血しやすくなりますが

心臓よりも高く持ち上げていれば、

拡張が鎮まるので鎮痛効果が

さらに大きくなるわけです。


もし座布団やクッションが手元にあれば、

それらの上に足を乗せて横たわっていれば、

心臓よりも足が高くなるはずです。

私は眠っているときでしたが、運悪く

仕事をしているときに発作が起きるケースも

十分考えられます。


デスクワークをしているときに

激痛に見舞われたのであれば、

行儀は決してよろしくないですが、

患部を机の上に乗せるようにしてください。

冷やしていなくても、これだけで

だいぶ痛みは治まってくる可能性があります。


これらの対処法は、あくまでも

痛風発作が起きたときの応急処置だと思ってください。

痛風の抜本的な治療ではありません。

上で紹介した方法で、症状が鎮まるのを待ってください。

そして動けるようになったところで、

専門の医療機関に行って医者の診察を受けることです。

早めに適切な診察を受ければ、治療によって

痛風をしっかりと治せる可能性も高まります。


痛風発作が突然起こると、患部を冷やせばいいのか、

温めればよいのか、迷うかもしれませんが、

痛風発作は炎症なので、冷やすほうが良いです。