痛風の初期症状として
痒みが生じる場合もあります。
痛風の症状は3つの段階に分かれており、
初期症状、本格的な症状発症、
症状が引いていくという3段階に分けられます。
トータルで2週間程度続きますが、
初期症状は2~3日、本格症状7~10日、
引いていくのが2~3日のような期間になっています。
初期症状は程度としては軽度ではあるものの、
痛風ではよく注目される段階です。
早めの対処が痛風には大切になってくるためです。
痛風で生じる痒みは、体の関節部分に多く生じます。
痛風の原因となっているのは尿酸という物質ですが、
これが体の関節部分の軟骨に
ダメージを与える事で症状が生じます。
関節部分は人の体に多くありますが、
特に生じる事が多いのは足の指や甲の部分などです。
多くの場合、痒みだけでなく、炎症や痛み、腫れなども
一緒に合わせて生じます。
程度としてはどれも比較的軽いですが、
そのまま放っておくと本格的な症状に発展し、
一気に激痛に変わる事になります。
痒みだけだと痛風を疑いにくいですが、
炎症や腫れなどは比較的痛風と見分けやすい症状です。
足の指や甲に痒みとともに赤みが見られたり
腫れにより関節部分が膨らんでいる場合は
気を付けましょう。
足の甲は面積が広いので赤みも甲全体に広がり、
見た目にも異常を察知しやすいです。
足の指も赤みや腫れが虫さされなどでは
ないような形で生じるので、違和感を感じたら
痛風を疑ってみると良いでしょう。
また、膝や足の裏に出る事もあります。
足の裏は特に痒みを感じると
普段の生活でも気になる事は多いです。
初期症状として痒みや炎症、腫れなどが出た時に
気を付けたいのはそのままにしないという事です。
気になる症状が出たら
普段の生活習慣も合わせて振り返ってみましょう。
不規則な食事や睡眠が多くなっていると思ったら
痛風かもしれません。
痛風は食べ物から取り込まれたプリン体が尿酸に変わり、
その尿酸が体に蓄積される事で起こります。
不規則な生活は尿酸が溜まりやすくなるため、
思い当たるものが
あれば痛風の可能性がより高くなります。
私はここでそのままにしてしまったため、
急に痛みが発症して
とてもつらい思いをしました。
なるべく事前に予防や対策をしておく事は
とても大切です。
初期症状の段階で気付けたら、
本格的な症状が発症するのを
止める事ができる場合もあります。
また、止めるまではできなくても
痛みを軽減する事ができます。
痛風の痛みは体感してみないと
分からないと思いますが非常に強い痛みです。
そのため、発症を止められるにこした事はありません。
初期症状で
よく使用されるコルヒチンという薬があります。
コルヒチンは本格的に症状が発症してからの効果は
薄いですが、初期症状には
大きな効果を発揮してくれる薬です。
ただし、服用は必ず
医師の診断に従って飲むようにしてください。