痛風の初期症状の期間は2日から3日間ほどで、
その後、本格的な症状が1週間前後発症します。
初期症状では体の関節部分に炎症や痛み、
痒みなどが生じますが軽度の場合も多いため、
痛風と気付かずに
そのままにしてしまうという方もいます。
痛風の症状は激痛なので、できれば
なるべく早く対処するのがお勧めです。
特に出る事が多い部分としては
足の指の関節部分です。
痛風を発症する多くの方がこの部分に
初期症状を感じたという方が多く、
約7割が足の指からとなっています。
その他は足の甲や足の裏などもあります。
どの部分に出るかは個人差がありますが、
基本的には
赤みや炎症、痛み、痒みといった症状が出ます。
痛風の原因となっているのが尿酸という物質ですが、
この尿酸が溜まりやすい所がこの関節部分なのです。
特に足の指の関節部分は複雑な形をしており、
尿酸が集まって結晶を作ると
より溜まりやすくなるため、
痛風が起こりやすいと言われているのです。
痛風の初期に気付けた方は
本格的な症状の前に対策をしていく事ができます。
激痛を感じる前に、必ず
病院に行って診てもらいましょう。
初期症状を感じて2日か3日あるので、
すぐに行って薬を処方して貰えば
本格的な症状の前に間に合わせる事ができます。
上手く効果が出れば本格的な症状が発症するのを
食い止める事ができますし、そこまでは行かなくても
大きく痛みを軽減する事ができます。
仕事などが忙しいかもしれませんが、
痛風の恐れがあるのでという話をすれば
理解して貰える方も多いでしょう。
医師からはコルヒチンという薬を
処方して貰える場合が多いです。
コルヒチンは痛風の初期症状に
とても効果的としてよく知られている薬です。
本格的な症状が発症してからでは遅く、
初期症状の段階だからこそ効果のある薬です。
1錠飲めば良いので比較的簡単に
予防をしておく事ができます。
心配だからと沢山飲むのは止めておきましょう。
副作用が出る恐れもあります。
初期症状の期間が終わったら
本格的な症状発症に移っていきます。
激しい痛みが来るので薬で抑えて
安静にしていましょう。
日頃からできる事としては、
水を飲むという事が挙げられます。
水を飲むと体内の老廃物が
尿として排出されやすくなりますが、
痛風の原因となる尿酸も尿から排出されます。
そのため、尿酸値が高くなってきて心配
という方や最近食事が偏っているという方は、
水を多く飲むようにすると
病気などの予防をしていく事ができます。
もちろん生活習慣の改善も大切です。
なるべく肉類などの脂分を
多く含んだ食事は避ける事と、
ビールはプリン体という
尿酸を作り出す元になっている物質を多く含むため、
飲み過ぎる事の無いよう気をつけましょう。