日常生活の中で真っ先に行う必要がある痛風対策が
食生活の改善です。
つまり尿酸値を上げる原因となる
プリン体の摂取をできるだけ控えること。
どうしても仕事上の付き合いなどで
思ったように実行できない面もありますが、
ビールはできるだけ避けて蒸留酒を飲むようにするとか、
できる範囲内で食生活の改善と尿酸値のコントロールを
するのが望ましいです。
そんな食生活での痛風対策で
注意が必要だと言われているのは
健康に良いと言われている食品が
必ずしも痛風対策に役立つとは限らないこと。
それどころか痛風には
マイナスになってしまうこともあるのです。
世は健康ブーム、さらにメタボリックシンドロームが
気になって仕方がない人も多いでしょう。
わたしも偉そうなことはいえません。
健康対策のために健康的な食品を食べた結果、
かえって尿酸値が増えてしまう、
なんてことも考えられるのです。
その代表格がレバー。
レバーといえば
ビタミンとかミネラルがたっぷり含まれている
というので人気があったり、
疲労回復・滋養強壮にピッタリだというので
衰えが気になる中高年の方々の健康対策に
よく勧められていたりしますが、レバーには
プリン体が多くて痛風の人には
適さないと言われています。
そんな健康によいように思えて
じつは尿酸値を上げてしまう食品のひとつに
スルメがあります。
イカのスルメです。
噛めば噛むほど味がしみてくるおなじみの食品。
正直な話、栄養なんて
ほとんどないように思えるスルメですが、
プリン体の含有量が多い侮れない食品です。
お酒のつまみに食べている人なんかは
知らず知らずのうちに
痛風の原因になってしまっているかもしれません。
なお、スルメだけでなく魚介類の干物全般に
プリン体の含有量が多いので気をつけましょう。
ただ、確かに
プリン体の含有量が多く含まれている食材ですが、
よく考えてみれば
そんなにしょっちゅう食べるものでも、
大量に食べるものでもありません。
それにお酒のつまみにスルメを食べると
食事の量が減るかもしれません。
食べるのに時間がかかりますしね。
結論として、スルメを食べることに関しては
それほど神経質にならず、
たしなむ程度で良いのではないでしょうか。