痛風発作は、“足の親指の付け根の関節”
に発症するのが有名ですが、
「膝」にも発症することがあるようです。
だいたい、痛風発作というのは、
「膝から下」の箇所に出るのです。
手ならば、「ひじから先」の箇所。
これは・・・
適当な例えかどうかはわかりませんが、
家の「ゴミ」を捨てるときに
「家から遠いところ」へ捨てるでしょう?
家の真ん中に捨てたりしません。
捨てたことになりませんから。
普通、家の外に出します。
ゴミ捨て場に出します。
家から、なるべく遠いところへ捨てます。
(ヘンなところに捨てたら、怒られますが)
ゴミと一緒にしたら怒られるかもしれませんが、
痛風発作の原因の尿酸結晶も
内臓から遠いところに溜まります。
溜まりきれなくなると、
内臓にも溜まる場合があるので、
これはちょっと怖いです。
あと、体の中で比較的、体温の低い部分。
それから、良く使う関節、あるいは
体重のかかる関節。
子供や若いうちは体温が高めなので、
手足も温かいですが、
年をとるにつれて、
手足の血行が悪くなりがちです。
つまり、手足の体温が下がるのです。
年をとるにつれて、
今まで以上に尿酸結晶がたまりやすくなり、
痛風発作が起こりやすくなります。
「膝」に発作が出てしまうと、ある程度
治まるまで歩けないと思います。
ただ、ありがたいことに「膝」に発作といっても、
「両膝」がいっぺんに
発作が出ることはありません。
絶対とは言い切れないかもしれませんが、
まず、ありません。
もし、出るならば「左膝」に発作が出て、
ある程度治まってから
「右膝」に出る・・というような感じになると思います。
理由はわかりませんが、人間の体は
そのようになっているのです。
両膝に一度に発作が出てしまうと、
「本当に歩けなくなるから」です。
人間の体には“見えない防御装置”みたいなものがあって、
なぜかしら、そうなっているのです。
「ヒト」が進化する過程で
失ったものも多いかもしれませんが、
生存するために必要なものも失わずに備えている、
ということなのかもしれませんね。