2022年1月18日火曜日

アンセリン 尿酸値 下がった

 アンセリンという成分が、

さまざまな健康や美容で

効果を発揮してくれるのではないか

ということで注目されています。


アンセリンとはイミダペプチドの一種で、

動物の骨格筋の中に含まれる

β‐アラニンとメチルヒスチジンという

2種類のアミノ酸が結合している物質です。


ちなみに、私たち人間の筋肉の中にも含まれています。

アンセリンは、長時間連続して

体を動かす動物に多く含まれています。


たとえばマグロやカツオのような

広範囲を回遊する魚とか、渡り鳥のような 長時間

翼を動かし続けないといけないような種類の筋肉に

多く含まれます。

このように長時間運動を続けられるのは、アンセリンに

疲労予防や疲労回復サポートの効果が期待できるから

と みられているのです。


そしてもう一つ、

尿酸値を下げる効果も期待できるとして注目されています。

尿酸値の高い状態が続くと、痛風という

足などに激痛をもたらす発作が起こりやすくなります。


尿酸がなぜ体内でできるかというと、食事の中に含まれる

プリン体を分解するときに生成されるからです。

アンセリンにはプリン体の分解を抑制して、

再利用する働きのある酵素を増やす効果があります。

このため、尿酸ができにくくするわけです。


尿酸は尿によって排泄されるので、

プリン体を過剰に摂取しなければ

一定のレベルで尿酸値は保たれます。


尿酸値を低くするためには、尿で

いかに尿酸を排泄するかが重要なカギになります。


そしてアンセリンには、乳酸を減らす作用があります。

乳酸は体が疲れていると体内に溜まりやすい物質で、

乳酸が多く溜まると尿酸の排泄を邪魔してしまいます。


アンセリンの効果で乳酸を排除することで、

尿酸をスムーズに排泄できます。

この2つの作用によって、アンセリンには

尿酸値を下げる効果が期待できるのです。

しかも ただの仮説ではなく、

この仮説を実証できるような実験結果も出てきています。


尿酸値は6.5㎎/dl~8.0㎎/dlの成人男性31人を対象にして、

実験を実施しました。

7.0㎎/dlを超えてくると高尿酸血症と診断され、

痛風のリスクが高まります。


実験対象の男性はいずれも、尿酸値は高めです。

この31人の被験者をプラセボという

偽薬を飲ませたグループと

アンセリンを飲ませたグループに分けました。

プラセボを飲んだグループの尿酸値は下がらず、

むしろ上がったのに対し、

アンセリンを飲ませたグループは

2週間後から尿酸値が実際に下がったのです。


最初の尿酸値の平均が7.19㎎/dlだったのが、

2週間後には6.97㎎/dlになって

高尿酸血症の基準より下になりました。

その後も摂取させたところ、さらに

尿酸値は下がりました。


このようにアンセリンには、尿酸値を下げ

痛風の発作を予防する効果が期待できます。

マグロやカツオに多く含まれているので、

できるだけ多く食べた方がいいような感じがします。


しかし、マグロやカツオはアンセリンが含まれる一方、

プリン体も多く含まれます。

せっかくの尿酸値を下げるアンセリンの効果も、

プリン体によって相殺される恐れもあるわけです。


また毎日同じ食材を食べ続けるのも味に飽きてしまって、

現実的ではありません。


そこでアンセリンを摂取し続ける方法として、

サプリメントを使った摂取がおすすめです。

サプリメントであれば、毎日どこでも手軽に摂取できます。

携帯できるようなサイズなので、旅行や出張した場合でも

滞在先で摂取し続けることも可能です。


しかもアンセリンが凝縮して配合されているので、

小さな1粒でも大量の成分が含まれています。

いくつかのメーカーから

アンセリンの配合されたサプリメントは販売されています。

尿酸値が高いといわれた、痛風が心配という人は

アンセリンのサプリメントでまずは対策を初めてみるのは

いかがですか。