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ザイロリックからフェブリクに切り替える
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長期にわたって、痛風の薬といえば、
ザイロリックが有名でしたが、最近では、
40年ぶりの痛風新薬が開発・発売されたことから、
主役は、フェブリク(フェブキソスタット)
に変わりつつあります。
長年、ザイロリックを飲んでいた人も、
フェブリクに服用を切り替えた人が多いのではないでしょうか。
ところが、フェブリク
(フェブリックと呼ぶ人もいますが、正しくはフェブリク) は、
痛風新薬ですので特許期間が切れていなくて、まだ
ジェネリックは ありません。
ですが、国内ではジェネリック医薬品はなくても、
特許制度のない海外では、
すでにフェブリクのジェネリックが
製造販売されています。
それが、フェブタズ(Febutaz)。
フェブタズには
「フェブタズ80mg」と「フェブタズ40mg」がありますが、
どちらもフェブリクの(海外生産の)ジェネリックです。
さて・・・
フェブリクには、ザイロリックよりも新薬なだけあって、
多面において優れている、と考えられてます。
具体的には、
尿酸値を下げる効果が大きく、しかも副作用が少ない。
さらに、一日に数回
服用しなければならなかったザイロリックに比べて、
フェブリクは一日一回一錠の服用でいいのです。
これは、もう・・
ザイロリックを飲み続ける意味は、あまりない、
と考える人がいても、おかしくありません。
痛風の人は、長年、痛風に苦しんでいる人ほど、
腎臓が弱りやすいです。
つまり、
尿酸が結晶化して腎臓に目詰まりを起こしてきたりして、
腎機能が低下してくるのです。
腎臓は肝臓と並んで、
体内の内臓で重要な臓器があるばかりではなく、
“沈黙の臓器”と言われるくらいですから、自覚症状なんか、
ありません。
何年、何十年も先に、気が付いたら、
腎機能が低下していたりね。
怖いです、ホント。
本当に腎臓が悪くなってしまうと、
腎不全(痛風腎)になってしまい、
そうなると人工透析のお世話にならなきゃなりません。
透析治療になっても、昔と違って死んだりしませんが、
それでも患者や家族の負担は大変なものです。
ザイロリックの弱点は、
腎臓が悪くなってしまった人には、腎臓に負担がかかるので、
もう、ザイロリックを服用できなくなることです。
その点、フェブリクは複数の代謝経路を持つので、
腎臓が悪くなった人でも
フェブリクを飲むことができるのです。
ザイロリックを飲みたいのに(尿酸値を下げたい!)
腎機能が低下しているので、飲めなかった人には
フェブリクは朗報と言えるかもしれませんね。
ただね。
フェブリクにも欠点はあります。
新薬なので、薬価が高い。
そこで、なんとか、もっと安く
フェブリクを入手できないのか。
通販などでフェブリクを入手できないのか、
と探し求めて、
海外生産のフェブリクのジェネリック(フェブタズ)
に辿り着く人が増えているようです。
たしかに、
フェブリクのジェネリック(フェブタズ)は激安ですが、
個人輸入となると、税関の手続きとかが、やっかいなので、
通常は個人輸入代行業者から購入することに。
ただし、一度もフェブリクを飲んだことがない人には
お勧めできません。
まず、きちんと病院で診察を受けて、
医師の指導を受けて、フェブリクを一定期間
服用するのが望ましいです。