豆腐というのは、高たんぱく質であり、なおかつ
低プリン体食品という、
痛風体質の人には、もってこいの食品なのに、
なぜか、食べない方が良い、と考えられているようです。
なんで?
大豆が原料だからですか?
これを食べなきゃ、何を食べるんでしょう?
肉や魚の方が、豆腐よりも
ずっと良いと考えているのでしょうか?
そもそも、ぶっちゃけた話、
「痛風に良い食べ物、痛風に良くない食べ物」
という選択肢自体が
一昔前の痛風改善法なんです。
そりゃあ、食べ物には気をつけた方がいいですよ。
肉をガンガン食べていたり、ビールをバンバン飲んでいたら、
しっぺ返しを食らうのは自分ですからね。
でも、近年では
「尿酸の生成は、食べ物からが2割。
体内で生成されるものが8割」
ということがわかってきています。
これにより、
一昔前みたいな徹底的な「高プリン体食品排除」を
推進することは少なくなっています。
むしろ、食べたいものを食べないことのストレスの方が
影響あるだろ、みたいな。
なにを食べるか、何を食べないか、より、
どっちかというと、
「お腹いっぱいに食べ過ぎない」ことの方が
重要だったりします。
しかし、そんなことは
私が痛風になりたてのころ、
30数年前に教えて欲しかったです。
食べたいものもあまり食べずに過ごしてきた
数十年を返せ~、といっても、
食べたい放題にしていたら、今頃きっと、
もっと重篤な病気になっていたでしょうね。
痛風だけでも大概、ヒドイ目にあっているのに。
さて。
話は変わりますが、豆腐に限らず、
食事というものは、
とにかくバランスが重視されています。
肉が好きだから、肉ばっかり食べる・・というのはダメで、
野菜も食べて、お米やパンなどの炭水化物もとって、
多くの食品の種類を食べることが望ましいです。
一説には、30品目、なんていわれますが、
食卓に30品目も並ぶ家庭は少ないんじゃないでしょうか。
あと、「痛風改善の食事のレシピ」なんて本を見ると、
低カロリー食品が多いですね。
食材としては
「キノコ、コンニャク、海藻、野菜」あたりが中心でしょうか。
でも、豆腐や肉も全然、
レシピに入っていないわけじゃないんです。
食べちゃいけないワケでもないんですね。
重要なのは、豆腐を食べるとか食べないとかじゃなくて、
一日3食、きっちり食事を摂ること。
そして、3食の合計カロリーで
「食べ過ぎない」ようにすること。
食事時というのは、
お腹の減っているときに来るものなので、
食べ過ぎない、という行動自体が難しいかもしれませんが、
痛風体質の人にとっては重要なことです。
私は、豆腐、食べますけどね。
豆腐が痛風に良くない食べ物、だなんて、
一度も思ったことは ございません。